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Elsaleo ~世界を巡る風~  作者: 馬鷹
第七章 『表裏』
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第七十九話

イヴの演技中の口調を変えています。




 カカイ王国と聖王国アゼラウィルの二カ国は、互いの国との関係を巡り会議を開いていた。そして、アゼラウィルは密偵を差し向けたのだが、それすらもカカイの王として存在しているシアンの思惑通りなのであった。


 しかし、そのような国家間の関係など係わり合いなく、レオとエルザは大空の巫女であるイヴが居るハイデランド王国にやってきていた。

 刺すように強い日差しだが、ここで生活している人達の知恵が集まっている。狭い路地では空が見えないほど布を広げて日陰を作り、そして何より日中はほとんど外を出歩いていない。


「宿屋は確かこっちだっけ」

「あぁ、そのはずだ」


 そんな中を歩いているレオとエルザは、兵士に聞いていたこの町唯一の宿屋へと向かっていた。砂漠の中で町を作った以上、ここには小さいながらも水源があり、逞しく生える木々が木陰を作り出し、緑という見た目にも涼しさを感じさせている。


 そしてやって来たのは、他の家と見た目の変わらない一軒家。外に置かれた腰の高さほどの看板が倒れていれば、普通に通り過ぎてしまいそうだ。


「いらっしゃい、お泊りかい?」


 一応ドアをノックした後で中に入ってみれば、部屋を区切る大きなカウンターの中に、こんがりと焼けた肌の中年の男性が出迎える。


「ここが宿屋だと聞いてきたんですが、身分証確認が終わる数日泊めてもらえますか?」

「はい、大丈夫ですよ」


 宿屋の主人は名簿を広げて筆記用具を用意し、二人はそこに名前を書き込む。それを確認すると、引き出しから鍵を取り出そうとするが、何かに気付いて二人に話しかけた。


「お二人は同じ家で良いのかな」

「いや、別の……いえ? 部屋じゃなくて?」

「そうだね。うちは近くの空き家を宿泊施設として借りてるからね」


 同じ部屋だと思ったエルザは、聞こえてきた言葉に思わず聞き返す。それは数少ない客が来た時の何時ものやり取りなのか、主人は笑いを浮かべて直ぐに答えた。

 どうやらここの外見が一般宅と変わりない理由は、本当にここが彼の住まいだからのようだ。


「貸しコテージみたいなものですか」

「そこまで立派な物じゃないけど、そうだね」

「んー、まあ部屋が別だったら良いですよ」


 宿屋に泊まっても同じ屋根の下で寝泊りするのだ。エルザも個室さえ別れていれば、特に気にしていないようだった。

 二人が受諾した後、主人は鍵を一つ取り出してカウンターから出る。そして受付をした家から出て案内したのは、直ぐ隣にあるこちらも外観は普通の家だった。


「こちらのお家です」


 そう言って主人は鍵を使うことなく、鍵の掛かっていないドアを開く。


「母ちゃん、お客さんが来たよ」

「はいはい、いらっしゃい。もう直ぐ準備が終わるからね」


 中には既に中年の女性が居て、いそいそと掃除を行っていた。定期的な掃除や手入れは行っていただろうが、余り人の訪れない町で宿屋が使われることは少なく、宿泊者が来てから再び掃除をしていたのである。


「でも、良く私達が来るって分かってましたね」

「小さい町だからね」


 この発言の意図するところは二つあった。一つは小さい町だから余所者が来れば、直ぐに分かるということ。そしてもう一つは小さい町だからこそ、宿屋の経営を助けるために誘導してくれるということ。

 二人が砂漠で野宿を行えば泊まることは無いだろうが、おそらく民家に泊めさせてくれるよう頼んでも、断られて宿屋の宿泊を薦められただろう。


「これがこの家の鍵です、無くさないようお願いします。食事はこの家の台所で作りますが、ダイニングルームで食べますか? それとも部屋までお持ちしましょうか」

「ダイニングで良いです」

「私もそれで」


 主人から鍵を受け取った二人は、家の中なので案内を断りそれぞれの部屋へと向かう。二階建てではなく、そこまで大きくない家で、部屋の数は四つ。部屋は施錠でき、カギは部屋の中にあるとのこと。


