第45話 雷鳴轟く
「ちぇ、詰まんねぇの」
(フォルテのやつ…自分は出ていく癖に)
スコアリーズで最も安全な場所ことフォルテの家にて、ロアが愚痴を零す。ファントムと霊族が来る前に家を出るなとフォルテから釘を刺された。序にタクトにも念を押されている。
「ん?…雨か」
湿り気ある空気が辺りを覆い、雨の気配が漂う。見上げた半開き窓から、か細い雨が室内を濡らす。ロアは急いで窓を閉めると無言でニヤリと笑った。部屋を出て行く気だ。
――――――
リオン、ランスVSソワレ戦。
「アハッ。ボクってばついてる。雨はボクの運気をぐんぐん上げてくれる…!」
「ぐっ!」
「ゔっ!」
雨が降る直前、ソワレはガバッと空を見た。ぽつりと彼女の鼻筋に雫が垂れる。まるで好きな人にでも告白されたような笑みを見せ頬を紅潮させた。左右から挟み撃ちを狙ったリオンとランスを回転斬りで退けるとソワレは雨降りの空を仰ぐ。
「〈エトワール式法術 サメザメ〉!!」
「リオン、一度闘った事があるんだろ?」
「二回だ。航海法術を使った」
「へぇ…。は…航海法術?!それってワープケイプ以外で使ったら駄目なやつだったような」
「そーいやそうだったな…」
「エトワール頂戴!!!」
「っっ確かにこれは強烈だ」
「ーっ」
「なぁんか弱くなってる?ま、エトワールくれれば何でもいいけども」
「はぁ…。駄目だ」
ソワレのアスト能力により雨は瞬く間に豪雨となり、弾丸と化した雨粒が地面に打ち付けられる。二方向に飛ばされたリオンとランスは合流しソワレの撃退方法を聞き出すも流石リオン、航海法術を無断で使用していた。
エトワール式法術を発動し、伸びた切っ先で二人を同時に斬りつける。ランスは盾変化で何とか凌ぎ切るも、リオンは崩壊した眼下の建物へ落ちて行った。男の嫉妬は醜いなどとよく言ったものだ…。呆れるばかりのランスであった。
――――――
リフィトVSローグ戦。
「規制制限は必要ない。傍若無人の者共、真価を発揮する時だ」
雨量が不自然に移り変わり、コケラもアスト能力の限界を見せつけている。傍若無人と評した上で仲間の実力を認めているのがローグだ。彼は今、超スピードで走っていた。
リフィトのエトワール、棍棒タイプの黒色ブーメランが迫り遠回りで回避し続けながらローグはエトワールを分析していた。リフィト本人はと言うと少し離れた場所で仁王立ちを決めている。
「俺様のエトワールは砕けんぞ」
(破壊不可能では無い…然し現状の装備では少々心許ない。自動追尾型…否、エトワール使いの者が自由自在に操っている)
「はっはぁっー!それしきの突撃、防げるに決まっている!!」
「〈エトワール式法術 多士済々〉…」
「っ!中々、癖の強いエトワールと見た」
リフィトは度々、指を動かしブーメランの方向を変えているようだった。ローグは分析を終えると真っ直ぐリフィトの元へ向かい、自身の持つ杖タイプのエトワールを打撃用途に使用した。一歩も引かず盾変化で杖を防ぐと背後から回ってきたブーメランがローグを襲った。
背後からの飛距離を寸分の狂いもなく分析し、直前で目線一つ盾を出し此方も攻撃を防いだ。頃合いだと判断したローグはエトワール式法術を発動させた。瞬時に数多の武器を空中に生成し、咄嗟に危険だと察知したリフィトはバク転回避して距離を取った。その際にブーメランも回収している。
「増殖武器、多士済々。立場逆転…此方が追う番」
「良かろう受けて立つ!〈エトワール式法術 上弦月〉ッッ」
(耐久力はほぼゼロに近い…。攻撃力は護身用程度だが、ときたま切れ味鋭い物が混じっている…と言ったところか)
「玉石混交もまた罠の内、見分けはつかぬ」
空中に浮かぶ数多の武器は剣タイプ弓タイプ鎌タイプなど様々あり常に増減を繰り返している為、総数は断定は不可能だった。
これがローグのエトワール式法術 多士済々の正体だ。杖タイプのエトワールは中々に癖のある能力が多い。
ブーメランの面積全てを黄色の刃へと変色させ増殖武器を地に落とした。リフィトも追撃に当たる。ブーメランを飛ばす方角を操りながら一人で二役を担う。
大多数の武器は少し叩けば霧状に散開し消え失せるが時折、皮膚を抉る鋭さを持つ武器がリフィトを襲う。ローグの言う通り見分けは殆ど付かないので、傷が増える上に思考の邪魔にもなる。
「俺様を舐めるなッ」
(捉えた…!)
