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アカギ戦記  作者: 饅頭
二章【魔法学園バーミンガム】
50/130

エレン・ウォーカー

 空港に到着し入国管理局で審査を受け荷物を受け取ったのち空港の出入り口に向かうと背後から声を掛けられる。

 「ハジメ、マシテ」

 可愛いイギリス人女性がいきなり日本語で話しかけてきたではないか。

 「はじめまして?」

 「Ah、ワタシ。ニホンゴ。アンマリ。sorry」

 「あ、英語で大丈夫です」

 「おーセンキュー!貴女英語上手ね。とてもネイティブで聞いていてとても気分がいいわね!」

 こちらが英語で話した瞬間嬉しそうにぺらぺらと話し出す謎の女性。

 正直怖い。

 ああ帰りたい。

 日本が恋しい。

 そんなことを葵が考えていると女性はさらに続ける。

 「あのね私エレン!エレン・オースカ・ウォーカーよ。エレンで構わないわ。貴女はアオイ・アカギね!あっ、ジャパンでは逆だったわね。アカギ・アオイ!ん~、ちょっと変な感じがするわ。えっとそうそう、十二部隊のアリサからメールが送られてるって聞いてるわよ。私がその案内人ね。ああ貴女のことはうちのボス。あっボスっていうのは私の所属する第十部隊のボスね!ジョン・スミスっていうのよ。あ、それでね貴女に気が付けたのはボスが写真を事前に送ってくれていてね。まぁ日本人だからすぐにわかったんだけど。あれ?あってるわよね?ここまで話して人違いとか恥ずかしさのあまりはばたけるわね何処ぞのエナジードリンクみたいに!」

 あまりのマシンガントークっぷりに鳩が豆鉄砲を食ったような顔をしているとエレンと名乗た女性は小首をかしげる。

 「あ、すいません。ちょっと沢山話してくれて驚いちゃって、私が葵であってますよ。エレンさん」

 「エレンさんなんてよしてよ!エレンって呼び捨てで構わないわ!なんせこれから学友になるんだから!」

 日本人の顔が童顔とはよく言ったものだ。

 目の前のイギリス人女性は明らかに葵より年上には見える。

 どうやら同年代だったらしく、エレンの方が一年ほど前に入隊しており今年が入学のタイミングの様だった。

 階級は同じ二等兵。

 まぁ仲良くできそうな感じはあるので仲良くしておこうと葵は一人思った。

 そんなこんなでエレンに連れられてロンドンにあるPSAの拠点。キャメロットへと向かう。


To be continued.

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