第41話 マラソンで一緒に走ろうとか言い出した奴の裏切る確率、100%
「次はアレ!」
「待って、もう八件目なんですけど」
「アレ!」
「……はい」
やぁみんな! モモと二人で地獄のデートを満喫中のアンダーソンだよ! 皆様いかがお過ごしでしょうか。
私はと言いますと、今日のデスメニューである白玉ぜんざいに始まり、牛串、お好み焼き的な奴、ジャンボソーセージ、チョコフルーツ棒、ケバブみたいな何かもっと肉々しい奴、チーズエッグパン、さっきよく分からないまた肉の串に刺さった今度は塩しか掛かってない串焼き、で今指差してるのが焼きそば。
更にラーメンを予約済みという完璧なフォーメーションに完全に封殺されて身動きとれなくてヤバイよ死ぬよ? 的な今日この頃です。ヤバイ。
食の方向性が元の世界とほぼ同じみたいなのは助かってるけど、問題は全然助かってないって所。この子胃に四次元ポケ◯トでも仕込んでるの?
「これも美味しいー!」
「匂いだけで吐きそう……」
「なら食べさせてあげるね!」
「テラ鬼畜ワロタ」
側から見れば微笑ましいデートにも見えるかもしれない。だがしかしそう考えたそこの君、シャッフルゲートでポジションチェンジするから視界に入ってきてくれませんかね、秒で代わりますから。
むしろ胃だけチェンジしませんか?
「ゴフッ、マジで食わせるのね……」
「美味しいよ?」
「でゅふふ、本当だ、天国の味がする……」
「そんなに? ならもう一口!」
「皮 肉 作 戦 大 失 敗!」
うっぷ、ヤベェこの子マジで凄いんですけど。7:3くらいでモモの方が食べてるのにマジでどうなってんの? 次元の彼方に消えてるの?
「あー! アンダーソンくん!」
「ほぅ、お主らも既に食事済みの様じゃな」
あ、あの人たちは!
ついに得た救世主!!
『なんやアンディらも来てたんかいな』
「千狐さぁぁぁぁん」
『ちょ、まっ、タレ付いた顔でスリスリしたら、あっ、やめっ!!』
ズドーンと、上から砂の巨大ハンマー貰いました。
千狐さんマジ容赦ない。
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「来てたのなら一緒に回れば良かったのに」
「水臭いのぉ」
「先に抜け駆けしたパイセンたちに負けじと追いかけ食いをしてたらパンク寸前なのヘルプミー」
「えーまだまだ食べようよー」
いやいやいや、どう考えてもリミットオーバーですから。なんならK点越えてからもう一回ジャンプしてるレベルですから。そこは流石に言いますよ。男アンダーソン、はっきりノーと言いますよコレ。
『向こうに美味いカツサンドの店あったで』
「次はそこにしよっか!」
「私たちも最初に食べた奴だからもう一回食べようかしら?」
「妾も一つ頂こう」
「……」
あるぇ? なんかもう勝手にイベントが進行……。何なのどうなってんのコレ、ついに選択肢すら出なくなってきましたね本当にありがとうございます。ふーやれやれ、果たして俺の胃袋はこの冒険に耐えられるのだろうか。
次回、【アンダーソン死す】
来週もお楽しみに。




