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アカギ戦記  作者: 饅頭
四章【深淵都市ベルリン】
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更に上へ

 「サムライソード。驚くほどに呆気なかったね。とりあえず急いで二人に・・・・」

 フランシスが悪寒を感じ下を見ると粉々になったサムライソードの肉片がゆっくりと移動しているのが目に入る。

 「なんだこれは?」

 異常、その言葉がしっくりくる光景にフランシスは思わず唾をのむ。

 肉片はゆっくりと一か所に集まっていき、徐々に一体へとなっていく。

 やがて肉片は肉塊に、肉塊は人の形に変わっていく。

 「あぁ。お待たせ。けん・・・せい。第二、らッ。らうんど、だよ」

 そこにたたずむは先ほど確実に粉々にしたサムライソード。

 「一体、全体。どういった。からくりだい?」

 フランシスは地面に降り立って剣を構えサムライソードとの間合いをはかる。

 「お、俺は。死なない。そういう風にできてる」

 「そういう風に?少し引っかかるけど。あれだけバラバラになって生きているなら少しやり方を変えようか」

 「ど、どう。するき?」

 「更に高くだ〈ディカプルアクセル〉」

 一瞬にしてフランシスはサムライソードの懐まで入ると剣を上から振り下ろす。

 サムライソードはそれに反応し二本の剣をクロスさせてガードの体制をとる。

 だがフランシスは剣を振り下ろすのを途中でやめ、足を蹴り上げサムライソードを再び空へと吹き飛ばす。

 「〈フライ〉」

 すぐさまフランシスは飛び上がり瞬時に蹴り上げたサムライソードへ追いつくと更に剣で切り上げる。

 それをサムライソードは剣で防御するが結果、サムライソードはさらに空高く打ち上げられていく。

 「ま、まさか!」 

 「気が付いたようだけど、もう遅い」

 フランシスは追撃をする。それをサムライソードは防げば防ぐほどに空へ空へと打ち上げられていく。

 すでのその高度は飛行機が空を飛ぶ高さよりも高く。大気圏すれすれの高度まで来ていた。

 「さてと。もう一息ってところかな」

 「す、少し。まず、い」 

 フライの魔法により自由飛行状態のフランシスに対してサムライソードは常に落下状態にある。

 ゆえに落下の起動を変えない限り宇宙まで切り上げられることになる。

 

To be continued.

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