「うん、普通の部屋だね」


 まあ、予想通りである。一般宅をそのまま利用しているので、特に内装に変わりもなくベッドや棚、机などがあるだけ。元の持ち主の私物が置いてあることもない。


「でも、確認に数日とか予定にないよねー」

「まあ、確かにな」


 客室は最初に掃除を済ませてあるのか、部屋の空気の入れ替えは終わっているようで、誇りっぽいことはない。二人は最初にレオの部屋で話をすることにしたのだ。


 ただ、エルザは先ずベッドの普通以上に長い柵を調べる。

 そこは何かを取り付けるフックと、枕の置いてある方には何かが仕舞える棚になっていた。扉を開けてみると、柔らかい紐が編みこまれ布のようになっている物が折り畳まれている。


「うっわ~、ハンモックだってさ」


 取り出して広げてみれば、長方形になるよう編まれている寝具だった。両端をフックに取り付けるようで、エルザはいそいそと取り付け準備を進める。

 そんなエルザを止めることなく、レオはベッドをエルザに取られ、仕方なく丸い背もたれのない木製の椅子に腰掛けた。ギシギシとボロい外見からも気になる音を立てるが、思いの他しっかりと丈夫な出来である。


「しかし、思った以上に調査に時間を取られるな」

「昔は国連も非加盟も関係なく直ぐに通れたから、私も全然詳しく無いんだよね」


 あはは、と申し訳なさそうに笑うエルザだが、確かに巫女であればどこであろうと、大抵は待ち時間など存在しないだろう。もちろん、レオがそんな事で責めるはずも無く、話はイヴの事に切り替わる。


「何でも国王は巫女に雨を降らせて欲しいらしいそうだが……出来るのか?」

「無理無理、精霊さんに巫女の威光は届かないよ。まあ、そういう名目でしか呼ぶ事がないんでしょ。ある意味平和なのかもね」


 弛みが出ないよう確りとハンモックをつけ終えたエルザは、結びつけた紐が切れないか確認しながら、そっと身体を預けて横になる。


「なっつかしいなー、昔はお昼寝に使ってたよ」

「偶には、な」


 この町に着くまで砂漠で野宿をしてきたのだから、やはり疲れを取るためには、ゆっくりとベッドで眠りたいのだろう。レオはエルザが寝入ってしまう前に、ちゃんと片付けるように指示を出した。


「水とか食料の買い足し以外で何かすることあった?」

「そうだな。分かるかどうかは別として、イヴさんが今どの辺りに居るのか聞ければ良いんだが」


 眉間にシワを寄せてまでレオが危惧しているのは、情報が余り手に入らない砂漠ですれ違いがあった場合である。

 もちろん、イヴ達が首都を目指しているのはレオも知っているが、その用事が早く終わって次の国へ向うのならば、最初からそちらへ向かっていた方が早く会える可能性もあるからだ。


「ま、要するにいつも通りって感じだね」


 エルザの言う通り町に出てやることは、消耗品の買出しと巫女の噂集め。これは例え連合国に居ようが、非加盟国に居ようがやることは変わりなかった。



 ◇



 四日後、当初兵士の言っていた身元調査は、終わっているはずの期日である。しかし、あれからレオ達の許に確認終了の連絡は入っていない。

 最初に話したのが兵士を装った窃盗団かとも考えたが、彼らは依然として町にはおり、それとなく町の人達に聞いてみてもやはり正規の兵士のようである。


「すみません、身分証の確認にはまだ時間が掛かりそうですか?」

「あぁ、悪いね。昨日久々に降った雨で皆はしゃいじゃってさ」


 詰め所を訪ねてみて聞いてみても、素っ気無く返事をされるだけだった。

 兵士の言ったとおり昨夜久々に雨が降り、これも大空の巫女イヴのおかげだと騒いでいたのだ。


 確かに恵みの雨は喜ばしいことだろうが、それと仕事が遅い理由とはまた別である。

 これにはさすがのエルザも苛立ったようで、表情を硬くして文句を言おうとしたのだが、それをレオが制して詰め所を後にした。


「ちょっと、何で止めるのよ」


 詰め所を出て路地裏に入ると、今まで黙って付いて来ていたエルザがレオに話しかける。ただ、制止させられた事を怒っているようではない。今回の事情をある程度理解しているであろうレオに、さっさと話せと急かしているのだ。


「まあ多分だが、リカルドが原因だろうな」

「リカルド? ここの兵士さんが、婚約祝いでも贈ろうか考えてるとか?」


 軽口を叩きながらも理由を考えるエルザは、一つ思い当たることがあった。


「リカルドというか、ロイバル家だな。あそこはハイデランドとの戦争時に、最前線の土地を任された家だ。そして俺達はそこで寝泊りしてた」

「あーやっぱり、何か探りに来たとか思われてるってこと?」


 レオの推測はエルザの物と同じであり、真実もその通りであった。

 リカルド側は昔の出来事と何も考えていなかったが、ハイデランドからすれば警戒するに越したことのない相手からの入国である。その辺りの意識の違いが、レオ達の拘束が長くなってしまった要因だろう。


