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其の肆拾「李典・于禁、恋の応援をするのこと」

北郷軍が全員揃ったので誰が強いかを上から順に表示していきます。(同列は互角)


なお、西森は原作での各自の武力を知りません。あまりに差があってもこの作品での設定です。それではいきます



一刀

愛紗

星・翠

鈴々

紫苑・桔梗

焔耶・タンポポ

真桜・沙和

周々

詠・ねね

桃香

朱里・雛里

璃々


と、こうなります。

(あくまで見本です。腕っ節の強さです。)

恋達と再会した一刀達一行は左慈が言っていた時の城を目指す旅をしていた。


そんなある日のこと


いつものように一刀達が伽羅坂で移動していると


真桜「隊長!ちょっと止まって―な!! 」


真桜に言われて一刀は伽羅坂を止める。


一刀「どうしたんだ真桜? 」


一刀が聞くと真桜は


真桜「実は通りすぎた町で欲しいカラクリがあったのを思い出してな、悪いけど引き返してくれへん? 」


真桜が言うと


鈴々「えー!!あの町は飽きたから早く次の町に行きたいのだ! 」


鈴々がだだをこねる。


愛紗「鈴々!ワガママをいうでない! 」


しかし鈴々はだだをこねるのをやめない。


一刀「分かったよ!俺が行ってくるからさ。真桜、運転頼む! 」


真桜は一刀が運転している姿を見て操縦を覚えたのだ。


一刀が伽羅坂を降りようとすると


沙和「ダメなのっ! 」


沙和に止められた。


沙和「いくら隊長が強いからって一人で行ったらどうせかわいい女の子について行くのがオチなの! 」


その通りなので否定はできなかった。


愛紗「でしたら私が… 」


愛紗が行こうとすると


真桜「待った!愛紗姉はんはウチらの中の部隊長みたいなもんやからいなくなったらあかんわ! 」


沙和「というわけで凪ちゃんがついていくの! 」


沙和に指をさされた凪は


凪「なっ…なぜ私なんだ! 」


凪は顔を赤くしながら聞くと


真桜「何でってそりゃ凪は真面目やから隊長の見張りもできるし、重い荷物持ちもできるし! 」


沙和「欲望がないから寄り道もしなさそうなの 」


確かに他の人ならば荷物が持てなかったり、寄り道をしちゃいそうだ。


凪「隊長は私でいいのですか? 」


凪が聞くと


一刀「確かに凪は真面目だし、別にいいけど 」


一刀が了承すると


真桜「ほな早く買ってきてくれんか!ウチらはこの先にある町で待っとるさかい! 」


沙和「これが買ってきて欲しい物の一覧なの♪ 」


沙和は一刀に一覧表を渡すと一刀は


一刀「それじゃあ行くぞ凪! 」


そして一刀が駆け出すと


凪「了解しました。隊長! 」


凪も後に続いた。


ちなみにこの時、真桜と沙和は互いに指をたてていた。


ここで話は昨日の夜にさかのぼる。


昨日の夜


真桜「なぁ凪、最近隊長と接吻(キス)したか? 」


ブシュッー!!。


これを聞いた凪は飲んでいた水を噴き出した。


凪「ゲホッ!いきなり何を聞いてくるんだ! 」


凪が真桜に注意すると


真桜「してないんなら早い方がいいで!今の隊長の回りには美女だらけやからなぁ 」


真桜がからかうように言うと


凪「大きなお世話だ! 」


凪は怒ってその場を去った。


真桜「ホンマに凪は勇気がないなぁ 」


沙和「接吻もまだだなんて遅れているの! 」


物陰から沙和まで現れた。


真桜「仕方ないな、ここは親友のウチらが凪のために一肌脱いだろうやないか! 」


沙和「題して“凪ちゃんと隊長の逢い引き(デート)作戦!接吻もあるよ!”を考えるの! 」


こうして二人の策は見事に成功したのだった。


