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其の弐拾「孫権、一刀と逢引するのこと」

ついに二十話(番外編除く)目指せ百話!!(無理だけどね)

今話でシャオ以外の無印・呉の軍が全員でます。


愛紗達が図書館に駆け寄るとそこには腰を抜かした朱里がいた。


愛紗「朱里!一体どうしたのだ? 」


鈴々「お兄ちゃんは無事なのか? 」


朱里は噛みながらも言う。


朱里「はわわ〜!!本を見ていたら突然誰かに襲われて、ご主人様は私を逃がすために自らが囮になりました!! 」


すると蓮華は


蓮華「やはり陸遜の仕業か! 」


翠「呉の将のせいかよ!そんなに陸遜って奴は恐ろしいのか? 」


呉軍は頷く。


冥琳「確かに穏はある意味恐ろしいな! 」


(のん)とは陸遜の真名である。


愛紗「そんなことより!ご主人様が心配だ!ご主人様大丈夫ですか? 」


愛紗は勢いよく図書館の扉を開くとそこには


?「いや〜ん 」


全員『へっ? 』


驚くみんなの目の前にうつったのは


穏「反撃してくる人ははじめてで穏とっても困っちゃいます〜! 」


困った様子の緑髪の眼鏡巨乳と


一刀「そっちが先に襲ってきたからこれでお互さまじゃないかー! 」


暴走する一刀がいた。


この様子を見たみんなは当然のごとく!


