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二日目:漂流、そして見知らぬ島へ・・・

〜次の日の朝。空は快晴で絶好の冒険日よりだった〜

〜ピピピピピ〜(目覚ましの音)

〜カチャ〜(目覚ましを止める音)

たかし:うーん。8時、もうこんな時間かー。

〜シャー〜(カーテンを開ける音)

たかし:すごいいい天気。雲1つない。

〜外を見ながらしばらくたたずむたかしであった〜

たかし:はっ。こうボーっともしてらんないか。朝食を食べないと。

〜朝食はスキヤキの残り物だった。そうこうしているうちに8時半になった〜

たかし:もうこんな時間かー。もう少し食料でも探していくかー。

〜台所をあさってみた所、缶詰めが5個、米を炊くためのはんごうとお米、バナナ1房ゲットした。〜

たかし:このくらいあれば十分だろう。じゃ行くとするかー。

〜こうして例の場所に向かうたかしだった。例の場所に着いてみるとそこにはもうてっちがいた。少し早起きしたらしく眠そうだった〜

たかし:よ、てっち。

てっち:お、来たな。

たかし:ところでそのいかだってどこにあるの?

てっち:もう少し上流に行った所にある。じゃ、行こうか。

たかし:おう!

〜そして、その川を5分ほど上流に行った所にそのいかだはあった。作りはいたってシンプルで、ロープやら釘やら木材で作られてあった。そして、そのまん中には、なぜかドクロマークの海賊を思わせるような旗が立っていた〜

てっち:これがそのいかださ。

たかし:おー!けっこーいいじゃん。ていうか真ん中にたっている旗って何?なぜ海賊旗なの?

てっち:あーこれか。これは雰囲気でこーなった。いいしょ。

たかし:まーいいけど・・・。それにしてもこれよく1人で作ったねー。 

てっち:まーな。ほとんど一人で作ったんだけど、たまに友達脅して作らせたり。

たかし:脅したって・・・。ま、それにしてもすごいよ。

てっち:だろ。それじゃ行こうか。

〜陸の上においてあるいかだを川の上に置いた。いよいよ旅立ちの時が来た。そして2人はそのいかだの上に乗り込むのだった〜

たかし:お、けっこー安定感があるしょ。

てっち:だろ。俺が作ったんだもん。当たり前じゃん。

たかし:それでこれからの予定は?

てっち:予定?そんな物あるわけないっしょ。着の身着のままだよ。

たかし:着の身着のままって・・・。ま、いいや。釣りでもしてよっと。

〜道具が入っているリュックの中から釣りざおを取り出すたかし。それに釣られててっちも釣りざおを取り出す。そうして2人はいかだの上からの釣りを楽しむのだった。30分ぐらい釣りをしていただろうか。だいぶ下流に下って行った。途中川が広くなり陸地に乗り上げてしまった〜

てっち:乗り上げてしまったじゃん。

たかし:どうする?2人でおろす?

てっち:お前やってくれ。俺ぬれるの嫌だし。

たかし:えー。一緒に手伝ってよ。

てっち:やだ。お前がやれ。俺はこの船の船長だ。

たかし:はいはい。わかりました。やればいいんでしょやれば。

〜そうしていかだを押すたかし。船と格闘した後ようやく流れに乗れたのだった〜

たかし:あーあ。ズボンがびしょ濡れだよ。

てっち:天気いいからほっとけば乾くって。

〜そんなこんなでまた二人は釣りをするのだった。釣果は今の所2人とも2匹ずつ釣ったのだった〜

〜そしてそれから20分が経った。その時たかしはあることに気づいた〜

たかし:このままいったら海じゃん!

てっち:今ごろ気づいたのかよ。

たかし:冗談じゃないよ。漂流でもする気なの?

てっち:おう!そのつもりだ。

たかし:…まったくしかたないねー。ここまで来たら最後まで付き合うよ。

〜それから10分が経過した。空には入道雲が出ている〜

てっち:お!あそこから海だぞ。気合入れてかかれよ。

たかし:あいよ。

〜そうして海に突入した。海は風も波も弱くおだやかだった。それから1時間経ち、お昼時となった〜

てっち:もうそろそろお昼にしようぜ。

たかし:もうそんな時間か。うん。しようしよう。

てっち:今日の昼飯はパンとバナナと牛乳だぜ。

たかし:お!バナナは同じだ。はんごうと米持ってきたけど作る?

てっち:ご飯はいらない。パンあるし。海に出れば水は貴重だろ。

たかし:そだね。

てっち:いったらっきまーす♪もぐもぐ。

たかし:それにしてもこんないい天気の中ご飯食べると、なぜかいつもよりもおいしく感じるね。

てっち:そうだな。なんかうまいな。

〜2人とも食事が終わりお暇になった。そしてまた釣りに興じるのであった〜

てっち:暇だなー。

たかし:暇だねー。

てっち:しりとりでもしようか。

たかし:いやだ。

てっち:なんで?

たかし:めんどくさいから。

てっち:そんな理由かい。ま、いいか。

〜それから2時間が経った。風はそれほど強くはないが波が高くなってきた〜

たかし:なんか揺れてきたよ。

てっち:あっちの方に入道雲が出ているよ。

たかし:僕、天気予報見なかったんだ。てっちは見た?

てっち:俺も見ていない。

〜海の波はますます激しくなってきた。そしてついに雨が降ってきた〜

たかし:雨が降ってきたよ。

てっち:降ってきたな。

たかし:これはカッパ着たほうがいいかも。もっと強くなりそうだよ。

てっち:そうだね。

〜そうして2人はカッパを着たのであった。そして雨が本降りになるまではそんなに時間はいらなかった。もう2人はいかだにしがみつくのに必死だった〜

たかし:すごい雨だよ。波も高いし。本当に大丈夫なの?

てっち:俺が作ったんだ。大丈夫だ。

〜雨は一行に止む気配を見せず波は高くなる一方。そしてついに僕は海に荷物ともども投げ出されたのだった。しばらくは泳いで何とかなったがついには疲れのせいで意識がなくなったのだった〜

〜気が付くと見知らぬ浜に打ち上げられていた。天気は回復していた〜

たかし:まだ生きているんだ・・・。

〜周りを見わたすと自分の荷物が落ちてあった。しかしてっちはそこにはいなかった〜

たかし:てっちーーーーーーーーーー。いないのか。

〜一人きりになったたかし。取りあえず夕方になっていたのでカンズメを食べたのであった〜

〜その時は、もうだいぶ遅くなっており、安全性を考え浜辺で寝る事にした。寝袋は濡れていてその日は使えそうもなく、しかたなくその日はそのまま寝る事にした。その日は、いろんな事が頭に浮かび、あまり眠れぬ夜を過ごしたのだった〜

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