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第三話 俺、ライバル宣言されました。

 登場人物紹介


 ・みるく――ミケをライバル視する魔法少女。見た目は十七、八歳くらいだが、実は――。


 ・テュポン――みるくの使い魔である喋る黒豹。

「ふ~ん、この事件を解決に導いたのは、俺とは同じ穴のムジナだな」



「え、何故、それがわかるんだい?」



「当然だろう? 俺の嗅覚は犬を上回る。そんなわけで嗅ぎ取れるんだ。絶対に許せない外道が絡んだ事件の裏に潜む同じ穴のムジナのニオイってヤツが――」



「ヒュー、すごいね~☆ 流石は、この私が使える魔法少女だ!」



 と、そんな相槌を打つふたりだけど、片方はピンクと白に基調された某魔法少女の衣装を連想させる可愛いらしい衣装を着た十七、八歳くらいの小柄なツインテールの女のコである。で、もう片方は言葉を喋る黒い大きな猫――黒豹だ。



「まったく、ここは登る時より、降りる時の方は苦戦するなぁ……ア、アーッ!」



「あちゃ~、電信柱から落っこちちゃった……」



 さて、小柄なツインテールの女のコがいる場所は電信柱の天辺である。んで、そんな電信柱の天辺で愛用のスマホを介し、最新のニュースを読んでいるワケだ。しかし、何故そんな場所に!? あ、足を踏み外して頭から真っ逆様に落っこちた!



「イタタァ……頭から落っこちてしまったぜ。タンコブできちゃったかも……」



「みるくぅ、君はホントにタフだなぁ。普通の人間なら即死してるよ、多分」



「それって皮肉か、テュポン? 怪我ひとつ負わないのは、この俺が最強の魔法少女だからさ!」



「うんうん、それは言えるねぇ――てか、さっさと立ち去ろう! 面倒くさい輩がやって来たワケだしね」



「おい、そこでなにをやっている……おわああ、黒豹!?」



「つ、通報通りだったか! まさか、こんなところで猛獣で遭遇するなんて……」



 小柄なツインテールの女のコの名前は、みるく。そして黒豹の名前は、テュポンというらしい。さて、黒豹のテュポンが面倒くさいという輩は、パトカーに乗って現れたふたりの警察官だ。



「チッ……夜だから目立たないと思ったんだけどなぁ」



「うん、私の真っ黒な身体は絶対に目立たないはずなのになぁ」



 ふたりは夜だし、目立たない――と、言うけど、何気に目立つ場所にいるふたりであった。そんなふたりの目の前にはコンビニがあったりするし、そこそこ交通量の多い道路を背にしているので、そこらへんを考えると、周辺住民なんかに通報されてしまっても仕方がない環境が整っていたするワケだ。おまけに、テュポンは黒豹だ。日本には生息していない野生動物の姿をしてので、ある意味で騒ぎが起き始めているっぽい。ほら、周辺住民がぞろぞろと集まって来たし……。



「わ、消えた! 黒豹と女のコが消えた!」



 フッと忽然とみるくとテュポンの姿が、周辺住民の通報を受けてやって来たふたりの警察官の視界の中から消え失せる。穏行の術で姿を消したってところだろうか? みるくは魔法少女を自称していたし――。



「さて、新人クンに挨拶へ行くぞ!」



「新人クン? ああ、三十路のオッサンから十八歳の女のコになってしまった奴のことかい?」



「そうそう! 沙希の奴が見つけた新しい仲間に挨拶と洒落込もうぜ!」



 ん、みるくとテュポンは沙希の知り合いなのか!? つーか、俺に会いたがっているっぽいなぁ……い、嫌な予感がする!

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