 しかし、この拘束期間が全くの無駄な時間というわけではなかった。

 実は大空の巫女であるイヴが、既に首都から旅立ったことが後日分かったのだ。もし、予定通り直ぐにこの町を離れていれば、仕入れることが出来なかった情報である。




 ◇◇◇




 時はイヴがハイデランド王国の首都から出立する日にまで遡る。

 炎天下で大気が揺らいでる中、周囲が砂漠とは思えないほど水や草木が生い茂るここは、ハイデランド王国の首都。レンガで造られた家は白い石灰が塗られ、四角い屋根の上には布が張られるなど、少しでも熱を下げようと努力する家々が連なっていた。

 珍しいことに普段なら日陰や屋内に居る人々が、こぞって炎天下の外に出ている。その理由は、都市中央にある城門から旅立とうとする一団を見るためである。


「お世話になりました」


 そう言って頭を下げたのはイヴ。当然ながら砂船の時と違い水着姿ではなく、レオ達と同じように身体全体を覆う外套に身を包み、頭部にも緑色のバンダナが巻かれ、肌と艶のある金髪は隠れてしまっている。


「い、いえっ、こちらこそありがとうございました」


 大空の巫女であるイヴに頭を下げられ、会話をしていた恰幅の良い男性は、慌ててそれよりも更に頭を下げようとする。だが、余分に付いた腹の脂肪が邪魔をして、頭を下げるのにも一苦労である。

 巫女の旅立ちということもあり、城門から既に住人が集まって注目が集まっている中、運動不足な大臣の情けない格好に笑いや呆れの声が上がった。当然大臣の耳にも届いているだろうが、それを表情に出すことはない。


「何やら見ておきたい場所があるのだとか、仰られた通り砂船を街の外にご用意してあります。移動の手段としてお使いください」

「ありがとう。では私達はこれで」

「はい、イヴ様の祈祷が届いて雨を降らせたことは、我が国で後世にまで語り継がれることでしょう。誠にありがとうございました」


 ふわりと外套をなびかせながら、城に背を向けて都市の外へ向かって歩き出す。一歩一歩進むごとに歓声が湧き、それに対してイヴも胸の辺りに軽く上げた手を振って答える。

 それは都市を出るまで続き、門の外にはここに来る時に乗っていた砂船があった。タラップの前には、当然来る時と同じ船長や船員が直立してイヴ達を待っている。


「この度はご拝命頂きありがとうございます」

「えぇ、よろしく」


 実は砂船を用意させればこの船長だと分かっていながら、イヴはわざわざこの船長を指名したのだ。巫女も認めた人物である、ということを周囲に知らしめたのである。


 お辞儀をしたままの船長の横を抜け、タラップを上り乗船する。

 このまま部屋に戻っても良いし、再びプールで泳いでも良い。イヴがそう考えていると、彼女の後ろを付いてきていた一人の女性が前に出て、イヴを先導しようと手をかざした。


「イヴ様、こちらです」

「はいはい、全くサラサは気が利くというかなんと言うか」


 イヴを先導する女性の名は、サラサ・ヤシュナ・ルファル。マリアと一緒に旅をしているキルルキと同じく、東方の出身者の近衛師団長である。

 白衣に緋袴という民族衣装に身を包み、左手にはやや湾曲した細身の剣が、白鞘に納められた状態で持っている。腰まで届く長さの黒髪に整った顔立ちだが、二つの瞳は閉じられた目蓋によって隠されていた。

 しかし、その足取りは確りとしていて、目蓋を閉じて目が見えないようには到底思えなかった。


「見送る民衆にイヴ様の威光を示しておくに越したことはありません。ただ、お疲れでしたら船内へ戻りましょう」


 甲板へと向かおうとするサラサだが、彼女にとって第一はイヴである。最初にイヴの顔色を見て平気だと確信した上で取った行動ではあるが、イヴが「面倒」と思えば止めるつもりである。

 その高い忠義と忠誠にイヴは満足そうに笑う。


「は、アタシがこれ位で疲れるわけないだろ」

「当然だな。天才であるこの俺様も認めたイヴが、この程度で疲れるわけないだろう」


 問題ないとサラサの後を追うイヴだが、その後ろから彼女の意見に同意する声が上がった。妙に自信有り気というか、絶対の確信がにじみ出ている声である。


 そんな声を上げたのは、モイセス・マルロー。赤茶色の短髪に濃い紫色した瞳。縦にも横にも少しばかり大柄な男だが、受けるイメージは丸っこい脂肪の塊ではなく、岩のような筋肉の塊。

