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アカギ戦記  作者: 饅頭
三章前半【仮面夜会ロンドン】
101/165

賢者の石

 その後もオークションは進み次で5品目となる。

 『それではこれより本日の目玉商品。そのうちの一つをご覧あれ』

 次に運ばれたのは手のひらサイズの真赤な石。

 『これは錬金術を扱う者なら喉から手が出るほど欲しがるっ物品。賢者の石』

 「世界に二つしかないといわれるものですわ」

 「じゃあそのうちの一つがここにあるってこと」

 「そうなりますわね」

 『この賢者の石。正真正銘の本物です。証拠をお見せしましょう』

 そういってアーサーは賢者の石を手に取る。

 アーサーが石に魔力を込めると石から赤いオーラが放出される。

 そしてあふれんばかりの砂金が放出された。

 『御覧の通り賢者の石は無より有を生み出す唯一錬金術の法則を覆す石。それが賢者の石です。では早速最初の金額を・・・5,000,000リングより』

 「ご、五百万・・・・。ってことは日本円で・・・あ、考えんのやめよ」

 「ぶっちゃけ自身で使わなくても購入後に売れば元は簡単に取れてしまいますわ」

 「いやこんな代物危なくて落札したくないんですけど」

 「まぁ落札の時の番号は商品が変わるたびにリセットされるので同じ人が連続で落札させてもバレませんから安心していいかもですわね」

 「いや、でも怖いものは怖いって」

 「そうですわね。あ、そういえば葵は融資されているんでしたっけ?」

 「そうだけど・・・。これって初参加の人はみんなそうなんじゃないの?」

 「いいえ違いますわ初めて聞きましたわよ。それにもしかしたら葵みたいに招待されるのは初なんじゃないですかね」

 「そうなの?」

 「なんせここで扱う商品は一般人では手が出せない価格帯が多くありますもの」

 「じゃあその融資がこの最初から持っている謎マネーてことね」

 「そうなりますかね」

 「なんかますます恐怖感じるんだけど」

 「っとそんな話をしていたら90,000,000リングまで価格が上がってますわね」

 「ほんと何処からそんな金が出てくるんだか」

 「そうですわね。リアルマネーじゃなくてその人物に対する価値も通貨として変換してくれるの」

 「なるほど」

 『それでは賢者の石。92,000,000リングで645番が落札!』

 アーサーは数秒落札者に拍手を送って黒装束に物品を下げさせる。

 『それではしばし15分ほどの休憩とします』

 アーサーは深く頭を下げてステージから退場する。


To be continued.

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