天邪鬼妹と鬼ごっこの巻
なろうがとてつもない被害にあってようと!!わたしは毎日更新の名の下に投稿する!!
地底にて、今日は一人で外を散歩する天邪鬼妹。
そんな彼女が向かっている先は旧都であった。キョロキョロと誰かを探しているようだ。
すると、後ろから目を覆われた。
「だ〜れだ!」
「勇儀!!」
「せいか〜い!」
後ろを見ると子供っぽく笑う山の四天王と呼ばれた鬼。星熊勇儀が立っていた。
「どうかしたのかい?」
「バカ兄貴探してる」
「またいなくなったのか?」
「朝起きて見ると忽然と消えてた」
いつものように正邪は朝起きてアルマの部屋に向かう。すると、いつもなら寝ているはずの兄がいなかったのだ。
「本当に神出鬼没だな...」
「パル姉もいなかった...」
「あ〜......そういうことか。よし!今日はわたしと遊ぼうか!」
「本当!わーい!」
勇儀と遊べることがよほど嬉しいのか正邪はピョンピョンと元気に飛び跳ねていた。
「何がしたい?」
「鬼ごっこ!」
「はっはっは!わたしは手加減できないよ?」
「えへへ!絶対勝つもんね!」
その後、勇儀と鬼ごっこをした正邪は家に帰ると恐怖で震えていたという。
ずっとブツブツと何かを呟いており、よぉく耳を傾けると
【鬼ごっこじゃない...本当の鬼だ...】
と言っていたという。
鬼ごっこ?鬼と遊ぶんだごっこで済むわけないでしょう?