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アカギ戦記  作者: 饅頭
二章【魔法学園バーミンガム】
54/161

魔術の基礎2

 「それでは基礎能力について細かく説明していく。ちなみに葵。君はどこまでわかる?」

 「はい。確か魔法の分野が5つと陰陽道の分野が5つでそれ以外に4つの計14個あるものだと思います」

 「大方正解だ。正確には10こが基本で残り四つが応用といったところだが。君はこの中で一番魔法について無知だと聞いている。どの程度かの確認だ。ではわかりやすく書いていくぞ」

 レイ教授はホワイトボードに板書し始める。


 戦闘魔法。マナを扱う術。魔術師マーリンによって完成された魔法を魔女狩り時代に早い詠唱を必要とされ結果ルーン文字を最短で効率的に発動するために生まれたのが戦闘魔法である。

 四大元素を扱い様々な奇跡を起こす術。

 攻撃特化の火の属性。飛行など補助魔法の多い風の属性。防御面が優れている土の属性。変幻自在な水の属性。火は風に強く、風は土に強く、土は水に強く、水は火に強く。

 そして戦闘魔法には階位というものがある。

 これは魔法の威力を上げるための追加詠唱のことである。

 フレア⇒ダブルフレア⇒トリプルフレア⇒クアドラプルフレア

 上記のように最初の一節を追加して効果を増す。これは魔力量によって使える限界が決まっている。

 詳しくは魔術経典基礎の戦闘魔法の項、階位を参照すること。

 そして戦闘魔法には高い魔力量保持者だけが使える高位魔法というものが存在する。

 魔力量によって使える回数は限られるがその威力は絶大である。

 

 魔法陣。マナを扱う術。神代より伝わってきた技術であり魔術師マーリンによって完成された術である。

 ルーン文字を円や四角などの図形に沿って描き任意の奇跡を得る術。 

 描くときのルールがありどのような効果をもたらすか、マニュアルかオートマか、影響を与える範囲、魔法陣を破壊された場合に発動する効果、特殊な縛りを設けることによる効果の底上げ。

 種別として汎用型、固有型、特定型というものがある。

 魔術経典基礎の魔法陣の項にて汎用型の例があるので個人で確認すること。


 召喚魔法。マナを扱う術。異なる世界から様々な物質を召喚することができる。

 ソロモン王がその基礎を築いたとされる。

 固有の詠唱が定められており「我求めるものなり。呼び声に応えその門を開きたまえ。【開きたいゲートの名前】」を詠唱することで発動可能。

 なお召喚魔法は膨大なマナを消費するために魔力量が少ないものは使用できない。

 魔力量が少なくても開くことができるのはパラレルゲート。これは魔力量がC以上でしようが可能。


 付与魔法。マナを扱う術。道具に魔力を帯びさせて様々な効果を与える術。

 様々な物に付与できるが何でもは出来ない。

 そして付与された武具には魔力の効果以外に特性が付与される。

 特性は一つの武具に一つしか付与できない。

 技術的に高い技術が必要な付与魔法は扱える者が少なく必要魔力量もB以上である。

 狙った特性が付くわけではなく高確率でその特性が付きやすくなるだけ。


 詠唱魔法。マナを扱う術。最強の魔法とされている。この領域に到達ることができて一人前とされる。

 基本的に同じ術を扱える者はいない。同じ詠唱魔法を扱うとする場合使用者と同条件にならなくてはいけなく。これはほぼ不可能に等しい。

 詠唱には種別があり全てで6種類ある。

 魔術経典基礎の詠唱魔法の項、詠唱魔法の種別参照。


 そこでレイ教授は板書の手を止める。

 「魔法という分野だけでこれだけ奥が深いということがよくわかるだろ。基礎能力といっても全て器用に扱える者は滅多にいない。それだったら一つ二つを極めた方が効率がいいからな」

 「レイ教授!」

 「なんだミスエレン。発言は手を挙げてからにしてくれると助かるのだが」

 「はい。あの教授はいくつの基礎能力を扱えるのですか?」

 「私か?私は5つだ。今ここに板書した5つを扱える。っとそろそろいい時間だな。一旦休憩にする10分後にまた集合だ」


To be continued.

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