「っ…。根源を狙うは模範解答。…応用問題にも対応出来よう」
「何っ!?…なるほど、面白い」
エトワール使い同士が戦闘中に行う事と言えば、エトワールの破壊だ。リフィトも例外では無い。ローグの持つ杖を壊せば決着が着く。増殖武器を往なし、彼の元へ辿り着き手元にブーメランを戻してから素早く終わらせようとする。
エトワール破壊が常時付き纏うなら、それらの対応もまたエトワール使いの戦闘スタイルだ。確かにローグの杖を狙った筈だが、杖は霧状に散開し手応えが無かった。代わりに片手剣が現れリフィトを突き刺す。盾変化で片手剣を防ぎながら再びローグから距離を取る。
「弱点露呈。何時ぞやか存ぜぬが古傷が痛む様だ。微量ながら体温上昇も確認したり」
「それがどうした!?俺様に膝をつかせてから言うんだな」
空中に浮かぶ増殖武器に紛れる本体の杖、探すのは一苦労しそうだと長引く戦闘に息を吐いたリフィトだが、ローグの言葉には眉間に皺を寄せた。多士済々は解除されていないにも関わらず、リフィトは一瞬でも空中から視界を落としてしまった。…見逃す筈も無い。
「!?く…〈上弦月〉!!」
「遅い」
?「〈エトワール式法術 大立ち振る舞い〉」
「増援戦士、…」
「ダイジョーブ?リフィ」
「何故助けた旦那ッ!……礼は言わぬぞ」
「じゃー俺が言おっかな。ありがとうリフィ此処に来るまで持ち堪えてくれて」
「フン。気色悪い」
ローグが指を鳴らすと正面に合った増殖武器が頭上に移動し、殺意を増幅させる。地上に降り注ぐのとリフィトが回避行動に入ったのは同時だった。同時では遅いのだ。コンマ数秒ズレただけでも今際の際に陥る。
地面に突き刺さる増殖武器、視界の最悪さと泥濘んだ土も相まって完璧な回避は無理そうだ。ならばと思い、多少の傷を厭わぬ状態でローグに近付こうとする。無謀な作戦の結果は失敗に終わった。背面を自動矢で射抜かれ隙が生じる。
リフィトのピンチに駆け付けたのはタクトだった。斬撃波が増殖武器全てを霧状に戻し、時折当たる高耐久の武器も一発で霧に返した。
素直に御礼が言えないリフィトとそんな彼の性格を良く知るタクトが合流し、ローグと対峙する。
「作戦は」
「成功した。リフィも繋ぎ役疲れただろう、下がって休んでくれ」
「旦那、俺様の実力を見誤ってもらっては困る。誰が休むと言った?」
「頑固だねー。知ってたけど…」
「旦那こそ引っ込んでいろ!」
リフィトVSローグ戦、タクト合流。
――――――
天音とフォルテ。
「きゃ」
「雷…落ちたね」
「びっくりした……」
天音とフォルテは地下を進んでいたが、突如雷音が鳴り、一時立ち止まった。バクバクと打つ心臓を落ち着かせる為に天音は胸に手を当てた。地下からでは何処に落ちたのか予測不可能だが思わず天井を見上げたフォルテ。
「地下でこの音量…何処に落ちたんだろう皆無事かな」
「皆、強いから無事だよ。俺達は一刻も早くアカメの所に行かないとだね」