愛紗「ご主人様のバカー!! 」


翠「このエロエロ魔人!! 」


思春「くたばれ―!! 」


お仕置きする三人と


月「詠ちゃん、やっぱりご主人様は胸が大きい人がいいのかな? 」


詠「大丈夫!月はまだまだこれからだからさ! 」


朱里「巨乳は滅びればいいんです! 」


落ち込んだり、舌打ちをする三人。


星「本日最多のお仕置きですな 」


紫苑「あらあら、璃々は見ちゃダメよ! 」


恋「…お腹空いた! 」


鈴々「お兄ちゃんも懲りないのだ 」


普通に流す四人。


蓮華・冥琳『まさか穏が逆に困るとは!! 』


雪蓮「キャハハ!やっぱり一刀って面白いわ♪ 」


驚いたり、笑う三人であった。


やがて一刀のお仕置きが終わると


蓮華「大丈夫か一刀? 」


血まみれの一刀は


一刀「…大丈夫です! 」


かろうじて生きていた。


鈴々「でもさっきのは何なのだ? 」


鈴々が聞くと穏は


穏「実は私、知らない本を読むと体が興奮するんです〜 」


冥琳「だから普段は図書館や本屋の立ち入りを禁止しているのだが甘かったな 」


頭をかかえる冥琳。


穏「それより言い忘れていましたが私の名前は陸遜 伯言、真名を穏といいます。軍師で〜す! 」


冥琳「あと一人は今はいないがこれでいるのは一応全員だ! 」


そろい立つ呉軍を見て一刀は考えていた。


愛紗「ご主人様!どうかしましたか? 」


愛紗が一刀の顔を覗いてみると一刀は


一刀「呉は巨乳だらけでいいな〜 」


完全に鼻の下を伸ばしていた。


この様子を見た愛紗は勿論…


愛紗「ご主人様!!! 」


ドゴッ!★彡。


一刀に怒りの鉄槌を下すのであった。


その日は雪蓮を送ってくれた礼として呉の陣に泊まることになった一刀達だが、


食事の時間


呉軍『……… 』


呉軍は口を開けていたなぜならば…


鈴々「おかわりなのだ! 」


翠「次の飯はまだかよー? 」


恋「…これは恋の! 」


ドカ食いする人が三人もいたからだ。


愛紗「コラッ!三人とも呉軍に失礼だろう! 」


紫苑「まぁまぁ愛紗ちゃん小言はそれくらいにしなきゃ 」


璃々「お母さん、これおいしいよ! 」


月「詠ちゃん美味しいね! 」


詠「だねっ!月♪ 」


星「食事もいいが酒もよいな 」


みんなが色々言うなか


セキト『ここの飯も結構いけるな! 』


これに驚く呉軍。


雪蓮「驚いたわ!まさか犬が看板立てるなんて 」


冥琳「うちの善々以外にもいたとはな 」


ここで鈴々が聞く。


鈴々「善々って何なのだ? 」


雪蓮「私の妹の孫尚香が飼っている大熊猫(パンダ)の名前よ 」


冥琳「今はちょっとした用でいないがな 」


とここで思春があることに気付いた。


思春「ところで蓮華様はどこにいるのですか? 」


これに愛紗も続く


愛紗「そういえばご主人様も姿が見えないが? 」


すると穏が言う。


穏「蓮華様なら一刀さんと話があると言って外に出ましたけど… 」


この言葉に二人は


愛紗・思春『何だと!!? 」


二人は机をおもいっきり叩くとすぐに動いた。


思春「おのれ北郷め!蓮華様に手を出したならば首をはねてやる!! 」


怒りの思春!


愛紗「ご主人様!今度こそ許しませんよ!! 」


嫉妬の愛紗!


二人は扉を開けてすぐに飛び出していった。


星「(やはり主のそばにいると面白いものが見れますな♪) 」


その頃、外に出ていた一刀と蓮華は


一刀「何だよ蓮華、こんな所に呼び出して 」


蓮華は言う。


蓮華「なぁ一刀よ、私はどうすればいいのだ? 」


一刀は?をうかべる。


一刀「何をいってるんだ? 」


蓮華「私は姉様の代理で王になったのだ!しかし、その姉様が帰ってきた今私はどうしたらいいと思う! 」


蓮華は強く言う。


一刀「…もしかして蓮華は雪蓮に帰ってきてほしくなかったのか?だとしたら謝るけど… 」


蓮華「そんな事はない!姉様を連れてきてくれた一刀達には感謝している!だがっ、王になる道しかなかった私に今さら一体何になれというのだ!! 」


一刀は何も言わず黙って聞いていた。


蓮華「姉様には武力も意思も人望もあったのだが私には王を取れば何もないのだぞ! 」


一刀「……… 」


蓮華「昔からなに一つ姉様に勝てなかった私に何ができるというのだ!どうすればいいのだ?知っていたら教えてくれ一刀! 」


ここで黙っていた一刀の口が開いた。


一刀「…甘えてるんじゃねぇよ! 」


蓮華「!? 」


蓮華は驚いた。今まで蓮華に愛を伝えてきた男が急に強気になったのだから。


一刀「王になる以外の道を教えてくれだって?そんなものは人に教えてもらうものじゃねぇ自分でみつけるもんだろうが! 」


普段の一刀からは思いもよらない正論がでてくる。


一刀「蓮華は蓮華でいればいいんだよ!他の誰にも真似が出来ないだろ! 」


蓮華「私は私でいればいい… 」


一刀「そうさ!これからは王としてではなく、一人の女として歩んでいけばいいんだ! 」


実は一刀と蓮華以外にこの話を聞いていた者がいた。二人を探しに来ていた愛紗と思春だ。


思春「貴様の主人はバカかと思っていたが意外なことをいう奴だな 」


愛紗「ご主人様… 」


しかし次の一刀の一言で二人の態度が変わった。


一刀「女としての道がわからないなら、俺が教えてやるから明日デート…いや、逢引しようぜ! 」


この一刀の言葉に一瞬時間が止まった。


蓮華「逢引(デート)だと! 」


すぐに顔を赤くする蓮華。


一刀「嫌なのか? 」


すると蓮華は


蓮華「わかった!明日は一刀に一日付き合ってやろう 」


しかし二人は気付いていない、この様子を最初から見ていた二人がいることを


そして次の日


蓮華「待たせたな一刀! 」


一刀「なんの、俺も今来たとこだからさ 」


ホントは三十分も待っていたのだ。こうして二人の逢引が始まったのだが…


二人の様子を後ろから見ている八人の影があった。


愛紗「ご主人様ー!! !」


鈴々「楽しそうなのだ 」


朱里「はわわ〜!! 」


星「これは見物だな 」


紫苑「そうね♪ 」


翠「あのエロエロ魔人! 」


思春「蓮華様に手を出したならば殺してやる!! 」


雪蓮「面白そうね♪ 」


他のみんなは留守番中


一刀「では俺が女としての道を教えよう! 」


男のお前に何がわかる!


