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かぼちゃ頭

作者: 尚文産商堂

今の時期になると、ゾロゾロと並んで歩いているのをよく見かける。

小学生か幼稚園くらいの子供が一列に並んで、トリックオアトリート!とお菓子をねだっている姿は、今の風物詩となっている。

元々の意味なんて知らないからこそ乗っかれる商業主義に、俺の店もまんまと乗せられている。

「はい、お菓子をどーぞ」

水飴から作った特製の飴玉だ。

子供でも食べやすいように結構小さめに作っている。

ちなみに味はメロン、いちご、みかん、ソーダの4つだ。

「1人1つだからね」

それを1つずつ入れて小袋にしたものを、ラッピングして配っている。

子供の群れは、親と一緒に来てくれるおかげで途切れることはない。

どうやら今日は人手を多くして正解だったようだ。

かぼちゃ頭がゆらゆらと揺れて店から出ていくのを見ながら、なんとなくそんなことを思っていた。

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