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第2話 ヒューマンレベリングの成果



この数ヶ月、ある街道が『還らずの街道』なんて呼ばれてるそうです。








◆◇◆◇




あの後、人間の経験値効率が悪いとわかった日、私は目標を変えようとしました。即ち獲物の変更です。


ここが典型的なファンタジー世界という保証は無いけど、ステータスとか進化とかあるんだし、捜せばゴブリンでもいないかな?っと思ったのですが……。



はい。そういや、私動けないんでした。むしろ一生石ころのままこの街道にポツンと立ち続ける事さえ想像しました。現状、一番可能性のある未来です。



そんなの嫌なので、進化に希望を託すしかないのです。進化したら動けるようになるのです。多分。………いや、動く石ころとか、かなり気持ち悪いですけど。


それでも、希望を持って街道を通る人間を狩り続けていたら、人間が来なくなりました。最後に来た人間曰く、ここは『還らずの街道』と呼ばれてるそうで、近々大規模な調査隊が冒険者から派遣されるそうです。



そんな中、私の努力が実ったのか、ある日ステータスを見るとこんなテキストが。



ーーーー

【名前:なし】

LV:5(MAX)【進化可能】

種族:小石

性別:無

ランク:F−

ーーーー



……やっとです。やっとなのです。やっと進化できるのです。

この時をどれほど待ちわびた事か。さっそく、進化することにします。



……………………。



…………進化ってどうするんでしょう?



ーーーー………ステータスにある……【進化可能】ボタンを押すんじゃ………そうすれば進化できる……



……じっちゃん!また助けてくれるんですね!

でも、無理しないでください。かなり声が震えてますよ。もう、お歳なのでは?



さて、さっそく進化しましょう。じっちゃんの言葉通りに。ポチッとな。



ーーーーーー

【進化先】

>《大岩》 ランク:F−

>《宝石》 ランク:F−

ーーーーーー




…………宝石って割と簡単になれるんですね。

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