第一幕 〜天
やっと更新できた!
はぁ〜。
怖くなって、目をギュっと瞑った。約2秒ほど高速で回り続けると、段々とゆっくり回りはじめ、そして止まった。
・・・・・・。
恐る恐る目を開けてみると、真っ白な部屋にいた。さっきまで横にいた男の人とは、いつ・どこで離れたのか分からなかった。1人、その何も無い空間に立っていたのだ。
とりあえず、どうなったのかをゆっくりと頭の中で、考えてみようとした。ところが、考えようとすればするほど、気が遠くなっていく。意識が飛んで行くのを、頑張って防ごうとしたが、10秒程度で限界だった。そして遂に、それに負けてしまい、その場にゆっくりと倒れた。
武の頭の中〜
回りは、真っ暗闇。光が無い。生ける屍のように、足取りをとぼとぼして、武は歩いていた。頭の中は真っ白、何も考えられない、まるで生きる気力を失ったかのように、ひたすらに歩いていた・・・。
しばらく歩いていると、声が聞こえてきた。悲しそうな声が。何を言っているのか武は、聞き取れなかった。その声のする方へ武は、歩いていった。段々と声が大きくなっていくのと同時に、その声の主の姿が、ぼんやりと武の目に写ってきた。うずくまっていた。武の歩く速度が、自然と速くなっていく。そして、声の主の側まできた。立ち止まり、声をかけようとしたその時、目が覚めてしまった。結局、誰なのかも分からずに覚めてしまった。気がつくと、病室みたいな所に寝そべっていた。しばらく天井を見ていると、部屋のドアが開いた。外から、黒色のパーカーに黒色の袴を着たなんとも奇妙な服装の、30代くらいの男の人が入ってきた。武の前まで来ると立ち止まり、唐突に話しかけてきた。「気分はどう?」、親友に話しかけるような口調で、調子を聞いてきた。武は、あえて無視した。すると、男の人の口調が変わり、「いや、急で申し訳ない。まずは、名を名乗るのが礼儀だったな。自分の名は、山本 風馬。ここ、PPOの独立遊撃隊の隊長だ。」と言った。急すぎて、武は理解出来なかった。(当たり前だ!)さもとりあえず、何とか隊の隊長さんにつれられて、部屋を出た。約2ほどあるような長い廊下を少し進んだ。ふと左側を見ると窓の外には、山がうっすらと赤色に染まっていた。夕暮れ時であった。
・・・・・。
エレベーターに乗り、山本さんが、最上階のボタンを押した。ドアが閉まり、山本さんが話しかけてきた。「緊張してるね。」と、優しく声をかけてきた。「別に緊張してる訳じゃあ、ありませんよ。ただ少し・・・。」。「ポーン」と低い音が鳴り、ドアが開き、そこで会話が途切れた。
大理石の様な物で作られた廊下を少し歩いていくと、大きな木製の扉の前まで来た。
「この部屋は何ですか?」武が聞くと、「指令長官の部屋だよ。」と答えた。
扉を開けると、校長室の様な部屋に入った。扉の真正面にある、デスクの前に70代ぐらいの老人が、立って壁に飾ってある写真を見ていた。「12番目の『使徒』を連れてまいりました。」。凛とした格好で山本さんは、老人に敬礼をした。「ご苦労、ごくろう。」と言い、右手を軽く前後に振ると、山本さんが何かにつままれるように扉の外へ出て行き、扉が勝手に閉じた。
体に力の入った武に、「まぁ緊張せずに、そこの椅子に座りなさい。」、と言った。武は、軽く頭を下げながら、そこに座った。老人の左手をふと見ると、『玉』が付いていた。色は違うが、武のと同じ物であった。「何か聞きたい事でもあるか?」優しく声をかけてきた。
「聞きたい事は山程あるわ!」と内心つっこみながら、「ここはどこですか?」と単純な質問をしてみた。
「太平洋の南半球あたりかな。」と、小さな子供に言うように答えてきた。
武()
穏やかな表情で答えてきたのを半分怒りながら、続けて質問をした。「・・・その・・手の甲に付いている物は、何ですか?」と。
次話を執筆するのに、時間がかかりそう・・・。




