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東方魔人黙示録〜番外編〜  作者: 怠惰のあるま
10年後の地霊殿
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嫉妬の日


とりあえずリハビリと使命感で書きました。

短いです。


やぁ、お前ら。俺だ。

この始まりも何回しただろうか。うん覚えてない。

まあそんなことはどうだっていいんだ。

今日は何の日かわかるな。

そう。パルスィの誕生日だ。この小説の設定上ではな!!

メタいと思った奴は静かにしようか。

して、何をしようかと思うと。プレゼントのネタが無い。

誕生日ネタ何回目だと思ってるんだ。流石に尽きてくるぞ。

しかし、どうしようか。


「兄貴。困った顔してるけど、どうしたの」


グッドタイミングだ。義妹の正邪が来てくれたぜ。


「おお、妹よ。パルスィのプレゼントどうすればいい?」

「直球過ぎない? まあ、姉貴だったら兄貴からのプレゼント全て大喜びだと思うよ」


ちらっと横に目を逸らしていった。


「だとしても今までにないプレゼントを渡したいわけよ」

「あたし達の感性は世間一般で下の下だよ」

「あ〜・・・・・」


というわけでさとり様。いいプレゼントないですか?


《誰かがお姉ちゃんって呼んでくれたら考えます》


めんどくさいなぁこの人。


「正邪ぁ」

「なに?」

「さとり様」

「ああ・・・わかった・・・」


用件を伝えることなく一言で伝わるんだよ。毎回さとり様はあんなだから。

正邪も慣れてしまった・・・いやこの場合は諦めてるって感じか。


「さとりお姉ちゃん助けて欲しいなぁ」


どこか死んだ顔をしながら正邪がそういうと待ってましたと言わんばかりに部屋の戸が空いた。そこには笑顔のさとり様が立っていた。いや、部屋の前にいたんかい。


「それでパルスィへのプレゼントでしたっけ?」

「はい」

「前回と同じでいいのでは?」


ニコニコと俺の横を見つめながら言った。


「味気ない」

「わがままですね」


だって、前回と同じだったら俺とパルスィが得するだけで読者のみんなつまんないと思うよ。

最悪の場合、このお話叩かれちゃうよ。


「でも、それ以外ないじゃないですか」

「ないの!?」

「パルスィはそっちの方が喜びますよ」

「はぁぁ・・・仕方ない。そうしよう」


プレゼントは俺だ作戦で今年も行くこととする。異論は認める。


「と、言うわけでパルスィ。プレゼントは俺です」

「よくもまあプレゼントを渡す相手の目の前で相談なんかできたわね」


うん。パルスィはずっと隣にいました。

気づいてたと思うけど、正邪とさとり様もチラチラとパルスィの方を見ながら発言してました。蔑んだ目で俺の事を睨みながら自分のプレゼントの相談を聞いてたのさ。


「だってパルスィ朝から俺の腕を離してくれないじゃん」

「プレゼントはあなたなんでしょ? なら大事にそばに置かなきゃ」

「え〜屁理屈」

「今日はあなたの全ては私のモノよ。文句は言わせないわ」

「わかったよ。今日一日君のものになりますよ」


そういうと、嬉しそうに笑いさっきよりも俺の腕を強く抱きしめた。

まあ、一日ぐらいはプレゼントになるのも悪くない。


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