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アカギ戦記  作者: 饅頭
四章【深淵都市ベルリン】
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朽ちる日

 「いた!あそこ!」

 『そのようですねマスター。して私は誰の援護をいたすべきか』

 「あーえっと。あそこの飛んでる人!あれがロゼ!援護するのはその人だけでお願い!」

 『オーダー受諾いたしました。では早速仕事に取り掛かりましょう』

 「どうする気?」

 『そうですね。戦いとはいかに自分の有利を相手に押し付けるか。つまり私たち以外の魔法を封じてしまいましょう』

 「そんなことができるの!?」

 『御覧に入れて差し上げましょう。夢幻ヴィーチェ聖樹ユグドラシルよ〈朽ちる日〉をもってその真価を発揮しなさい』

 マモンが大樹に指示を出した途端、大樹が大きく揺れ徐々に全体が黒ずんでいく。

 「木が一気に腐っていく」

 聖樹が枯れるとともにベルリンの大穴も瞬く間に塞がっていく。

 『夢幻の聖樹は朽ちる日によって消滅した際に特殊な効果を発揮します』

 「特殊な効果?」

 『本来この大樹は召喚後24時間現世に顕現し消滅します。ただ朽ちる日により強制的に消滅した場合に限り。本来顕現していたであろう時間分だけ魔法的行為を封じます。大樹の木陰になっていた範囲に限りますがね』

 「それって私たちも効果範囲に含まれるんじゃ」

 『例外は召喚者のみですね。ですが魔力はマスターに依存する。先ほども述べた通り私とマスターだけがその効果の例外になります』

 「有利を押し付ける。なるほど」

 『では早速殲滅とまいりましょうか』

 フライング・ダッチマン号は空中を航行してルクセンブルク門へと接近する。

 ブランデンブルク門の上には満身創痍のアーサーとアーサーを連れて撤退しようとする明智。そしてそれを阻止しようとするロゼの硬直状態にあった。

 ロゼは大樹の影響でマスオペレーション・オーバードライブが解除されておりほぼ生身の状態である。

 それと同時に空より駆逐艦がルクセンブルク門めがけて飛来する。

 

To be continued.

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