「うん」
スコアリーズに落ちた事を確定させる音量に外で闘う皆の心配をする天音を励まし、再び前進する。
――――――
スタファノSide
(っ…!痛い)
ティアナの近くまで移動したスタファノは雨宿りがてら空家に入り彼女を見守っていたが、雷鳴轟く。雷が落ちた場所は彼から離れているものの、遠くの音まで聞こえる長耳の持ち主な為、雷は苦手なのだ。
届いた瞬間、蹲み込み長耳を押さえる。ズキズキと痛む耳から少量の血液が流れ落ちる。まるで幼子のように両目をギュッと瞑り脅威が去るのを待っていた。
耳を塞いでも外界の音を完全に消す事は出来無い。近くに居るティアナ達の戦況も澄まさずとも分かる。
―――
ティアナ、エピックVSコケラ戦。
「さっきまでの勢いはどうした!!?」
「くっ…」
(的が大きいのは良いが、あたしの攻撃が効いてない……)
「…」
戦況はややコケラが有利だった。敵が大きければ良いと言う訳でも無いらしい。コケラにとってはティアナ達の事など文字通り小蠅を駆除する程度の感情しかない。小蠅達が幾ら突いても効果は皆無。
「〈法術 火箭・七連武〉」
「蝋燭の火なんか風起こせば消せるぜ!!」
「…!」
「針並みの努力は無駄だってんだ!!」
七つの炎玉が火矢の如く、コケラに向かい炎玉に合わせティアナも動くが彼は片手を振っただけで炎玉を掻き消す風を起こし、序にティアナも叩く。直撃は避けられたが身体のバランスが崩れ地面に落下する。コケラがティアナの方を注目している隙にエピックが仕掛けた。
足首に殺傷ダメージを与えられれば幾分かは戦闘が楽になると考え、細剣で斬りつけるも空振りに終わる。足首に目でも有るのか、はたまたエピックの動きを予測したのか、スッと足を浮かせ罵倒しながら踏みつける。俊敏な動きで間一髪衝撃は免れたが、矢張り街中に被害が及んだ。どれだけ注意しようと被害は広がるばかりで対処しようが無い。
「…」
(〈エトワール式法術 グランド〉)
「なんだ…?」
「音…」
「羽音ブンブンうるせぇな!!」
「……良い感じ」
「速い!?」
「音だけじゃない。エトワールの色も変わってる」
「その程度じゃまだまだ俺には届かねぇよ」
(出力上げていくか…)
ジリ貧を脱出しようとエピックがエトワール式法術グランドを発動させる。細剣の鍔部分には弦が左右に四本づつ張られており、彼が右側の弦、内から二本目と左側の弦、内から一本目を親指で弾くと細剣の色が緑色になり瞬時にコケラの首元へ移動した。
コケラが狼狽えている数秒の最中に、今度は右側の弦、四本目と左側の弦、一本目と二本目を弾くと本体が赤色に変わった。頸動脈を狙ったものの切替の早いコケラによって阻止されてしまう。
「一体どうなってる…?」
「知りたい?」
「…」
のそっとニコニコ顔のスタファノが現れ、条件反射で避けそうになるもグッと堪え言葉の続きを待つ。
「多分だけど音によって属性が変わる感じじゃないかなぁ」
