表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/11

愛子VS梓


海斗は、あるプロジェクトのメンバーに選任された。

嬉しい海斗。

その日は、選任メンバーのお祝い会があった。

飲んで、歌って、騒いで……、

帰って来たのは、十一時を過ぎていた。


「おーい、帰ったぞー!」


電気を付ける海斗。ヘベレケになって帰ってきた海斗は、まず、ニコの所に急いだ。


「ニコー、俺はやったぞー」


上機嫌の海斗。

ニコは、そんな海斗を見て、なにも話さなかった。

それを、海斗はそれほど気にもしなかった。

その日は、そのままベットに直行。大イビキをかいて寝てしまった。


海斗は、その日から、起きるのを早くした。二本ばかり電車を早くするためだった。


「行って来るなー」


そう、ニコに言って、張り切り出発していった。


―またか……!

そこに、上村が出現した。

「貴方、メンバーから話によっちゃあ替えてしまってよ。私の権限で」


「う……なんであんたなんかに……」


―いかん、負けそうだ……。


そう思っていると、

「上村さん」


と、もう一人女性の声がした。二人はその人の方を向いた。


「なに?貴方は」

「私は、伊藤(いとう)愛子(あいこ)

「なんか用かしら?愛子さん」


と、上村が言う。


「貴方の、成績は、河野さんの利益より劣っているわ。

居なくなるなら、貴方の方でなくて?」

「……な、何を見て……そんな根拠」

「成績表。知らないの?」

「……う」


狼狽した上村が去って行った。


―こんな追っ払い方があったのか……


そう、感心している海斗。すると、愛子が、

海斗の手を取った。

「頑張ってね、河野さん」

「あ……はい、ありがとう」

そう言うと、愛子は去って行った。


―初めて会ったが、可愛いし、俺の味方みたいだし、やった!


そう思い、元気が出てきた海斗であった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