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夢うつつ  作者: oyama
3/7

ファンタジーの世界

  一日目


 大きな樹。太い幹。

 御神木のような大きさではなかった。明らかにファンタジーの世界だった。

 モノクロの世界。色がないが、手にとるように分かる。

 ああ、いい場所だ。

 よくあるイメージの魔法使いが空を飛んでいる。

 気持ち良さそうに、飛び交っている。

 僕は見上げる。

 素晴らしい光景に、子供のように目を輝かせる。

 場面は変わり、どこかの山中の道を歩いている。現代的な道はない。しっかりと世界が構成されているようだ。夢なのに、夢の様にあやふやな光景は見当たらない。

 だが、やはり音がない。

 空気感の様なものは感じる様な気はするが、音は感じられない。

 道を歩いているところを第三者視点から、少し上の方から見ていた。自分らしき人物と、他の人物が歩いている様子が見えた。

 しかし、そこで目が覚めてしまった。


   二日目


 一日目と同じ夢。


   三日目


 視点が、少しずれていた。

 大きな樹が見えるところは同じだ。だが、空まで見上げることはなく、次の場面へ移ってしまった。

 次の場面は、やはり山中の道。しかし、その場面はずっと続く。

 進んでいるが、進んでいない。

 ずうっと、モノクロの画面。

 サイレント映画でも見ているかのような、そんな錯覚に陥る。

 不思議な感覚が続いて少しすると、目が覚めてしまった。


 それから、この夢を見ることは無くなった。

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