俺が闇に染まるからShine
ネタバレ注意!!!!!!
「おーん!おーん!おーん!」
僕は泣いた、まるで産まれたてのゴリラのように泣いた、そして踊った。
「カポエィラスナック!!!」
嗚呼、僕はこうして闇に呑まれていく
じゃないと……、そうじゃないと……!!!
嗚呼、また今日が終わっていく
幾つもある今日がまた……。
テレレレテテテテテテテテテテてんててん!!!
タイトルどー〜ん!
"!!!!!俺が闇に染まるからShine!!!!!"
「みーんみんみんみん〜♪」
超西暦100000000001年111月101日
――――――――――――――僕は、空を見上げた―――――――――――――――
「ん」
「んぁ」
「はぁあ」
「もう夜か」
「周りは暗い」
「全ては闇の中」
「闇ってなんだよ」
「夜ってなんなんだ」
な〜んて意味の無いことを呟いて僕の朝は始まる。
そして、すぐ寝る。
これの繰り返しなんだ、結局。
くだらない、つまらない、なんのために生きてんだ
「たかし〜!!!起きなさいよ〜」
はぁぁぁ
「うっせぇわ!
俺はたかしじゃねえよ!」
僕の名前は「たかし」じゃない、他の何かだ、教えないけどね
お気づきだろうが、僕の一人称は親の前では「俺」
あるアニメキャラクターに憧れて「僕」を極めようと思っているんだ。
そんで俺は朝を終わらせ、学校へ行きましたとさ。
学校に着いた。
いつも通りの毎日、今日も授業を受けに受け、僕は一世一代の賭けに出た。
「おーん!おーん!おーん!
カポエィラスナック!!!」
この暑っつい暑い初夏の教室の室温を一気に下げるような、いや実際まだまだ暑いよ、僕なんて特に、でもそう感じさせるような僕の声
終わったか……、終わったのか?
変わり映えのしないその教室で自滅した僕、教室にいる僕以外の彼らは何を思う?
そんな中……
「大介?」
「おいおいどうした」
「ちょっとやばくね?」
これだけの賭けに出た僕がいるのに、皆は大介を心配する。
なんなんだよ、嫌気がさす。
「おいおい、大介いっちまったよ…。」
「あーあ、大介のこと好きだったのになあ、恋愛対象として」
僕が教室から出ると、そんな声がした。
そうか、俺、佐藤大介だったんだ…。
てか誰だよ、俺のこと好きって言ったやつ、ここ男子校だぞ
なんて思考をめぐらせ、自分が佐藤大介であることに気づいた僕は泣きながら教室に戻った。
もう知らねえよ、お前らなんか、お前らなんか!
「Shine!!!!!!!!」
その時、教室が光った、光りすぎて、俺の中の目という目がその能力を奪われ、まるで闇になったかのようなこの空間を、闇に呑み込まれながら、染まりながら、それでも加速していく。
そして、視界が徐々に戻っていく。
嗚呼、そういうことか……。
俺はなんてことを……、こんなのって、こんなのって……。
「計画通り」
こんなわかりやすい展開で、僕の目を通したフィルムに映っていないわけがないその光景。
教室にいる皆、つまりクラスメイトは……
超次元サッカーをしていた!!!!!
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