表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アカギ戦記  作者: 饅頭
二章【魔法学園バーミンガム】
81/160

星を穿つ一射

 ロゼは一気に空へと舞い上がり宇宙より迫りくる脅威を睨む。

 「〈ウェイトオペレーション・ライト〉これで星の重量を削りましたわ。更に〈タイムオペレーション・ディセラレート〉」

 ロゼの固有魔法により星の落下速度が一気に低下する。

 「これですぐにはおちませんわ。皆さん頼みます!」

 ロゼが地上の四人へと叫ぶ。

 「作戦の第一段階はクリアってことだな。彼女の魔力が尽きる前に削り切るぞ」

 「一気に核を貫けるほどの火力があればいいのですがね」

 「私の能力が使えれば、せめて今だけでも・・・」

 葵は願う。ただ一回だけでもと。

 「え?アオイ。あんたの手光ってるよ」

 「あ、これなら」

 エレンに言われて手をみると先月の時ほどにはいかないものの、使えなくなってたはずの力が使えるようになっていた。

 「それが葵さんの固有能力なんですね」

 「うん。でもヤクモは無理そう・・・」

 「それは、撃てるのか?」

 グレアの問いかけに葵はうなずきそして構える。

 魔法の弓の弦を引き、魔法の矢を生成する。

 「全力で出し惜しみなく、放つ!」

 葵は目をつむり、厄災へ放ったあの一撃の感覚を思い出す。

 放った瞬間の左の手しびれるような感覚、右手から矢が放たれる感覚。

 ソラより落ちてくる星の中心を、核を感覚でとらえる。

 「〈神撃之一射〉」

 空へと駆け上がる竜の如く。

 放たれた矢は黄金の軌跡を残し、超速で星へと向かう。

 「〈マジックオペレーション・ハイ〉〈タイムオペレーション・アクセラレート〉」

 放たれた一射にロゼは魔法威力強化と加速の魔法を付与する。

 葵の放った一撃は星の核を完全に粉砕する。

 「すごいよアオイ!」 

 「う、うん。でもまだこんなん、じゃ・・・・・」

 自身の残存魔力を一気に使い切った為に葵の意識は薄れ、そして切れる。


To be continued.

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