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転ぶ しょうもな度☆5
「おかあさんなにこれつまんなーい」
「駄目よこんなの見たら」
サラリーマンの男は、覚える限り品行方正で生きてきた。恨みも買わず、人と揉めたことなどない。人生が順調という訳でもないので妬まれることも無かった。いいことも悪いことも起きない、平凡な人生を送るはずだった。それなのに今、駅のホームに落ちてしまった。もうすぐそこにこの駅を通り過ぎる特急列車が迫っている。何故だ!と頭で叫んだ瞬間男は死んだ。
小学生の男の子が教室で足を伸ばしながら本を読んでいた。そして別の小学生がその足にに引っかかって転んでしまった。すると、転んだ小学生は本を読んでいた子供にこう言った。
「二十年後のこの日、この時間、お前を転ばせてやる」
ちなみに最初の題は「くそしょうものなショートストーリー」でした。ここからちょくちょく書き始めた。