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アカギ戦記  作者: 饅頭
二章【魔法学園バーミンガム】
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七度寝する女

 グラン・シルバートの疑いが晴れたことをレイ教授に報告後葵とロゼは次なる手を考える。

 「にしてもさっきの魔法すごかったねロゼ」

 「そうでしょう。あれは裁定の陣って言ってね。その魔法陣の対象となっている人が嘘をつくと一発で見抜かれるのよ。ただネックなのが相手の同意のもとにしか発動できないことね」

 「使いにくいんだね」

 「そうね。実際使われる場所と言ったら裁判なんかで証人が虚言を言っていないかを確かめる程度」

 「あー、もし断ったらその時点で虚言の可能性があるからどちらにせよ従うしかないのか」

 「そういうことですわね。さて、次はエヴァ・スタークさんですわね」

 「同じようにレイ教授に頼んで呼び出して確認する?」

 「いいえ。ここはあえて部屋に直接突撃しましょう。シルバートさんの場合は男子寮でしたから」

 「おっけ」

 こうして作戦を練った二人が女子寮に入るとエレンが待ち構えていた。

 「ちょっとアオイ!なんで出歩いてるのさ!ってローズ先輩!?え?なんで一緒なの?」

 あーそっかコイツあれからずっと寝てたからだれが来たかもわかってなかったんだな。

 葵は少しだけ遠い目をしておいた。

 「まぁ気にしないで部屋で三度寝してなよ」

 「これ以上寝たら八度寝だよ!」

 あーどうしよう言い返す言葉が出てこなくなってしまった。

 「あのミスエレン。すいません貴方のルームメイトを少しお借りしてました」

 「もう少し借りておきます?というよりローズ先輩もルームメイトになりましょう!」

 ロゼは首をかしげてから葵の方を向いた。

 「あの、カーラさんもこんな感じで?」

 「あ、いえ彼女が特殊な感じで」

 「そうでしたか。あのエレンさんも仲間になりましょう」

 「ん?なんの?」

 「爆発事件の犯人捜しです」

 「え?いいの?それならやるっきゃないわね!なら肉壁が必要か・・・。良し!ちょっと行ってくるね!」

 肉壁なぞと物騒なことが聞こえたことは忘れて葵とロゼは目的であったエヴァ・スタークの自室へと向かう。

 

To be continued.

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