モテモテ期到来!(笑)
短いです。
食事が終わり、食後のお茶が出された。
幸せいっぱい気分でいると見知らぬ人がやって来た。
「お久しぶりです、リコリス・サンデウォール嬢。
お忘れかとは思うのですが私はイーグル・ゲルプともうします。
幼い頃何度か遊んだこと覚えていますでしょうか…?」
ややムキムキの騎士の知り合いはいなかったけど…と考えているとノンノンが「ほら、お前と木登り競争して負けて泣いた奴。」と補足をくれた。
「ゼノン殿、その傷口えぐる紹介やめてくれませんかね。リコリス嬢も誰だかわかった顔しないでくれますか…」
イーグル君が苦い顔をして言う。
思い出した、昔ノンノンの所に遊びにいった時に遊んだ年下の男の子。
ひょろひょろで小さかったから全く分からなかった。
ん?
そういえば他にもいろんな男の子と遊んだ気がする。
昔はお転婆全開で遊び回ってたから、男の子と遊ぶことも多かった気がする。
そして、ミチルの気を引きたいのかつっかかるお子様達をまとめて相手にし勝負したあげく、勝利を修めていた気がする…!!
「その節は…その…申し訳ないことをしました」
とりあえず頭を下げた。
いや、だってね、今は騎士様になってる方を昔のしたことあるなどあまりほめられたことじゃないですか。
「いえ、私も昔はくそ生意気でしたので。」
爽やかな顔して汚い言葉もさらっと出る所は相変わらずだなぁと懐かしくなる。
「その、よければ踊っていただけませんか?」
いきなりの誘いにきょとんとする。
「再会の記念というかなんというか。」
モゴモゴつまりだしたイーグル君は可愛かったので、
「私でよろしければ。」
柔らかく微笑んでその手をとった。
いっぱい食べたから腹ごなししないとね!
☆☆☆☆☆
イーグル君と踊った後に次々と昔のした少年達と次々踊る事になろうとはこの時まだ知らなかった。
そして帰りの馬車で母様が『モテモテ達成ね!!!!』と喜んだり、夜中お腹がすいて水をがぶ飲みしてすきっ腹で再び眠りにつくなんて、更に知らなかった。
ダンスの描写は無理でした…!




