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星5以外の評価はいらない

作者: もか
掲載日:2026/08/25

ぼかしますが、ミッドナイト、ムーンライト、ノクターンのどれかで活動していた底辺作家です。

少し前に垢を削除して引退しました。今回書いている垢はROM用に新規取得した垢になります。


なぜ自分が引退したかを言語化したく、今回エッセイを書きました。


サイト掲載時の実績ですが、日間1位とかもありがたいことに取らせていただいたことがあります。

一方で評価について考えてしまうことがあり、作品をすべて削除した上で引退しました。

今は完全ローカルで書いてます。


色々考えた時に自分は「星5以外いらない」という結論に達しました。


まず読み専は見ることがない & 評価は全部加点というのは分かるんですが、作者の画面には平均点が出ます。


平均点厨の自分としては、絶対値より平均点を大事にしていました。

綺麗な数字、構造に快感を覚えるので、極論ですが平均星5で合計100pt > 平均星4.5で合計1000ptの考えがあります。


面白くないとか否定的な感想をもらうよりも、どのアカウントがつけたか分からない星5以外の方が不快感が強かったです。

ちなみに面白い、普通、面白くなかったみたいな言語化された評価ならそこまで気にならないです。もしくは作者には評価者が見えるなど。


とにかくなろうで評価基準が用意されていません。

この状態で評価を付けられると、尺度がない解釈が不可能な1-4という数字を付けられたという事実だけが残ります。

そこに、基準が不明瞭な評価を、半透明な人間につけられるという気持ち悪さがあり、結果、自分は星5以外は、フィードバックではなく不可逆な状態変更と受け取っていました。


商業を狙っていなかったこと、読者の減少/お気持ちより、自分のお気持ち最優先だったので作品をバシバシ消してました。


正直読者は悲しいとか今後応援したくなくなると言われてもあまり響きません。それよりも上位に自分の快適さがあります。


しばしば読者と作者の背負ってるものが非対称であると考えることもあります。どちらが上という話ではなく、求めているもの、提供できるものが同じではありません。

また、物事というのは相互に作用するものであり、作品を投稿すれば評価が生まれます。その評価によっても、再度状態が変化します。


そのうえで、自身の評価基準を守りたいのであれば、好きに星をつければいいと思います。作者にとって快適な環境を提供したいのであれば、星5を提供すればいいだけのことです。


いずれにせよ公式で解釈が用意されていないので、各々が好き勝手に動く自由があります。

また、共通言語が存在しないため、相互理解をしようとするのは無理です。

個々人では理解できるかもしれません。しかし、プラットフォーム利用者全体に広げたときはどうでしょうか。


唐突ですが、作者が作品を投稿する意味を考えたことはありますか。


オープンなプラットフォームに投稿しているということから、商業化、感想、ランキング、PVなど少なくとも他者が作用可能な状態を自ら選択しています。

自分用、身内に見せたいだけなどであれば、他者との接触可能性を選択せずに、限定公開ができるプラットフォームでほそぼそとやればいいだけです。


そして、なろうは無料のプラットフォームです。読者は時間(PV)、評価、ブクマ、感想という対価を持っています。支払う対価は自由に読者が決められる状態です。

交換レートがないため、作者の受け取り方も様々でしょう。


交換レートについて真面目に考えた結果、出てきた答えが星5未満を付けた人間に読ませるぐらいなら、自分1人で楽しんだほうがマシという考えです。

自分は、元々完璧厨みたいなところがあるので、自分で作った壺を叩き壊すことになんのブレーキもかからないタイプです。


ついでに暇つぶしに数字を見ている自分は大体の点数配分を把握できてしまいます。

これをやめろという話なのですが、評価があれば人間気になるもので、何人が星いくつを付けたか大体の分布を把握していました。


評価人数、平均という項目がなければ気にならないのですが、現状は割ればざっくり何人がどの評価を付けたのかわかります。


ここまで言うなら評価受け付けしなければいいと思う人もいるかもしれません。ですが、自分にも人並みの承認欲求があります。

ランキングや総合点など数字が動くこと自体も面白かったですし、ほぼくじ引きみたいな感じで当たりが引けたらラッキーぐらいの気持ちでいました。星5以外付いたら消せばいいやぐらいの軽い気持ちで受け付けてましたし、実際に消していました。