「ほぉー。あたしにはどれも同じ音に聞こえるが…」
「半音違うだけだしねぇ。でも、聞いてて気持ちいい音だよ」
細剣の鍔部分を近くで見るとハープに酷似しているのが分かる。右側の弦と対応する属性は内から順に地、風、水、火であり左側の弦は威力調整を担っている。25パーセントずつ配置され適度に換える事が可能だ。左右の音色は半音しか変わらず聴き慣れていないとティアナのように全て同じ音に聞こえる。
スタファノにとっては雷の音が気にならないほど心地良い響きらしく、先程までの震えた態度から一変何時もの調子に戻っていた。
「暫く任せてみようよ」
「音を聞いていたいだけだろう」
「いーから!」
「…」
「ちょこまかと…!!」
エピックは攻撃を続けた。風の弦と出力75の弦を弾き高速で移動する。風の弦は主に素早く移動する為に使用しており左右の弦を鳴らせば五秒間、視線の先に誰よりも速く辿り着ける。コケラの胸元付近に着くと次は地の弦と先程と同様の出力75を弾き、心臓の辺りを刺した。
「ほっせぇエトワールで俺の皮膚が貫けるとでも思ってたか!?オラァッッ!!」
「!?」
地の弦は細剣が黄色に染まり、硬質化する。如何に硬い岩石であっても地の弦は容易に砕くのだがコケラの皮膚は肉体が巨大化した事により、地の弦が対応出来る硬度を超え鎧の様に身体を守っていた。よもやミリ単位での傷すら付かぬとは思わなかったエピックは一瞬の動揺を気取られる。
コケラは胸元付近に居るエピックに対して両手勢いよく合わせ握り潰そうとした。丁度小さな害虫を潰す行為と類似しており、一貫して自分以外を下に見る性格は変わらない。
自分を覆う巨大な手から逃れる為に風の弦と出力25の弦を弾いた。右肩に乗り上げるとコケラが暴れぬ内に屋根を経由して地面に着いた。
「…!」
「てめぇの速度には慣れたんだよ!!…なにっ?!」
(慣れたら、撹乱するのみ)
「ぐお!!」
「…」
風の弦と出力50の弦を弾き屋根に向かって乗り上げようとすると、先回りしたコケラの右掌が襲って来た。このままでは、拘束され捻り潰されてしまうが"速度慣れ"にエピックは"慣れていた"。五秒が経つ前に弾いた出力を更に二度弾く。所謂リセットボタンであり急に減速したエピックは屋根の縁に左足を掛けた後仰け反った。彼を掴む筈だった右掌は壮大に空を切り隙が生まれる。
次いで、風の弦を使わずに反対方向の左腕に乗り移動中に火の弦と出力100の弦を弾き渾身の力を細剣に乗せた。
「チッ!」
「……」
赤く染まった細剣が刺さりコケラは火傷を負った。火の弦は炎の篭もった力なので、出力100ともなれば大火傷でも可笑しくないがコケラの火傷は小さく到底、致命傷になり得るものでは無かった。それまで真顔だったエピックが初めて冷や汗を流した。
気合を入れ直し、再び駆け出す。こまめに風の弦と出力を切替えつつ確実な隙を探る。
「…ふっ!」
「ぐ…!」
(かかった!)
