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アカギ戦記  作者: 饅頭
二章【魔法学園バーミンガム】
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ガールズトークとそれから

 「じゃあ改めて情報を整理しますわ」

 ロゼが仕切って話し出す。

 「昨日の午前に起こった三度の爆発事件。これは意図的な事件として全教員を動員して犯人を捜していますわ。現在学園長が不在のため犯人を捜すのが非常に困難になってます。そこで生徒が犯人探しをするという爆破犯からしたら予想していない状況をつくることになったのですわ」

 「はい!」

 エレンが元気よく手を上げる。

 「どうしましたエレンさん」

 「あの!学園長がいないから犯人を捜すのが困難とローズ先輩はおっしゃってましたが、いた場合は一瞬で犯人が分かるんですか!?」

 「それは学園長のもつ魔眼の力よ」

 「魔眼?」

 「そう。覇王級の固有能力やアーティファクトより更に希少、それが魔眼よ」

 カーラが続いて質問す要る。

 「どんな力があるんでしょうか?」

 「学園長のもつ目は残影の魔眼。見た場所の過去を視ることができるらしいわ」

 「じゃあ見ただけで犯人が分かるってことか」

 「その通りよアオイ。まぁそれは置いておいて、現状が私たち特別クラスが無実となった今今度は一般の学生を疑ってかかるしかないわ」

 「結局地道に聞いてみるしかないか」

 「レイ教授によると明日は午前だけの登校になるからその際に怪しい人がいないかそれぞれ探してみましょう」

 

 そんなこんなで話し合ってその日は解散される。

 翌日の4月19日。

 葵が一人で行動しているとルーと鉢合わせる。

 「こんにちは。よく合いますねルーさん」

 「あ!アオイさんこんにちは。アオイさんは先日の爆発大丈夫でしたか?」

 「うん。ありがとう大丈夫だったよ。そうだ。それで一つ聞きたいんだけどいいかな?」

 「なんでしょう?」

 「その爆破の時ってどこにいた?何か変な物とか見なかった?」

 「それ今さっき特別クラスの二学年の人にも聞かれました」

 「え?それってだれ?」

 「名前は存じないんですけど女子生徒でしたね」

 「それで実際何か見たりしたの?」

 「えぇ。その人にも言ったんですけど見かけない神父様が爆破のあった図書館から出てきたんです」

 「見かけない神父・・・。それでその二学年の人は何処に行ったの?」

 「教会の方面に走っていきましたよ」

 「ありがと。ごめんちょっといそぐから今度またお礼するね!」

 「はい。お気をつけて」

 葵はすぐに教会に向かって走り出す。

 

To be continued.

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