顔に出やすい人っていますよね?
学生さんが居たらですが、夏休みはたのしめましたかね?青春時代の長期休みは面白いですよねー
新学期で久しぶり会ったら、あか抜けしてたり彼女とか彼氏が出来たりしてる人居たりしますし、私の学校では性別が変わってた人も居ました。男性から女性に笑
# 93 魔王との対面
私は負けじとレヴィジェンヌ殿下と一進一退で五分五分の戦いを繰り広げていた。
「流石メルティア!! 私が見込んだだけはありますわね? ここまで良い勝負が出来るというのは新鮮で、物凄く楽しいです。
最初は乗り気では無かったみたいですが、今のお顔は違いますね? 何か得るものや心境の変化があったのでしょうか?」
こんな言い方は失礼に当たるかもしれないが、よくもまぁ戦いながら人の変化に気付けるものだ。
だから勇者として活動出来たり、女王として国を納める事が出来るのであろう……
「簡潔にお答えするのであれば、女王陛下の戦いぶりや人となりを知り、それとまた同時に己の未熟さや弱さに気が付いた感じでしょうか」
そう言うとオークより2倍程デカい人型の魔物に正拳突きで殴り飛ばした後に少し納得した様な顔をして。
※ 下の会話は見付けた魔物を倒しながら会話しております。
「ふふふっ…… あら、それは冷血の戦女神である貴女からの褒め言葉として受け取って良いのかしら?」
「そうですね。 勇者として選ばれる資質と女王陛下として君臨し、大国を統べる手腕と度量と器の大きさは尊敬致します。
比べるのも烏滸がましいのですが、私も同じく選ばれた者としても貴女様には敵わないと思ったしだいです」
そう言うと満更でもなく、彼女は今まで褒められた事がない子供が初めてめちゃくちゃ褒めちぎられた少女の様に。
「あらあらぁ〜 うふふふふふふふっ……! こんな風に真っ直ぐに言われると、こ〜んなにも嬉しいものなのね! メルティアが男性ならば確実に惚れていたわ、強さも申し分ないですし。
私、今とてもときめいてしまっていますわ!ウチのロクデナシでお飾りのウチの旦那様 (ヴァルハート現国王)にも見習って欲しいものね」
確かにあのスケベ国王ならば彼女の見た目だけで嫁にして、今現在は実施の王位と政治的政策の決定権を全て奪われている為、ただの国のマスコット と言われてしまうのは分かる気がする。
しかし彼にも褒めて良い部分もある、王族のくせにあのフットワークの軽さは現代のパリピと呼ばれる人と酷似しているし、逆転生してもしぶとく生き残れそうだ。
そんな会話をしていると、敵本陣っぽい雰囲気のバリケードで覆われた基地が見えてきて、2人で頭だけが無いフルプレートアーマーの魔物を浄化魔法で鎧だけにしていき、彼女が。
「あら?もう最後ですか…… 楽しいとあっという間に着いてしまいましたわね。
残念ですが親玉を倒して集計結果を確認しまょう」
喜んで頂けて何よりですが、その言い方は魔王さんに失礼というかなんと言うか、知人である彼? 彼女? に申し訳ない気持ちになる。
「私的には大変でしたが良い勝負が出来ていると良いのですが。
戦争を終わらせてしまいましょう」
と、言い終わると同時に後ろから
「メルティアちゃん待って!」
「メルティア待て!しかし、何とか間に合ったな……」
「リクちゃんにシュリさん5話ぶりくらいですね。
こんな最前線まで慌ててどうしたんです?」
そんなメタ発言に反応したのはもちろん。
「そんな具体的に言わんでいいっ! くっ…… 調子が狂う。女神様からの伝言があったのでな、急いで来たわけだ」
シュリさんである。 彼女はよく漫画のシーンにある「かくかくしかじかがあってだな?」で内容を説明された私が。
「なるほど、かくかくしかじかでこの様な状態になっていると言う事ですか」
と納得すると残りの2人が頭の上にクエスチョンマークを頭の上に大量に出しながら。
「え?どういう説明? 暗号を用いた通信魔法の類いです? ん〜 、ん?」
「あらシュリ、妬いてしまうわね…… 私のメルティアにそんな簡単な単語1つで意思疎通が出来るなんて…… やはり直接戦っていない者との差、かしら?」
そんな問に彼女は少し考えてから。
「レヴィジェンヌ殿下とリク、大人の事情という感じですので気にしないで下さいませ。
読者の方には既に分かっておられると思いますので、敢えてもう一度説明する必要がないといいますか、どうしても気になるというのであれば後で御説明しますのでご容赦を」
なんていう会話をしていると?目の前の基地の扉が勢いよく開けられてから。
『おい…… お前らぁぁぁぁぁ!! さっさと敵本陣に入ってこいやっ!近ずいて来たのを見計らってから、何言うか決めて偉そうな雰囲気出して待ち構えてたってぇーのに、俺がめちゃくちゃ痛い奴みたいじゃねーかよ! どうしてくれんだよ!! 』
このツッコミは紛うことなき魔王さんだ、しかしシュリさんから聞いた伝言では男と女に分裂していて、何者かに操られていて戦争をいきなり仕掛けたというふうに聞いたが、いつも通りにしか見えない…… とりあえず挨拶と謝罪をしよう。
「こんばんは魔王さん!それとお待たせてしまったみたいですみませんでした」
『構わねぇーよ、知り合いのよしみで許してやる! 話が進まないのは今に始まった事じゃねーしよ、じゃっ…… 殺り合うとしようか!』
「あっ、ちょっと戦う前に質問よろしいですか?」
戦闘体勢のポーズをとろうとしていたのにズコーとよろけて顔を真っ赤にしながら怒った表情で。
『オイィィィィィィィッ!! 今まさに戦う所だったよな?! くだらねぇー質問だったらマジでキレるぞ?』
流石この物語のツッコミ要員だ…… と、噛み締めていると?
『何ほっこりとした顔をしてやがんだよっ! 質問があんだろ? さっさと言えや! 』
全てのボケ?に対して完璧ともいえるツッコミをする彼に、実家の様な安心感でついつい安堵してしまったのだ。
しかしこれ以上脱線させると憤慨させてしまうので真意を聞くことにしよう。
「まず1つは、何故?保守派を推奨していたのにも関わらず、いきなり宣戦布告をしたのか?です」
すると彼は急に頭を抑えながら苦しみだし、いきなり魔力を放出しながら禍々しい剣を顕現させ、臨戦態勢に入った途端に襲いかかってきた。
『グアァァァァァァアッ!!!』
レヴィジェンヌ様が嬉々としながら魔王さん?の素早い剣撃を指でつまみながら受け流す。
「なるほど…… メルティア、何やら事情があるようですがこのままでは話すことさえ困難なので、5回程黙らせるしかありませんわね。
理性的になれば面白い勝負が出来そうですが、この状態では動きが単調で獣と遊んでるみたいで面白くありませんね……」
何故1回じゃないのかと疑問に思いつつも、手助けする必要は皆無だが、あわよくばポイントをゲット出来るかもしれないので、タイミングを見計らって良いとこ取りを狙うとしよう。
「メルティアちゃんが悪い事考えてる」
「メルティアが悪知恵を働かせてるな」
私ってそんなに分かりやすいか?
お疲れ様でした!まだ続きますのでよろしくお願いいたします笑




