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江戸の異世界研究書

秋葉に行きたがる悲しいオタクの映画鑑賞

作者: 立也 年江津


立也氏主催、私予定決定の映画館に行くことになりました。しかし、悲しきオタクたちの立てた予定などと言うものは案の定ことの運びも歯切れも悪いものでした。

今回は、異世界転生研究の番外編として書くのであまり本編とは関係ないです。


私は某月某日に立也氏ともう一人の友達、有馬(アルバ)氏と映画を見に行きました。なぜ行くことになったかと言いますと、今映画館でやっているfat/say nlghtを有馬氏が是非見たいということなので、芋づる式で私も行くことになりました。


ーー品川駅


「遅い!五分遅刻だぞ!」


そういう彼の手には教科書ほどあるタブレットが抱えられていたのでさほど暇してなかったんだなと察することができました。


「まさか時計の舌で待ってるとは思わないじゃないですか。もうちょっと見えやすいとこにいてくださいよ。」


「は?見えるだろ?」


有馬氏も少々理不尽なところがあるように見受けますが、それも立也氏からの影響でしょう。


「いや、見えませんて……それより立也氏はどこに?」


「なんでもちょっと遅れるらしいぞ。五分ごとにスタンプ送ってやる。」


そんなわけで五分後、12:10分に全員集合することができました。


「おースマンスマン。ゲームやってたら乗り過ごしてたわ。」


「よくある。」


「いや、ないですよ……さっさと映画館行ってチケット取らないと満席になっちゃいますよ。」


「そんなことないだろうさ、きっとコアなファンしか見てないって。」


と軽口を叩いていた立也氏ですが、映画はほぼ満席でチケットは前から三列目の左側にずれたところしか取れませんでした。

これから映画を見に行く人はちゃんと計画して、予約しておくことをお勧めします。


「うーん、私あんまりこれは知らないんですよね。」


「前作も映画見ただろ?」


「でも、序盤よくわからなかったんですよね。」


「大丈夫だ。前作さえ見ていれば、知識のないお前でも楽しむことができる。」


「でも、見所がわからないんですよね。私青タイツの人が好きなんですけど、前作で死んじゃった、みたいですし?」


「弓の人いるじゃん。」


「あっそっかぁ……(腐心)」


「それじゃあ、いくぞ!」


「まだ開場してませんって。……って、アレ!あれは!【十三人の死に体子供】!前から見たかったんですよ!今やっていたとは!……払い戻しって聞くでしょうか。」


「おいおい!今とったばかりだろ!やめとけって。」


「でも。」


「それなら、これの後見に行くか?」


「まぁ、そういうことなら。」


というわけであまり見たことのない、個人的に見所のないような作品を見に行くことになった私は渋々ながら映画を見たのでした。


退場後



「とても良い映像でした…思ってたのより数十倍よかったです。キャラデザもよかった。……くっ!次作も見たいッ!」


「な、よかったろ?次もまた行こうや。」


「はい!」


私は食わず嫌いをしていたらしいです。確かにあの映像美は一度見てしまった人間の心を奪うことでしょう。ましてや私のように原作を知らない人よりもファンの人はすごく感動したことでしょう。


それはさておきまだまだ続くよ悲しき亡者。まだまだ喰らうよサブカルチャー。

小説を書いてる私はこの後、さらにサブカルチャーの深さを知る、かもしれない。



好評でしたら続くかもしれませんが、じゃなかったら察してください。




あらすじに書いてある通り番外編となっております。

普段からアキバでたむろってる二人を見てるだけの、退屈な私がこれを言うように活かせないかと、そう思った作品です。続くかもしれないし、続かないかもしれません。

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