その頃、策にはまった事に気付いてない二人は


凪「すいません隊長、真桜の買い物に行かされてしまって 」


凪が謝ると一刀は


一刀「別に俺は気にしてないからさ凪が謝らなくてもいいよ」


一刀の言葉を聞いた凪は


凪「(やはり隊長は優しいお方だ) 」


凪が一刀に対して尊敬した後、一刀を見ると


一刀「あのお姉さん好みだな〜 」


他の女に夢中であった。これを見た凪は


ゴスンッ!!。


凪「早く買い物を済ませましょう!!! 」


一刀「はい… 」


一刀は凪に引きずられながら連れていかれた。


その頃、愛紗達は


愛紗「何故凪なのだ!私だってご主人様と一緒に行きたかったのに! 」


一刀と行けなかったことに不満顔をする愛紗であった。


鈴々「にゃはは!愛紗がやきもちをやいているのだ! 」


桃香「やきもちやくなんて愛紗ちゃんもやっぱり女の子だね♪ 」


義姉妹にからかわれた愛紗は


愛紗「二人とも!何を言っているのだ!!! 」


愛紗は怒りながら逃げる二人を追い掛けた。


その頃、仕掛け人である真桜と沙和は


真桜「凪のやつ今頃接吻しているやろか? 」


沙和「大丈夫!沙和の計画に間違いはないの! 」


二人が話していると


星「計画とは何の話であろうかな? 」


突然、星が現れた。


いきなりの星の登場に二人は驚いた。


真桜「うわっ!?なんや、星姉はんかいな驚かさんといてや 」


沙和「驚いて心臓が爆発しちゃいそうだったの〜!? 」


驚いた二人に星は


星「先程のやりとりを聞いていたらどうやらお主達は主と凪を逢い引きさせることが目的だったようだな! 」


計画が星にばれた二人は


真桜「堪忍してください!ウチらは凪のためを思って実行したんですわ! 」


沙和「どうか愛紗さんには黙っていてほしいの〜! 」


これが愛紗にばれては大変なことになってしまう、すると星は静かに笑うと


星「しかしなぁ、タダで内緒にするというのもこちらにとって割りが合わない。ここは特上メンマで手をうとうではないか! 」


すると星の後ろから声が


?「何に対して手をうつだと? 」


星「それはもちろん、主と凪の逢い引き計画を内緒にしてあげるということだ! 」


と星が後ろを振り向くとそこにいたのは


愛紗「そうか、そうだったのか 」


頭に青筋をうかべた愛紗がいた。


愛紗「全ては真桜と沙和の作戦かー! 」


愛紗は大声で怒鳴った。


真桜「星姉はんひどいやないか! 」


沙和「この裏切り者なの―! 」


星「我だって一緒に怒られているから五分五分ではないか! 」


その頃、一刀と凪は


一刀「真桜のカラクリは買ったから次は沙和の注文した服か 」


沙和は時々ファッション雑誌である阿蘇阿蘇を立ち読みして欲しい服を探していたのだ。


凪「このお店ですね 」


一刀と凪は店の中に入る。ちなみに余談ではあるが店名は由児黒(ゆにくろ)であった。


一刀「沙和が注文した服はどれかな? 」


一刀は服を探す。


一刀「店の一番売れている服って書いてあるからこれかな? 」


一刀が見た服は『当店一番人気の服』と書かれていたので問題はなかったが


凪「こんな服をどうする気だ? 」


その服はミニスカセーラー服だった。何故この世界にあるのかはおいといて、セーラー服を見た一刀は


一刀「いいよこれ! 」


感激していた。


凪は一刀がセーラー服を見た途端元気になったのでセーラー服を見つめていると一刀は


一刀「気にいったのなら着てみる? 」


これを聞いた凪は驚いて拒否しようとした


凪「こんな傷だらけな私にこのような服は似合いませんよ! 」


しかし一刀は


一刀「凪が着たら絶対似合うのにな 」


