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結婚と性交渉

とある秋の日曜日、この日は忘れもしない。


妻と結婚した日、大阪で式を挙げた。


私の年齢は当時34、妻38。お世辞にも若いとは言えないし、


そう言われてもおかしくない年齢。ただ、性行為に関して2人共にあまりにも無知


だった。そう、性行為について起きるトラブルについて互いが無知すぎた。


もちろん、性行為の先には新しい家族ができる。それぐらいしかお互い分かっていない。


私の経験数は片手で事足りる、妻は処女。


お付き合いをした人の数もこちらは片手で足りるが、妻は全く足りない。なのに処女。


付き合い初めてから性に関して触れたがらない雰囲気を出していて、


過去に辛い性経験あったかもと思いこちらも聞かなかった。


妻は細いのに女性らしい体格がスレンダー?という体格。


そして特徴的な黒髪ロングストレート。男ならまずその髪に目を向くと思う。


この髪に寄ってくる男も多い、よってきたその中の1人である私と無事


結婚することができた。正直、嬉しかった。


ただ付き合ってる時にキスこそはしたが、性交渉は一切しなかった。


そして婚約した時に性については避けれないのはお互い分かっていた。


まして子供の作り方を知らない年齢でもないのだから。こちらから聞いた。


「性に関して臆病なの分かるけど何か理由ある?」


妻からも男性から見て私はどう見えるとも聞かれた。


こちらは直ぐ答えた。


「美人、抱いてとか言われたらすぐしそう。でも、何かしら


凄い不安があるのを感じる。だから聞かない方がいいと思ってる。」そう答えた。


ただ「婚約し家族を増やすなら性交渉は必須。何かしらおびえてる理由あるなら教えて」と


正直にきいた。


その理由は簡単だった。


「性行為が気持ち悪いイメージしかなく嫌い。私、経験ないし自分の胸や性器部分を男に


見せるの怖い。医者の問診でも男視線感じる。デレデレの顔する医者が多い」と。


聞いた時、男の医者なら役得だというのことだけは理解できた。


ただ、同時に「あなたはこの嫌なオーラを分かってくれた。男でも性嫌いとかいるかもと。」


すいません、こちらは自分好みだとジロジロみたりしてました。


ただ、何か理由ありそうだし無理して聞く事ないと思って触れなかった。


自分好みの美人と付き合えてるのだし、性以外も重要なところいっぱいあるし。


正直に性の対象として見てると伝えたら、やっぱり男なんだと言われた。


でも、「あなたならエッチな事も我慢できそう。


正直、体と心をちゃんと両方見てくれて嬉しい」と。


ただ、「エッチな事は怖いから婚前交渉はなし」と言われた。


今更出し我慢できるけど初夜でいきなりできる?と言ったら無理と・・・


だから、エッチな事、性に慣れないといけないと伝えた。でこちらは考えた。


もちろん、性交渉なしで少しでも慣れる方法を。


まずはラブホテルに入ってみる。


これは簡単だった。妻もこのようなホテルに興味深々だったから。


ただ、次の性で興奮している男性器を生で見た後、妻は滅茶苦茶おびえてしまった。


性交渉では避けれないことではあるが2週間夢でうなされるくらい気持ち悪いものだったそうだ。


これは確かに男性から見ても気持ちよいものではない。


そして次に興奮状態の男性器に振れてみる。動くし、毛むくじゃらだし、


生温かいし、ヌメヌメした液体がでてくるからこれも相当おっかなびっくりだった。


それでも少しづつ慣れていき一切手を出さずに結婚しました。


今時それはないよというカップル。


そして、結婚した初夜に妻を求めた。


この時初めて妻は裸を見せたのだが、この時点で妻はパンク寸前。


性交渉しようとしている夫とはいえ男性の前で裸になって、


しかも女性の大事な部分を見られ触られ更にパンク。


しかも、興奮した男性器を見て「何回みても気持ち悪い」状態。


それでも妻は我慢してくれた。しないと子供ができないからという思いがあったからだと思う。


ようやく、性交渉を始めるがこちらは経験不足のため下手で挿入が上手くできない。


なんとか入れ始めた途端に妻から叫び声。


「痛い、痛い、無理、無理!」と。


非常に痛がってる妻の姿みて初夜の性交渉はそれ以上できなかった。


結局、行為といえるものまで結婚してから半年かかってようやくできるようになった。


ただ、この行為と言ってもまだ入れただけ。


入れるのに我慢できるだけで妻は当然痛い。だが、ここから先は当然ある。


そう、男性の射精が必要。この射精が全くできなかった。


自慰では普通に出せる。


だから、何故出せないのだとだと悩んで色々ネットで調べた。


そして医者を訪ねて言われた言葉は「自慰のしすぎ」。


自分だけの自慰のやり方に慣れすぎて、膣刺激が中心の性交渉で出せなくなっていた。


これが答え。


医者から聞くとこのような事例はよくあるとの事。


治す薬はないから、奥さんに慣れてもらいあなたも慣れるしかないの一言。


この事は正直に妻に伝え妻は痛いのに我慢してくれた。


結局、更に三か月かかったが無事射精する事ができた。ここまでで既に9ヶ月かかった。


若いカップルなら回数を重ねたらこれで妊娠となるが、年齢を考えると


私達夫婦はそうではない。そのため、不妊治療を開始した。


長い不妊治療の始まりだった。



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