漫才「ウーバーイーツ」
二人「はいどうもー」
ボケ「〇〇です」
ツッコミ「△△です」
二人「✕✕です」
ボケ「最近僕、ものすごいハマっていることがあるんですよ」
ツッコミ「なんですか」
ボケ「最近流行りのユーバァイーツですよ」
ツッコミ「はい?」
ボケ「ユーウバァイーツ(ごまかし)ですよ」
ツッコミ「Uber Eatsね。いや、ほんとにハマってます?」
ボケ「・・・・・・」
ボケ「ってことでね。ちょっとやってみたいなと思ってるんですよ」
ツッコミ「おおっと、華麗にスルーしましたね」
ボケ「始めます」
ツッコミ「始まりましたね」
ボケ「うーん、腹減ったなー。何食べようかな。うわー、冷蔵庫の中、田舎から送られてきた葉っぱと塩と糠しかないわー。あー、どうしようかなー」
ツッコミ「ちょっとちょっと、ちょっと待ってもらっていいですか。いや、どうツッコんでいいかわからんくらいボケが大渋滞してますわ」
ボケ「あ、そうや。ウーバーイーツにしよ」
ツッコミ「おお、またスルーした。お客さんのほうやるみたいですね」
ボケ「えーっと、まず店を決めるよねー・・・」
ツッコミ「いや、めっちゃ見てくるやん。この人知らなくない?初めてのひとじゃない?」
ボケ「確かこの辺に出前のチラシがあったはず」
ツッコミ「いや、それ出前やん。普通に出前とったらええやん」
ボケ「と見せかけてね。食べる時のランチョンマット代わりにチラシ使うんですよねー、僕」
ツッコミ「あー、そういうことね」
ボケ「スマホですよ。こういうときは。現代人は何でもスマホよ」
ボケ「・・・・・・」
ツッコミ「どうしました?」
ボケ「スマホ、昨日水没したんやった」
ツッコミ「あー、いや、それ現実の話ね。漫才コント内では使ったらいいんじゃないんですか」
ボケ「なるほど、なるほど。これがウーバーイーツね。なーるほーどねー」
ツッコミ「ものすごい初見の人の反応やけど。大丈夫ですか?」
ボケ「あ、ご苦労様でーす。腹減ったわ、食べましょう」
ツッコミ「ええーっと。スルーどころかタイムワープしましたよ」
ボケ「え、なんですか」
ツッコミ「お、初めて反応してくれたわ」
ボケ「なに頼んだかって? ピザ頼みましたよ」
ツッコミ「そこどうでもいいわ。注文のシーンが大幅カットされましたけど、どこいきました?」
ボケ「ピザのチラシの上で食べますよ。このチラシの電話番号にかけましたからね」
ツッコミ「普通にデリバリーしとるやん!しかも電話かい!」
ツッコミ「最後に確認だけさせてもらっていいですか。Uber Eats知りませんよね」
ボケ「もうええわ」
ツッコミ「お前が言うんかい」
二人「どうもありがとうございました」