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エピローグ

エルフの里に向かう。

横にはラックル。

腕を組んで、嬉しそうに横を歩いている。


事後処理も終わり。

全ての奴隷は解放され。

人間の支配も終わりを告げた。

紋章獣や紋章機ももう動かない。

・・・もっとも、人間の王国は主力が何故かほとんど失踪しており、深刻な弱体化をしていたのだけど。


エルフ族、猫人族、狼人族、羊人族・・・だけではなく、他の類人族からも、ハーレムへの参加希望が集まっているらしい。

イファナに記憶水晶で見せて貰ったが、みんな可愛かった。


人間もいる。

奴隷身分になっていた人達だ。


英雄。

それが俺らしい。


「うーん・・・」


でも、俺、よく考えるとあまり何もしてない気がするんだよな。

なんか流されていただけというか。


「どうしたの、リョータ?」


ラックルが顔を覗き込んでくる。


「いや・・・本当に王女に会って・・・それで俺の想いを受け入れてくれるのか・・・」


「・・・当然でしょ?!」


ラックルががっしりと肩を掴んでくる。


「・・・やっぱり駄目だ、もっと色々な偉業を積むべきだ」


うん、そうだ。


「いや、あり得ないから!これ以上の偉業とかあり得ないから!」


ラックルが何故か涙目で俺をぐらぐら揺する。


「というか、もう言うよ!僕がリーンだよ!ほら、大丈夫だったでしょ!僕は・・・リーンは、リョータが好きなんだよ!」


ラックルが叫んでいるが・・・頭に入ってこない。

今は、考えるのに集中したい。

実は、ラックルの話を聞き流す事は良くある。

何というか、音楽的・・・?な美しさが有り、聞いていると思考が捗るのだ。

本人には内緒だけど。


「ねえ、僕がリーンだってば。顔も髪も声も一緒だし・・・最近は女性の服も着てるし・・・ねえ、分かるでしょ?!分かるよね!」


ラックルがぐらぐら揺らしてくる。


「ラックル」


俺がラックルに話しかける。


「うん?」


ラックルがきょとん、と首を傾げる。


「別の大陸に行ってみようと思う。そうすれば、もっと別の偉業をたてられる気がする」


ラックルが俺の肩を再度揺らす。


「だから、もう偉業は良いんだってば!もう王国もどうでも良いよ!キミのハーレムに入るから。もう体を求められたら何時でもとか、街の中でとか、何でも良いから!御願いだから!」


ラックルが俺をがくがく揺らす。

そうだな・・・うん・・・船・・・羊に?

飛んでいった方が早いのだろうか?


「もう・・・明日は絶対ドレス着てきてやるからあああああ!」


なんで別大陸に渡ると言ってるのに、ドレスなんて着てくるのかね。

この子は。


何故か泣きじゃくるラックルをあやすように、そっと抱きしめてやる。


チートスキルは貰ったのに、案内人は美少女ではなく、異常にモテる顔でもなく。

奴隷を買ったら逃げられるし、そもそも奴隷制度がなくなってしまった。

でもまあ、運命の人にも出会え、偉業のお陰で寄ってくる女性も出てきて。

案内人も、ラックルに会えて良かったと思っている。

・・・これでラックルが女性ならなあ、とは思うけど。


まだ先は見えないけど・・・それでも、きっと将来は・・・ハーレムを作れるはず。

ささやかな、だけど。

お付き合い下さり有り難うございました。

ふと思いついて書き始めて・・・本当はもっと短い話となる筈でしたが、予定より長くなりました。

羊や山羊など、当初予定していなかった要素も途中で追加されましたし。


本編は此処で終わりですが、終了時のステータスを次話として投稿します。

よろしければそちらもご覧下さい。

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