「狙いは分かってんだ!ォラッア!!!」
「ーっ!」
風の弦と出力100の弦を弾きコケラの左肩に乗ると火傷箇所までひとっ飛びに向かった。余りに出来過ぎた隙に疑問を抱くもエピックは勝負に出た。火の弦と出力100の弦を弾き火傷箇所に上乗せするつもりで刺したのだがコケラは熱傷を意に介さないどころか、左腕に留まったエピックを嘲り笑いながら右手で掴まんと腕を伸ばした。
「マズイっ」
「っっ…」
(矢張り、短期戦は身体がついていかない)
反応の早いエピックは紙一重で躱したかに見えたが頬を掠ったらしく痛みに気を取られ地面に叩きつけられる。それまで見守っていたティアナが飛び出しエピックを空中で受け止め、衝撃を和らげるも完全に相殺する事は出来ず壁に衝突した。
頭から流れる血を拭うと、立ち上がり助けてくれたティアナに短く礼をするエピック。無言でも感謝を忘れないところに彼の性格が表れている。
「ティアナ大丈夫?」
「あたしは平気だ」
「…」
(この人の技もエトワールの技も歯が立たなかった)
「さっきまでの威勢はどうした!?!情けねぇ面で苦し紛れの策でも練ってんだろ無駄な事を!!」
(…諸刃の剣に頼るしか……)
「あんたは休んでろ。あたしの番だ」
「…待て」
「?」
思考回路は鮮明。味方の声も敵の声も雷鳴も普段以上に聴こえる。脳が導き出した回答に疑問は無い。それが最善策であるから。一つだけ思う、自分が強ければ諸刃の剣に頼る事は無かったと。コケラを睨むティアナに声を掛け依頼した。
「一撃で仕留めたい」
「何故だ?」
「被害は少ない方が良い」
「でも、どっちも敵わなかったよね〜」
「あたしはまだやれる!」
「一撃で仕留められるエトワールがある。神器、弓箭タイプ」
「神器だと?手元に無いじゃないか」
「取りに行かなければならない。だから…」
「その間、あたしが奴を引きつければ良いって事か…!」
(っ!雷の音…)
「そうだ。その神器オレとティアナで取りに行くよ!場所だけ教えて?」
「はっ!?何故そうなる」
「…」
「誰が取りに行っても同じでしょ?」
「……」
「決まり〜!」
ティアナもエピックも敵わなかったのは事実だが、オブラートに包まずハッキリ物申すスタファノの相変わらず感と言ったら…。
一撃で仕留められる神器をエピックが獲得しに向かう筈だった。実際ティアナもその気であったがスタファノの一言により状況が一変した。エピックも拒否すれば良いものを会話を中途半端に打ち切った。彼の人と話したくない性格が表れている。寧ろ、ほぼ初対面でエピックと話せる方が奇跡なのだ。
場所を簡潔に伝え、二人が去る背中を見送りコケラに向き直る。
――― ――――――
「文句言う割には協力してくれるんだね」
「前回は誰かさんの所為で何も出来なかった。誰かさんの所為でな!」
「誰の事だろう〜…」
大事な事は二回言うティアナとあくまで恍けるスタファノが神器の元へ急ぐ。
―――
「ゴミクズが減ったなぁ。てめぇ一人で何が出来るんだ?!」
「…」
(例えば、ランスなら一途に隙を探し持久戦へ持ち込めただろう。リフィトなら、短期戦を素早く制したろう。旦那なら、直ぐさま奇策を決行したろう。オルクなら、一筋縄ではいかない相手でも真っ直ぐに向かい曇る事など無かったろう。…自分は何が出来る?)
――――――
―回想―
「失敗した?」
「…」
フェストが延期される前の話。二人のエトワール使いが言葉を交わしていた。エトワールの手入れをするタクトと棒立ちのエピック。日中の燦々とした陽射しに似合わぬ、沈んだ表情の彼は上官に報告を入れた所だ。
「神器の中でも、特に自我が強いからなー。俺が言った時も突っぱねられた。安心しな。で、何て言われた?」
「『ただ一人を探している』」
「ハハハッ。同じだ」
「…」
「誰を探しているんだろうなぁ」
神器、弓箭タイプはエピックが扱う予定だったが神器に拒まれ獲得出来ずに居た。エピックより前も何人もの人間が挑んでは失敗に終わっている。
"探しモノ"は見つかるだろうか――。
―回想終了―
状況整理
オルクとキャス
タクト、リフィトとローグ
リオン、ランスとソワレ
ティアナ、エピックとコケラ(側にはスタファノ)
リュウシンとソプラ(側にはルルトア)
カノンとアクト
天音とフォルテは最後の一欠片を持ちアカメの元へ




