騒がしい昼食
昼食は学園の北棟にある食堂にて一食日本円で500円で食べらるコスパの良さだ。
嬉しいことに日本食の販売口があったので葵は定食を注文する。
席に着くとエレンとカーラが既に自分たちの買ったものを食べていた。
「おかえりアオイ」
「おかえりなさい葵さん」
「うん。ただいま」
エレンはフィッシュアンドチップスをもぐもぐとつまんでおり、カーラはカレーを食べていた。
「アオイのそれはジャパンのランチね」
「そう。鯖定食」
「私も日本食にすればよかったですかね」
「あんたは一生カレー食べてればいいのよ」
「味音痴みたいな顔しているあなたはそのジャンクな物体を胃の中に入れてれば満足でしょうね」
「あんたフィッシュアンドチップスを馬鹿にしたわね!表に出なさい!」
「お断りします。私はあんたみたいなやっすいプライドのために喧嘩はしないの」
「あらぁ?もしかして~まけるのが~怖いのかしら~?」
「だれがいつ怖いなんて言ったのかしら?幻聴が聞こえる用でしたら病院を紹介しますよ。頭の、痛ッ!」
エレンはカーラのすねを蹴り上げた。
エレンは何もなかったという顔をしてソースにディップしている。
「あなたっ!やってくれたわね。夜道には気をつけなさいよ」
エレンはガン無視をきめこんだ。
口論でカーラに勝つことをあきらめたエレンは美味しそうな顔をして食事を続ける。
何よりすごいのがカーラの反撃の蹴りをたやすくエレンはかわしさらにはもう一撃喰らわす。
カーラはスプーンをもったまま床に悶絶する。
そんな醜い争いを仲裁せずに我関せずで眺めつつ自分のご飯を食べ終えた葵は静かに席を立ちあがって食堂の外へと出ていく。
「どこか静かであの二人が来ない場所ってどこだろ・・。そうえいば特別クラスの教室から教会がみえたっけ」
葵は独り言をぼやきながら南棟の奥の林の中にある教会へと足を運ぶ。
To be continued.