ぼそっと呟いた。すると凪は


凪「隊長がおっしゃるのなら着てみます! 」


そして二人が店から出てくると


そこにはセーラー服を着た凪の姿があった。


凪「しかし、これはちょっと恥ずかしいです 」


短すぎるスカートの端をおさえながら凪が言うと


一刀「よく似合ってるよ凪! 」


この一刀の何気無い一言を聞いた凪は


凪「隊長にそう言われる自分は感激です 」


凪は喜んでいた。


そして凪はセーラー服を着たまま帰り道を通っていくと普通に行っては遅くなるので町の人から聞いた近道を通ることになったのだが…


一刀「この橋を渡らなければいけないのか 」


一刀の目の前には今にも崩れそうなオンボロの吊り橋があった。


凪「今から回り道している時間はありませんし行きましょう! 」


凪は中々勇敢なことを言うが足元が震えていた。なぜならば凪は高い所が苦手すなわち高所恐怖症なのだ。木の上なら我慢できるが橋の上は無理らしい。


凪と一刀は橋の上を進んでいくが橋が揺れる度に


凪「ひっ!うわっ! 」


凪は怖がっていた。


一刀「頑張るんだ凪!もうすぐ渡り終えるからさ! 」


凪「すいません隊長 」


そして一刀と凪が渡り終えようとしたその時!


ブチンッ!!。


橋を支えていた縄が切れて橋は崩れ落ちていった。


もちろん橋の上にいた一刀と凪も落ちていった。


凪「うわーー!! 」


凪は叫びながら落ちていくと一刀が凪に近付いて抱きしめた。


凪「隊長!一体何をするのですか? 」


一刀「いいから見てなって! 」


一刀は落ちながら刀についていた紐を木に向かって投げた。紐は見事木に絡み付き落下は防げたのだが


一刀「もう大丈夫だよ凪! 」


一刀が凪を見てみると


凪「・・・・・・ 」


凪は落下のショックで気絶していた。


やがて紐をたぐりよせて一刀は凪を背負いながら上に登るが到着した時も凪は気絶していた。


一刀「このまま寝かせるわけにもいかないしな 」


一刀は考えぬいて一つの結論に達した。


一刀「やはり気絶した人の目を覚ますには… 」


一刀が良からぬことをしようとした時、凪は目を覚まそうとしていた。


凪「隊長!申し訳ありませんでした! 」


凪は勢いよく体を上げたその時!


ムチュッ!。


起き上がろうとした凪は良からぬ事を企んでいた一刀と唇が重なってしまった。ぞくに言うキスである。


一刀と事故とはいえ、接吻してしまった凪は


凪「キューー! 」


再び倒れてしまった。


一刀「凪!大丈夫か!? 」


しばらくして


一刀は凪を背負いながらようやく伽羅坂にたどり着いた。すると伽羅坂から


愛紗「ご主人様!大丈夫ですか? 」


愛紗が出迎えてくれた。


一刀「俺は大丈夫だけど凪の方がちょっとね 」


一刀は背負っている凪を愛紗に見せると愛紗はある事に気付いた。


愛紗「ご主人様、凪が着ている服は何ですか? 」


愛紗は凪が着ているセーラー服を指さした。


一刀「これは…!凪に似合いそうだからって 」


一刀は必死にごまかすが


愛紗「すぐ済む買い物に行ったにもかかわらず二人してこんな遅くまで帰ってくるなんて… 」


愛紗の体はかすかに震えていた。そして!


愛紗「一体何をしていたんですか!!! 」


愛紗の怒りが爆発した。


一刀「愛紗!ちょっと落ち着いてくれ―! 」


一刀は凪を降ろして愛紗から逃げ去って行く。


降ろされた凪の顔は


凪「(隊長と初めて接吻してしまった♪) 」


とても喜んでいた。


あくまで凪が高所恐怖症というのはこの小説での設定です。

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