一刀「まずは逢引の定番、買い物だ! 」


そう言うと一刀は蓮華の手を握って手をつないで歩き始めた。


この様子を見た八人は…


愛紗「ご主人様!!!!! 」


思春「殺してやる!!! 」


星「やれやれ、手をつないだだけでこれとは先がおもいやられますな 」


その後、一刀と蓮華は…


二人で演舞を見たり、甘味処で杏仁豆腐を食べたり、服屋を見て回ったりと街を回っていった。


その間、八人は…


愛紗「ご主人様、覚悟しといてくださいね!!!!! 」


思春「すぐに首を斬り落としてやる!!!!! 」


戦闘力ならばドラ〇ンボー〇のフ〇ーザを遥かにしのぐほどであった。


そして二人の逢引も終盤にかかる。


蓮華「一刀すまないな、私のために時間を使ってくれて… 」


一刀は言う。


一刀「そんなことないよ!俺も蓮華の様なかわいい子と逢引できて嬉しかったしさ 」


この言葉に蓮華は赤くなるが、後ろでは…


愛紗・思春『殺・殺・殺・殺! 」


もはや誰にも止められなかった。


そんな中、雪蓮は


雪蓮「(何してんのよ蓮華!好きなら好きって言いなさいよ!) 」


彼女得意の勘で蓮華の気持ちが分かっていた。


そして二人が帰ろうとした時、一刀は


一刀「そうだ!これよかったらプレゼ…いや、贈り物にあげるよ 」


そういうと一刀は一つの紙袋を蓮華に渡した。


一刀「開けてごらん 」


一刀がそういうので蓮華が袋を開けると中には…


蓮華「これは…服!? 」


中には一着の服が入っていた。


一刀「お店に売っていたのを見付けてさ、蓮華に似合うと思って内緒で買っておいたんだ 」


これを聞いた蓮華は


蓮華「ありがとう一刀!これは私が男から貰うはじめての贈り物だな 」


いいところなのだが…


一刀の次の一言で全てが変わった。


一刀「それでは最後に女としての道として… 」


全員が見つめる中、一刀は


一刀「俺と一緒に子作… 」


とここで…


愛紗・思春『させるかー!!!!!! 』


ドグボッ!!。


突然現れた二人の飛び蹴りをもろに喰らい気絶する一刀!。


蓮華には何がおこったのかわからない。


愛紗「ご主人様!!!用が済みましたのなら一刻も早く先に進みましょう!! 」


一刀は愛紗に引きずられながら運ばれていった。その後を続いていく北郷軍であった。


残された呉軍は


思春「蓮華様!大丈夫でございますか? 」


思春が心配していた。


さらに立ち去っていく北郷軍を見つめていた蓮華に雪蓮は


雪蓮「よかったじゃない蓮華!好きな人から贈り物を貰ってさ♪ 」


姉のこの言葉に素直になれない蓮華は


蓮華「なっ何を言っているのですか姉様!私は別に北郷一刀の事なんて何にもありません 」


するとからかう雪蓮


雪蓮「素直にならないと幸せは逃げていくわよ〜 」


蓮華「…姉様!いい加減にしてください! 」


恋する乙女からいつもの蓮華に戻ってしまった。


その頃、帰っていった一刀達はというと…


途中で恋達とも遭遇し、先を歩いていたのだが


愛紗「まったくご主人様ときたらかわいい子がいたらすぐに口説く!その煩悩の塊を今日こそは砕いてさしあげます!! 」


一刀「あの…愛紗さ… 」


愛紗「口ごたえは無用です!! 」


この後、今日のことでみっちりと愛紗に説教される一刀であった。


ちなみに周々の名前がでなかったのは理由があります。決して知らなかったわけではありません。


次話はついにあの化け物の登場予定です。

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