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アカギ戦記  作者: 饅頭
二章【魔法学園バーミンガム】
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最悪の可能性

 グレア・オルカ枢機卿とエヴァ・スタークとのひと悶着の有った夜。

 部屋を誰かが訪ねてくる。

 扉を開けるとそこにいたのは女子寮の管理人。

 管理人の人曰く葵とエレンが応接室に呼び出しがかかっているそうだ。

 時刻は19時を回ったあたり、二人は急いで制服に着替えて応接室に向かう。


 応接室をノックし中に入るとそこにいたのはグレア・オルカ枢機卿だった。

 「来たか。まぁ座ってくれ」

 「「失礼します」」

 グレアの対面に葵とエレンが並んで座る。

 「すまない急に呼びつけてしまって」

 「いえ。大丈夫です」

 「私もこれ関係ある系なの?」

 「一応は関係してくるから共に来てもらった」

 「成程ね。それでどんな話なの?」

 「色々とあるがこれから話すことは一切の他言無用だ」

 「わかりました」

 「わかったわ」

 「では本題だが、京都での一件により厄災が連鎖的に顕現する確率が高くなっている。それによって危惧されること。それは進化の鏃が予想外の効力を発揮するということ」

 「厄災って?」 

 「ミスウォーカーは厄災と相対していないんだったな」

 「すいません。私もいまいちわかってないところがあって」

 「厄災とは本来存在してはいけない獣の事だ。その座は全てで13存在し、世界に最初の1体が顕現すると連鎖的に顕現する。いわば自然現象の一種ともいえる」

 「連鎖的に・・・。それって仮にすべてが倒されるとどうなるんですか?」

 「さぁな。実際どうなるかは不明だ。そもそも顕現することは絶対にありえないことが前提にある」

 「じゃあその前提がアオイの京都での一件で崩れたってことね」

 「そうだ。そして聖典教会の宝庫から盗難された進化の鏃。あれのルーツは古代エジプトがファラオ、ラムセス五世とされている。あれの神髄つまり真の狙いは神へ至ることだ」

 「神ってことは・・・厄災?」

 「今まで出会ったらできないと断言できたが、現状はそうも言えない。文献にすら残ってないその方法を仮に盗難車の可能性があるクリスチャン・ベールが知っていたとしてすぐにそれを行動に起こさなかったのには何か理由がある」

 「条件がそろわないといけないってことですね」

 「条件とかあるんだ」

 「うん。私が京都で厄災と会った時の条件が確か魂の充満とかだたかな?」

 「つまるところ先日あったという爆破事件が何か関係しているのかもな。何が条件かまでは不明だが。ともあれ最悪を想定しなくてはいけない。っとこんな時間か、呼び出してしまってすまない。ともあれまだ校内にベール司祭をいる可能性があるため油断はするな」

 

To be continued.

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