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アカギ戦記  作者: 饅頭
四章【深淵都市ベルリン】
134/160

災厄の予感

 パリの法廷を飛びたち約15分ほど。

 三人はルクセンブルクを超えてドイツ国内へと入る。

 「このペースで飛べばおよそあと20分でベルリンですわ!」

 「あと20分魔力を使い続けて即戦闘ができるかちょっと怖いかな」

 「赤城さん、君の魔力量は?」

 「Bです」

 「じゃあベルリンが見えてきたら徐々に魔力を弱めていくといいよ。滑空する感じに下降していけるから普通に現地に降り立つよりかは魔力を抑えられる」

 「わかりました」

 「大穴で思い出したのですが、学園内で神父様が起こした事件と通ずるものを感じますわね」

 「となるとやはり厄災を顕現させようとしているとみていいかもね」

 「アークが関与しているってことですね」

 「赤城さんが契約していたヤクモを強奪されてほどなくの大穴、恐らくですが赤城さんとローズさんが行ったというオークションの主催者、アーサー・オズボーンがいるとみて大方間違いはないですね」

 「じゃあそこにヤクモも」

 「その可能性は十二分にあるでしょう」

 「でもわかりませんわね」

 「なにが?」

 「学園での神父様には明確な目的、自分の世界へ帰るというのがあったと聞いていますわ。アークの目的というのがいまいちよくわかりかねますわね」

 「確かにそうだね。ただ漠然と世界の滅亡の原因としかわかっていないね。ただすべての人間がそうとは限らない」

 「知っている人がいるってことですよね」

 「となるとPSAのトップなどが考えられますわね」

 「知っている。というよりも予見しているというほうが正しいんじゃないかな。アナザーアースが確定させたという滅亡の未来。それがどういう形で起こるかまでは不明、ゆえに可能性をすべてつぶす。ヤクモという存在も本来は完全に封印したかったんじゃないかな」

 「なるほど」

 「っと話しているうちにベルリンが見えてきた」

 フランシスが指さすほうをみると大穴が開き空には黒雲が都市を覆っているのが見える。


To be continued.

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