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元勇者(?)の俺と記憶の玉  作者: 大月 奇跡
第1章
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え、俺勇者なの?《後編》

「俺は、俺は!」

少年は叫んだ。


「俺は勇者なんかじゃない!」


その瞬間、国が、いや世界がこの

少年に呆れただろう。

絶望を希望に変える少年が、全てを

絶望に変えたのだから。


「お主、名をなんと申す」

老人はいった。それに関しては素直に

答えた。

「俺の名は、アルス。アルス=ザースト」

「ザーストというのはザースト家の人間ということでいいんじゃな」

この老人、何かを知っているようだった。


「しかし、アルス。この国の法として

剣を抜いた以上、責任を持って魔族と戦うのは義務。お主に拒否する権利はない」

魔族と戦う。それは、歴戦の戦士とて容易いものではない。


「しかし、よりにもとってザースト家の人間が引き抜いたか…」

(また言ってるよ…)

「あの、うちの家系って引き抜けない家系なんですか?」

「そんなことはないが、科学特化の戦術により、魔術が格段に落ちた一族と言われとるよ。ザースト家は。

なんにせよ。お主は勇者じゃ。

明後日、英雄式を行う。つまり、明日は

王に忠誠を誓わなければならぬ。よいな」

そこまで聞いて、この勇者というものの重みを、ようやく感じられた。そして思った。


え、俺勇者なの????



こんばんは。大月です。


この作品意外とPVが3桁いってて驚きました。有難うございます!

そんな状態で失礼なのですが、来月あたりから新作を考えております。書き方が全然違うので、わかりませんが、今作品よりは完成度高い予定です笑

ではまた次回お会いしましょう

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