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アカギ戦記  作者: 饅頭
三章後半【協和法廷パリ】
131/160

封印

 ガラスの剣による7回の斬撃を受けた祁答院杏良太の肉体はその場に固定されたようにまったくもって動けなくなってしまった。

 「少し時間はかかったが予定通り、さて最強さんよ、お前には100年ほど眠ってもらうぞ」

 「そうはいかない」

 「そんな状態でまだ強がるとは傲慢だよ人間。そもそもこの場に君が来た時点で君の敗北は確定していた」

 「このまま何もできない状態を眺めててもいいが、何かされたら厄介だからな。とっとと封印させてもらう」

 皇の手に持つガラスの剣は七色の光を放っていてホログラムのように光り輝いていた。

 その剣を身動きの取れない杏良太へ突き刺してカギを閉める様に右へひねる。

 すると杏良太の体はその形をゆがませて剣へと引き込まれていく。

 完全に杏良太の肉体が剣に封印されガラスの剣の刀身に杏良太の姿がうっすらと映る。

 「ほらよ」

 皇は杏良太の封印されたガラスの剣をニコラスに手渡す。

 「これでアレの開放ができる。じゃあ僕は船に戻らせてもらうけど君はどうするんだい?」

 「俺が頼まれた仕事は祁答院杏良太の封印だ。そのあとのことは何も言われてない。しばらく身を潜めさせてもらうぞ」

 「好きしたらいい。あぁ報酬だが追加の仕事をしてくれるなら上乗せするそうだ」

 「内容によるな」

 「アメリカ崩落の準備だ。詳しくはまた追って連絡するが・・・どうする?」

 「準備期間が必要だな。時期と詳細を送ってくれ引き受ける」

 「そう言ってくれると思ったよ。それじゃあね」

 ニコラスはその場から立ち去る。

 皇はニコラスの姿が完全に見えなくなるまでその場にとどまっていた。

 

To be continued.

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