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アカギ戦記  作者: 饅頭
二章【魔法学園バーミンガム】
77/160

圧倒的POWER‼

 数分前、教会の入り口前。

 「思ったよりよく飛んだな。さっさと破壊して三人を追うべきだな」

 グレアは十字架を突き立てて軽くストレッチをする。

 石像は倒れた木々の間から起き上がってグレア向かって歩き出す。

 「自己再生もできるのか!」

 天使の石像の壊されたはずの腕が完全に復元している。

 「いや、完全な再生ではないな翼をリソースを腕に移動させたというところか」

 石像は腕の復元により半分欠損した自身の翼をつかむ。

 すると翼はみるみるうちに巨大な石の鎌へと変化する。

 石像は力強く地面をけってグレアに迫りくる。

 グレアは十字架を持ち上げて石像に向かって思いっきり投げる。

 飛んでくる十字架に天使は鎌を振りかざし、その軌道をずらす。

 だが同時に石でできた鎌は粉々に砕け散る。

 獲物を失っても石像は気にも留めずグレアに殴りかかる。

 その巨体と材質からは想像もつかない程の速さでグレアを一心不乱に殴り続ける。

 秒間10発前後の石の弾丸がグレアを襲う。

 だがグレアはその全てを完璧にいなしていた。

 そして大きく石像に向かって踏み込むと腹部めがけて掌底を放つ。

 数メートルほど石像は飛ばされ片膝をつく。

 石像が顔を上げた瞬間に石像の頭部へグレアが回し蹴りをする。

 頭部はその一撃で胴体から離れて遥か森の奥へと消えていった。

 「殴り方がなってねえ」

 仕返しといわんばかりにグレアが首なしとなった石像を殴る。

 殴る、殴り続ける。

 残像が見えるほどに早すぎるラッシュによる熱でグレアの体から煙が上がる。

 復元する間もなく殴られ続け石像の上半身は全て粉砕された。

 「流石にやりすぎたか」

 グレアの両腕は今の攻撃による負荷で負荷がかかった機械のように小刻みな振動を起こしていた。

 「おい、お前まだ動くのか」

 下半身だけとなった石像は立ち上がり体の修復を試みだす。

 だがリソースがほとんどなく、結果見上げるほどに大きかった背丈は1メートルほどになってしまった。

 グレアはその石像の頭を捕まえて真上に投げ飛ばす。

 そして体をひねり右足の膝を自身の胸まで大きく引き、落下してきた石像に渾身の蹴りをお見舞いする。

 砕けながら吹き飛ばされた石像は木にぶつかってさらに砕ける。

 「ここまでやれば十分だろ。さて・・・十字架どこいった?」

 グレアはどこかへ飛んでいった十字架を探す。


To be continued.

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