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プロローグ

新連載。当然の如く書き溜めは無い。構想も設定も未熟だが、思いついたら書いてたんだからしょうがない。



拝啓、創造主。私は転生したようです。



ーーー石ころに。









◆◇◆◇




突然の話ですみません。定価37万円の家庭用アンドロイドだった私。特に目立った教育も受けず、子供のいない老夫婦に田舎で育てられた訳ですが。

ある時、不注意からか足を滑らせ、山の斜面を転がる事に。ガードレールのない場所で走るのはこれからはやめた方がいいですね。そんな感じでほぼ崖といってもいい斜面を転がり、途中木々に身体を裂かれながら止まった先はまさかの湖。

たった一度の失敗ですが、当然のように無慈悲に私の機能は停止しました。


アンドロイドではありますが、特に暗い背景とかも無く平和に暮らしていたところ訪れた突然の機能停止に驚く暇もなく。私は目を覚ませば石ころになっていました。



はい。訳がわかりませんね。何故石ころなのか。これでは動くこともままなりません。そもそも脳に相当する器官の存在しない石ころに転生して何故知性を保っていられるのかもわかりません。


そんな事を悩んでた時ーーー



ーーー鑑定を………キーワードは「ステータスオープン」じゃ………。



おじいさんの声が聞こえました。はい!おじいさん、私鑑定してみます!


今思えばテンションがおかしかったのでしょう。普通、突然頭に響いた声とか怪しすぎて、色々考えてもいいと思うのです。

でも私はその時転生の事を受け入れられなかったのか盛大に混乱中。「じっちゃんの声にかけて!」と、訳の分からない意思の元(石なだけに。フフッ)、大声で「ステータスオープン!」と叫びました。


まぁ、石に発声機能はないので心の中でだったのが、寂しい事ですが。



まぁ、そんな感じで、数ある創作よろしく出てきたステータスがコレ。



ーーーー

【名前:なし】

LV:1

種族:小石

性別:無

ランク:F−


筋力:F

耐久:E

敏捷:ー

魔力:A


スキル【流離い人】【進化する石】

ーーーー



驚きました。いや、確かにステータスがある事事態驚きなんですけども。


一番驚いたのは、どうやら私、進化するようなのです。ステータスにも【進化する石】と表記されています。これは期待できますね。何を期待すればいいのかわかりませんが。

それにしても、進化ですか……。最終的に宝石にでもなるんですかね?だとしたら加工コース一直線なんですが。


何はともあれ、どうすれば進化するのかもわかりません。今は様子を見ましょうか。



こうして、私の転生1日目は一歩も動く事なく過ぎて行きました。というか、動けないんですけど。

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