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アカギ戦記  作者: 饅頭
二章【魔法学園バーミンガム】
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魔術の基礎3

 「では授業を始める。先ほどの続きからやるぞ。順に板書していくから必要に応じてメモを取れ」

 レイ教授はすぐにホワイトボードに先ほどと同様に板書を始める。


 陰陽術。オドを扱う術。安倍晴明が今の形を完成させたという。

 オドを扱う基本的な術で魔力量には左右されない。

 五芒星にならい術を発動させる。

 5つの元素を扱うが素質がない元素を扱うことはできず一人一つの元素だけ扱える。

 そして陽と陰を用い用を使えば無限の生成で陰を使えば無限の対立となる。


 癒術。オドを扱う術。陽だけを極端に強化した術ともいえる。

 人を生かすことに特化しながらもこれは反転の術とされる。

 使うほどに練度を増し三段階に分けられる。

 

 呪術。オドを扱う術。陰を極めた術となる。

 もっとも人を殺せる術であり相克そうかつ相生そうせいの枠にとらわれない。

 蘆屋道満がその全てをつくったとされる。

 不可解なことに人の殺傷で初めて扱えるようになる。

 基本的に使えても使う人はいない。


 妖術。オドを扱う術。陰と陽に当てはまらないという奇怪な特性をもつ。

 その為陰陽術を封じる術とされる。

 その技に干支の獣が入っており一巡することで強大な力を得られる。

 玉藻御前が日本にわたる以前に完成させたとされる。


 仙術。オドを扱う術。オドの圧倒的に枯渇している現代においてこの域に至ることはほぼ不可能とされる。

 逆を言うならオドが満ちていた神代ならだれでも使えることができたとされる陰陽道の秘術。

 詠唱魔法とは違い完全に同じ術を他人が扱うことは不可能。


 「以上が現代において魔術協会が基本とした10の魔術だ。何故魔術というのか、それは魔、つまり魔力を扱う術。なので総称して魔術。更に分類して魔法と陰陽道という風になる。先ほど葵が他四つについても触れていたな。其れについても軽く触れておく」

 レイ教授は三人がそれぞれメモを取り終わったのをみるとホワイトボードを消して新たに板書を始める。

 

 錬金術。マナを扱う術。賢者の石を完成させたとされるニコラス・フラメルが現代錬金術の基礎をつくったとされる。

 その基礎とは理解、分解、構築。これらの循環にあるとされる。

 そして賢者の石なしでは無から有は生み出せない。


 竜術。オドを扱う術。竜人族という亜人の一族が使える滅龍拳というものを人が扱えるようにしたもの。

 

 覇道。オドを扱う術。これは超常対策秘匿機関の祁答院杏良太が魔力が少ない人間でも戦う手段を得る為に考案した術。

 歴史は浅いが学園を通して知る人の多くなった術。


 聖言。マナを扱う術。聖典教会の教皇が制作した術。

 聖典教会関係者が使うということ以外情報の少ない術であるが存在自体は広く知られている。


 「以上が基礎能力といわれるものだ。特殊なものもあるがこれらは人類共通の能力とされる。では次に固有能力というものにつてい解説していく」


To be continued.

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