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東方魔人黙示録〜番外編〜  作者: 怠惰のあるま
ちょっとした日常
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天邪鬼兄と橋姫さん

さぁ!四話目ですよ!

天邪鬼妹の恐怖の鬼ごっこの裏では天邪鬼兄は何をしていたのでしょうか?



天邪鬼妹が鬼ごっこという名の恐ろしい何かに襲われている頃...

天邪鬼兄はというと橋姫に連れられ地上に出ていた。朝早く半ば強引パルスィが誘った。さとりでさえ起きていない早朝だったため、ちょっと不機嫌だったがパルスィと二人きりで地上に行けるとわかり二つ返事で了承。

上機嫌で地上を散歩するアルマはふと、誘った理由を聞いた。


「別に...理由は特にない」

「本当にか〜?」

「私といる時は理由が欲しいの?」


少し悲しそうな目をする彼女に気づいてか気づかず、アルマは答える。


「...いらないな。何もしてない時でもパルスィとは一緒にいたいし」

「ならいいじゃない」

「でもさ...たまには理由が欲しい」

「わがまま...」

「わがままですよ〜!」


スタスタと先に進むアルマの後ろ姿をパルスィは小走りになりながら追いかけ、手を掴んだ。


「どうした?」

「今日...怖い夢見た...」

「うん」

「アルマが......どこを探してもいない夢......誰に聞いてもわからないって......凄く怖くて...泣いている内に目が覚めたの...」


今にも泣きそうな目でパルスィはアルマを見つめる。


「それであんな早くに起こしに来たのね」

「うん......」

「はぁぁ......そうだったら言えよ...」

「だ、だって...!」

「俺はいつでも側にいるよ。何があってもな」


パルスィの額にコツン...とアルマは額をくっつける。


「......ありがとう」

「ギヒヒヒ...!それじゃあ行こうか」

「どこ行くの?」

「ん〜...幽香達に会いに行くか?」

「そうね。たぶん映姫も来るだろうし」

「見てるから?」

「ええそうよ?」


クスクスと笑いパルスィはアルマの手を強く握った。



この二人は永遠に離れないです。

なぜなら......この二人だからです

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