 手に持っているのは、自身の横幅と同じぐらいありそうな巨大なハンマー。片面は尖っており、もう片面には不揃いな凹凸が付いていることから、叩くことよりも裂傷させる目的の武器を扱う魔闘士である。


「別にモイセスに認められてもねぇ」

「なんだ嫉妬か。イヴも俺より少し上なら、まだ三十手前だろ。これから頑張ればいいのさ」


 呆れたようにため息を吐き出すイヴだが、モイセスは気にした素振りも見せずに笑みを深くしている。

 性格は聞いての通り自身を天才と称しているが、そこに過信も過剰もない。そう自負出来るだけの才能と実力を兼ね備えていた。それはイヴも認めるところである。


「でもさ、イヴの年齢だともう立派なおばさんだよね」


 そしてパーティー最後の一人は、何よりも先ずその長い髪に目がいく。この場の誰よりも艶やかで美しい若葉のような緑色の髪は、普通に流せば地面に着くような長さで、身体に一回転ほど巻きつくようにセットしてあった。身体から離しているとはいえ、動きにくそうな上にこの場では暑苦しそうでもある。

 そして、キラキラと宝石のように輝く青色の瞳、パッチリと大きな目に長いまつ毛、白く粉雪のような肌に整った鼻立ちやピンクの唇。正しく絶世の美少女と言っても過言ではないだろう……性別が女性ならば。


「誰だって年取るぞ。リュリュもいつかおじさんになるんだぜ」

「え、リュリュが年取ってもおじさんにはならないよ。このまま可愛くて美人な、大人のリュリュになるだけだから」


 そう、どこからどう見ても美少女な容姿を持つリュリュ・コイヴサーリだが、実は男であった。しかも性格に難があり、自分大好き人間なのだ。

 だが、それも当然と納得できる。巫女として幾人も見てきたイヴですら、リュリュ以上に可愛らしい容姿を見た記憶がなく、魔術師としての腕も十三歳でSランク保持者。ここまでくれば、ナルシストになっても仕方ないとすら思えるだろう。


 リュリュは自信満々というよりも、何当然のことをとでも言いたげに小首を傾げた。

 ただ、何かを思い出したのか眉をしかめて苛立ちを表情に出すが、それすらも可愛らしく見えてしまう。


「大体さー、リュリュが巫女になれないのが変なんだよ」

「男だから間違いだと思われて、近衛師団に書類送られたって言ってたな」


 モイセスが笑いながらリュリュの頭に手を置こうとするが、リュリュはそれをかわして足に蹴りを入れた。自慢の髪を触ろうとした事が許せないのだ。

 まあ、子供の蹴りが筋肉の塊であるモイセスに当たっても、痛いのは逆にリュリュの方である。少しばかり涙目になってイヴを見た。


「イヴ、ちゃんとリュリュを推薦してよね」

「あぁ分かってるさ。ケケケ、ジジイ共がどう対応するのか楽しみだ」


 イヴは愉快そうに笑うが、その後で疲れたようにため息をこぼす。


「しっかし魔王の野郎も後数年遅けりゃ、アタシも巫女を引退して大師聖母サマで悠々自適だったってのに」

「どちらにとっても不利益なことです」

「まっ、俺様の経歴に花を添えるために来たんだろ」

「あ~あ、リュリュが巫女の時に来れば良かったのに」


 引退すれば魔王のことはどうでも良い、そう取れる発言をしても、この場に居る誰もがイヴを咎めず注意もしない。それ処か、一緒に笑ってすらいる。


 他の巫女パーティーは巫女よりも上の存在が居た。マリアで言えばグウィード、バネッサで言えばダルマツィオ、メーリで言えばアロイスである。しかし、ここでのトップはイヴなのだ。


「まあ、いいさ。魔界の話ってのも興味深いしな……。さぁて行くよ野郎ども、とりあえずはこの暑い中アタシらを見送る酔狂な連中に、少しサービスでもしてやるかね」


 甲板に出たイヴは砂船の近くにまで見送りに来た民衆を見下ろす。イヴが顔を見せただけで歓声が沸き上がり、イヴが手を掲げたところで再び爆発する。

 このパフォーマンスは砂船が出航するよりも早く切り上げ、僅か数分だったにも係わらず、民衆はこの炎天下に出てきてくれたイヴに感謝するのだ。その要員の一つに、切り上げる直前にふら付いたサラサを支える姿が、印象深く残ったせいもあるのだとか。






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