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東方魔人黙示録〜番外編〜  作者: 怠惰のあるま
ちょっとした日常
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キスメとぬえの追いかけっこ

命蓮寺に天邪鬼兄とともに訪れたキスメ。

することもなく命蓮寺の中を散歩していた。そんな彼女に未確認歩行少女が話しかけた。


「あれ、どうしたの?」

「あ...」


ぬえと初対面のキスメはどう接すればいいかわからず、その場から逃げ出した。


「ちょ!待ってよ!」


それを追うぬえ。

何故か命蓮寺の中で追いかけっこが始まった。

だが、桶の中でほとんど生活していたキスメに体力なんてものはほとんど存在しなかった。走り出して数十メートル。キスメの体力がゼロとなった。


「もう...ダメ...」

「はやっ!?」


はぁはぁと息を荒くし、足がもつれたキスメは廊下に倒れた。


「だ、大丈夫...?」

「む、むり...動け...ない...」

「ど、どどどうしよう!」


一人テンパるぬえは急いでキスメを自室に連れて行った。

とりあえず布団にキスメを寝かせたが、ぬえは頭を抱えていた。


「まだ苦しい?」

「う、ううん...落ち着いてきた...ありがとう...」

「い、いいよ気にしないで!それよりもアルマはどこに行ったの?」

「パルスィとデート...?」

「あの二人って仲良いの悪いの...?」


うーん...と首を捻り考え込むキスメ。ハッと目を見開くとポツリと呟いた。


「わかんない」

「わかんないのかい!!...ふふふ!あんた面白いね。僕は封獣ぬえ!」

「キスメ...」

「よろしくキスメ!」

「うん...!」


新しい友達ができて喜ぶキスメであった。

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