結果、自分にはなろうのシステムは向いてないということで引退しました。


もちろん、読者は自由に点数をつければいいと思います。

たまに謎な方で星1を付けたのに、続きを希望する人もいましたが、そういう謎ムーブしないのであれば用意されているシステムなので、自由でいいと思います。

点数として加点はされますし、星0を基準とした加点方式を採用されている方もいると思います。


ただそれで引退する人もいるよーっていうことを知っていただけたら嬉しいということです。


あと、応援したい作者、続きを読みたい作品に星4をつけるのはやめましょう。

作品削除する極論人間がいるかもしれないので、エタと削除を気にしない作品だけにしましょう。


少なくとも自分は星5以外が付いたのを確認できた時点で作品を削除して、読みたい感想をもらっても復活させませんでした。


共通の評価基準が存在しないなら、相互理解ではなく各自が自分の目的関数に従って行動するしかありません。その入力を受け取った作者がどう動くかも自由であり、全ては自由意志のもと行われる行動です。


引退したと言いつつ、もう一度他人が作用できる空間に投稿してしまう悲しきモンスターのお話でした。






余談ですが、なろうの評価制度は2020年頃にかわりました。過去から現在まで、検索をすると「低評価をされて評価リセットのために作品を削除したくなった」「読者はなぜ低評価をするのか」「応援のつもりで星1をつけていたが作者は気にするか」「なぜ星5ではなく、欠けた状態の星4なのか」など、なろうの評価制についてさまざまな意見があります。

削除まで行き、復活させないのは極端かもしれません。それでも、星5以外を気にする作者はあなたが思っているよりいるかもしれません。

何しろ5年以上経った今でも、「☆1は応援なのか低評価なのか」というレベルの基本的な問いが繰り返し出ています。


※平均点厨なので、評価切っています

即消しせずに真面目に集計していた頃の作品の評価記録が出てきたので、追記します。1作品だけかつ、実際には作品ごとに評価率は大きく違ったので、とりあえずの参考値としてどうぞ。

評価人数 526人

星1 9.09%

星2 7.27%

星3 14.50%

星4 3.64%

星5 65.5%

小数点第三以下切り捨てです。


集計方法:

倫理的、規約的にアウトかもしれませんが、集計、推定を自動化していました。

作者の画面には、平均、評価合計ポイント、評価人数が出ます。

評価人数が n → n+1、評価ポイントが P → P+ΔP なら、1人だけ増えたタイミングではその人の評価はほぼそのまま ΔP として集計します。

厄介なのは同じ観測間隔で2人以上が評価した場合ですが、その場合も以下の方法で分解していました。

(評価合計 - 確定している非星5の合計) = (評価合計人数 - 非星5の人数) × 10

になるかどうかで割り出していました。


例えば、2人から合計12pt入った場合、(6pt, 6pt) or (2pt, 10pt) or (4pt, 8pt)の可能性があります。


評価合計 - 確定分が120ptとして、残り人数が12人なら星5を含む組み合わせである、といった風に推定していました。

他の数値も同様に倍数と評価人数の組み合わせで組み合わせ推定をすることができます。


なろうは分かりませんが、自身が活動していたところは、日間上位の作品でも数分に1回の計測でほぼn=n+1の単独観測だったので、上記の推定方法で分からないことはありませんでした。

制約充足問題として解くことができます。


この評価意味はほとんどありません。

評価軸として「連載途中のため暫定で1」 「応援だから1」「ゴミだったから1」「まあまあだから3」「神ではないが良作だから4」「何か物足りないから4」のような複数の尺度が混じっています。

そのため、統計的に意味があることではないです。


「身長170cm」と「満足度5」と「気温20℃」を足して平均しているぐらいの気持ち悪さがあります。

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