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第1章 〜終わりの始まり〜 第1話

 6月の梅雨の時期珍しく修学旅行中の3日目最終日

何事も問題もなく無事帰りのバスに乗り最初の休憩

場所の海老名サービスエリアにつき20分程度の自由時間与えられる

 晴天が続きクラスメイトおよび担任はテンションが上がる中

「あづ〜〜〜まだ6月だよ?何でこんな暑いの⁉︎」

 いつも活発な少女"沖田 桜"は珍しくテンションが

低い冷房が効いていたバスの中から降りてきたという事もあるが元々彼女は夏は嫌いなのである

「しょうがねぇよもうすぐ夏なんだしな」

 そう何時もの調子で大柄な女の子"船坂 蓮香"は

答える両親の手伝いで炎天下の中何時間も作業してる彼女にとってはこのくらいの気温は平気らしい

・・・・と言っても外の気温は30度を超えるのだが

「なんでそんな平気なんだよ〜

普通なら熱中症で倒れてもおかしくないからね?」

「これくらいの暑さ現場で慣れてるからな〜

それよりアオの奴全然反応しないけど・・・」

何時もの3人組でお土産を探していたのだが

一向に会話に参加しない葵の方を見ると

「・・・・・・なに?」

 何時も気怠そうにしていた葵だったが今はさらに

無気力になり目が死んでいた

「アオ〜大丈夫?」

「割とやばい」

「貧弱だなぁ〜オマエらもっと私みなら………

いや・・すまん・・・すいません調子乗りました

だからそんな目で見ないでくれ……たのむ……」

 葵と桜に睨まれた蓮香はただただあやまるしか

なかった………2人を怒らせたら悲惨なことにしかならないからである

「と…とりあえず売店行かねーか?

流石になにか買ってかないとやばいだろうし…」

「確かにね〜このサービスエリアで買わないと次に止まるとこ日本平サービスエリアだからね〜」

 この都内のサービスエリアを越したら次は地元のサービスエリアになるため修学旅行中何も買ってない生徒にとって最後のチャンスなのだ

「はやく中に行かね?暑くて死にそーなんだが?」

「「だね(だな)」」

 そして喋りながら店舗の中に入ってき一斉に

「「「あ"〜〜〜生き返る〜〜〜〜」」」

「よし‼︎早速お土産買いに行こっか‼︎」

「「おう‼︎」」

 そして店舗を見て回り各自買いバスに戻る途中

「ん?………ねぇ

あの子、ボク達のクラスメイトじゃない?」

 そこは建物の裏普段人が入らない場所に葵達の

クラスメイトを見たことない学生数人が囲んでた

………いわゆる"カツアゲ"をしているところだ

「なぁ僕ちゃん、オレ達今困ってるんだよ〜」

「そうそう修学旅行ではしゃぎすぎちゃってさ

手持ちが無いのよぉこれじゃ愛しいのハニーにプレゼント買ってあげれないんだよね」

「だからさぁ〜すこぉ〜し金貸してよなぁ?」

男達は自分勝手な要求を気弱そうな男子生徒に突きつけてる

「お・・お金は・・・

ありません・・・・」

「ほ〜〜〜オレ達に嘘をつくきか?」

「今はまだ優し〜く頼んでるのにかい?」

「ウソをつく悪い子にはぁ オ シ オ キ

しなくちゃねぇ?」

「ふ〜〜〜〜ん

じゃあ悪さするバカガキ共はどうすればいい?」

 男達はいつの間に後ろにいた3人と目が合う

「え・・・蓮香さん・・それに

葵さんと桜さんも・・・」

「よぉなんか変なのに絡まれたみたいだな

ノアっちはやく移動しないとバス出発するぞ?」

そう絡まれてる男子生徒"藍川 乃亜"に向かって

語りかける

「あぁ?なんだオマエら?

まぁいいや………コイツらからも

金貸してもらおうぜ?無論俺達が死ぬまでなぁ」

「それじゃあ今だな」 「「「あ?」」」

 そう言うがはやいか蓮香は男達のうちの1人に

平手打ちを顔面に喰らわせる

「うべぁぁぁ‼︎‼︎⁉︎」 「「な⁉︎」」

 すると平手打ちを喰らった男は2 3回回ったのち

コンクリートの海に沈んだ

「あ〜〜あ

こりゃしばらくは硬いモン食えないねぇ〜」

「さぁオマエらはどうする?

そいつを抱えて逃げるか?まだやるか?」

「ッてんじゃねぇぞクソアマがぁぁぁ‼︎」

 そう叫びながら男はバタフライナイフだし

蓮香の方へ駆け出した

「ッ危ない‼︎」

 そう乃亜が悲鳴じみた叫び声を上げるや否や

「フッ‼︎」 バキィ‼︎

「うがあぁぁぁ⁉︎」

 桜は素早くポケットの中にしまってた特殊警棒を

男の手の甲に打ち据えた力無く垂れ下がった手首を見るに折れてるのは確実だ

「ダメだよ〜たかが喧嘩に獲物を使っちゃ〜」

「で?

どうする今無事なのはアンタだけだ

まだやるならアタシが相手になるけど?」

 そう葵が凄むと

「ヒッ‼︎す…すすすすみませんでしたぁぁ

もももももうやめて下さいぃぃぃ」

 男は流れるような土下座をして許しごいをした

「とりあえずそこに倒れてるバカタレ共を連れて

帰れもう2度と私の前に現れるな………

いいな?」

「は…はいぃぃぃ

分かりましたぁぁぁぁ

お・・おい 行くぞ」

 そう言うとのびてる男を引き連れてこの場を

立ち去った

「ふぅぅぅぅ

ノアっち怪我はない?」

「え…あ…いえ、無いです………

そ…その、ありがとう…ございます

助けてくれて」

「いや

いーんだよこーゆーのは

見過ごせないンだよな私は」

「まぁ根は善人だからね〜〜蓮香は」

「うるせー

っとそれより集合時間ギリギリだな

はやくバスにもどろーぜ‼︎」

「「あっ話逸らしたー」」「まっ待ってよ〜〜」

 何時もの3人組と1人は残り時間ギリギリでバスに

乗車した

……このバスの行き先が母校でないことも知らずに


次回も楽しみにしてください

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