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幼馴染みのおっぱいを感じながらの耳掃除

「んん……」


 カーテンの隙間から漏れ出る朝日を感じ、大輔はゆっくりと瞼を開けた。


 腕の中には幼馴染みである都が可愛らしい寝顔で寝息を立てている。


 ここ最近は授業以外は大抵くっついているから寝起きに何で一緒に寝ているんだろ? と疑問に思うことはない。


 むしろ今となっては一緒に寝ないのは気になって眠れなくなる可能性がある。


「可愛いな」


 優しく人差し指で都の頬をつつく。


 今まで全然興味が持てなかったものの、ここ最近は都のことを可愛いと思う。


 流石は学校一の美少女と言われるだけあり、アニメのヒロイン並に魅力的だ。


 特に華奢な体躯なのに大きい胸が凄い魅力にうつる。


 ずっと押し付けられているからかもしれないが、やはり男の本能を刺激するためにあるからだろう。


 本来哺乳類はお尻に魅力を感じるが、人間は二足歩行だから胸に魅力を感じるように出来ている。


 ここ最近ずっと胸を押し付けられていたおかげで、大輔の本能が面に出つつあるのだ。


 もちろんまだ抱きたいという思うわけではないにしろ、少しずつ性欲が開放されつつある。


「んん……大、ちゃん?」


 寝ぼけ眼の都がゆっくりと瞼を開けた。


 青い瞳は寝起きで蕩けているものの、昨日迫ってきた時のような感じではない。


 まだ若干寝ぼけているのだろう。


「あむ……」


 寝ぼけている都に耳を甘噛みされた。


 あむあむ、と甘噛みしてくる都は、寝ぼけ眼でもしっかりと胸を押し付けてくる。


 本能が大好きな大輔に押し付けて誘惑しろ、と言っているのかもしれない。


「舐めて耳掃除してあげます」


 絶対に一週間に一度は耳掃除をするからそこまで穢いわけではないだろうが、何故か都に舐められて耳掃除されることになった。


「れろ……ちゅ……」


 舐めて耳掃除だけではなくてキスもしてくる辺り、耳元で甘い声を出したいのだろう。


 舐めて耳掃除されるのは初めての経験で少し変な感じがするが、都にされるのは嫌な気持ちはなかった。


 もし、他の女の子にされるのは絶対に嫌だと思うので、拒否しない辺りは惚れつつあるのかもしれない。


 都の誘惑は全て断らないと決めたのもあるかもしれないが。


「どう、れすか? れろ……」


 舐めながら聞いてくるから呂律が回っていない。


 しっかりと音を立てて舐めてくるからエロい、とは言わず、大輔は取り敢えず都の耳掃除を堪能することにした。


 たまに変な声が出そうになるのを我慢しつつ、都の耳掃除を味わっていく。


「大ちゃん、可愛いれす。んちゅ……」


 舐めたりキスしたりして耳掃除をしてくる都はだいぶ目が覚めてきたようだが、寝ぼけていても記憶があったのか今の状況に驚いていない。


 むしろ積極的に舐めたりしてくる。


 ASMR動画とか好きそうな音フェチの人が聞いたらヤバいのかもしれない。


 動画にしてSNSに載せたら美少女がしてるからバズりそうだが、絶対にしたいとは思えなかった。


 まず都が嫌がりそうだし、大輔自身も彼女をSNSに晒したいとは思えないからだ。


「あ、ごめんなさい。もっと胸を押し付けますね。れろ……」


 下着を付けてない浴衣越しに感じる胸は吸い付くように大輔の胸元から離れない。


 正確には都が離さないようにしているだけだが。


 胸を押し付けられながら耳掃除をされるなんて男のにとっては夢のような光景なのだろう。


「舐めると身体の中に大ちゃんの細胞を感じます。癖になりそうれす。れろ……」


 ヤンデレキャラが言いそうな台詞が聞こえるのは明らかに気のせいではない。


 愛が重すぎて都は大輔のことしか考えられないのだろう。


 恋人同士だったら耳を舐めることはたまにならあるかもしれないが、こうもれろれろ、と舐めてくる人は珍しい。


「もう片方もやりますね」

「分かった」


 反対側も舐めて耳掃除をされるのだった。

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