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アカギ戦記  作者: 饅頭
二章【魔法学園バーミンガム】
90/160

【エンシェント・ワン】

 【我こそが神だ】

 そこにいるのは人ではなかった。

 白い長髪は重力に逆らって揺らぎ、両手は怪物のような姿をし、背中には漆黒に染まる異形の翼を携える。

 そしてその目は神の目と呼ばれる異形の目。

 【これはもう必要ないな】

 パチンとジェイソンが指を鳴らすとブラックスペースの効果が終わり白黒の世界が一変する。

 同時にスミスとルイスの静止が解ける。

 投げられていたルイスがスミスに衝突するがスミスはうまく受け止めたらしくすぐに立ち上がる。

 「人を捨てて厄災に至ったか」

 【あぁ、これで元の世界に戻れる】

 「元の世界だと!?」

 【お前が知る必要のないことだ】

 「そうか、ならここで死ぬとい。〈フルカウルスレッド〉」

 スミスの両手の五指より大量の魔法の糸が放出される。

 【既に体が限界だろう。無理をするな】

 「〈サウザンドインパクト〉」

 放出された大量の糸が散弾の如くジェイソンへと放たれる。

 だがその糸たちはジェイソンにあたる寸前に軌道を変える。

 「ばかな・・・!」

 スミスの体中から血が噴き出る。

 「この糸は・・・俺の能力・・・。俺の体を貫いたのは俺自身・・・!」

 スミスはその場に崩れる。

 「〈リカバリースレッド〉」

 スミスの手から放出された糸は体中に空いた穴を縫い合わせて塞いでいく。

 【お前が相手にしているのは神だ。それを理解したまえ】

 「だが、氷室一等星の報告では固有能力で最初の厄災を討ったはず・・・」 

 【それは有する耐性が違うからだ。我が持つ耐性は【物理無効】【魔法耐性】【固有能力反射】だ】

 「反射・・・!なるほど、それでか」

 【理解したようだな。哀れにも我に挑もうとした人間よ。その哀れさに免じて我が名を教えよう。しかと聞くがいい。我こそはエンシェント・ワン。タイプ:ジュピターである】


To be continued.

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