作者の思うファンタジー
暑いですね〜 熱中症やコロナの変異種が流行っているらしいですね?
# 92 王道ファンタジーってなんですか?
私達2人は見 敵 必 殺 ! ! サーチ&デストロイ!! という感じに立ちはだかる者や逃げ出す者を遠慮なく斬り捨てていく。
レヴィジェンヌ様の前に1人の魔族が生き残りたいが為に突然、土下座で慈悲を乞う魔物が目の前に現れてこう言った。
『ワシニハ、カゾクガマッテル…… ミノガシテホシイ(私達には家族が待っている見逃してほしい)』
土下座をしながら懇願してきた彼に対し
嫌悪感丸出しの冷淡な声音で剣を突き付けながら。
「いきなりなんですか? あなた方魔族が私達に1度でも頼みを聞いてくれた事がありましたか? 家族だけでも助けて欲しいと言う者に慈悲を与えた事がありますか? 無遠慮に野生動物の様に田畑を荒らし、食べ物が無くなれば村を襲い、こちらが提案するも『知ったことか』と、一蹴された事が何度もあります。それなのに私達は増え続ける害虫の様な者達を生かさねばならないのですか?」
自分と同じ種族がどの様な行いをしてきたか知っているが故に、当本人達や同士はやっていないとはいえ、ぐうの音も出ない…… どうにかして生き残りたいという思いで重い口を開く。
『ハナカラオレハ、センソウニハンタイハデ、ニンゲントノヘイワテキキョウゾンモトメテイル。ホシュハニショゾクシテイルンダガ、センセンフコクマエノ、マオウサマハソレヲスイショウシテイタ…… ガ、トツゼンカワッテシマッタ。
サンセンシナケレバ、カゾクノイノチハナイト、イワレタ
(はなから俺は戦争に反対で、人間との平和的共存求めている。
保守派に所属しているんだが、宣戦布告前の魔王様はソレ【保守派】を推奨していた…… が、突然変わってしまった。
参戦しなければ家族の命はないと言われた)』
その言葉を聞いたレヴィジェンヌは少し考えてから彼に問う。
「保守派が居る事は知っています。
そうですか…… 貴方がその1人というわけですね? 人の様に田畑を作り、動物を狩り、村を作り、他と交わること無く生活していると…… ならば、現魔王を! この世に蔓延る寄生虫を根絶やしにすればいいわけですわね?」
『アア、コンナムイミナセンソウハ、オワラセテクレ、コノトオリダ…… オレノカゾタチヲ!オナジオモイヲモツドウシタチヲタスケテホシイ!
(ああ、こんな無意味な戦争は終わらせてくれ。この通りだ…… 俺の家族達を!同じ想いを持つ同士達を助けて欲しい!)』
と言いながら彼は頭を地面に擦り付け、レヴィジェンヌに涙を流しながら頼んだのだ。
彼女はその誠意を受け止め、笑顔で頷いた後に振り返りながら。
「貴方の為にではありませんが、その願い叶えましょう…… 我が国の危機なのでね?
しかし元勇者として困っている者は何故か放ってはおけませんし、あくまでもついでですがね?」
そのやり取りを見た私はこう思った。
いくら戦闘狂でも、人の弱味に漬け込む様な者でも、勇者に選ばれる素質という物が確実に彼女の中には有るのだなと確信した。
ふと疑問を感じた。
私は彼女に比べてどうだろう…… と、あの様な悠然とした態度が取れるか? 否、戦争開始直前の様に士気を上げる事が出来るか? 否、彼女の様に自分はヒーローに 相応しい人物か?否である。
そう思うと、前世での柵…… 約立たずで何にも出来ないただのオッサンという今まで蓄積されてきた負の感情が身体中にまとわりついてくる感覚に囚われる。
そうなるともうアレだ、どうにでもなれ…… 面倒だ…… 勝負は諦めてルーシア姫殿下の専属メイドだろうと、ジーニアス王子殿下の妾だろうと、レヴィジェンヌ殿下の練習相手だろう…… と? と思う前にすかさずツッコミが入った。
『メル!?それだけは嫌ぁぁっ!! あんなの(レヴィジェンヌ)のデク人形になるくらいならマグマダイブをして溶ける事を望むわ!貴女と私は一蓮托生なのよ!? お分かり? ! 』
そう、彼女…… ルナージュさんである。
元持ち主であるレヴィジェンヌ殿下には相当トラウマや色んな物を植え付けられているみたいで、めちゃくちゃ必死に訴えてくる。
あぁ、私はもう1人では無いのだ…… 自分勝手には出来ないのだと思ったので素直に謝る事にする。
「ルナージュさん。シュレさん。ごめんなさい…… 病んでしまうとついなってしまうんです」
『イヤイヤ勇者ちゃん! 仕方の無い事もあるし、ウチら神だって凹んだりするしかまへんよ? でもおねーやんの気持ちも考えたってや? 事が終わった後に仲良く3人一緒にマグマダイブは流石に笑えへんしな!』
と、久しぶりの登場で楽しそうに話す彼女。
確かに戦争が終わって魔王を倒した後に逃げるように火山まで行き、自殺する展開は読者様的にも超展開過ぎて、ただでさえ着いていけないのにさらに置いてけぼりにする可能性がある。(多分、知らんけど)
『コレばかりはシュレの言う通りよ! 物語はHappyEND、コレは1番大事なの!! ギャグ小説だからネタに走るのは良いけれど、笑えないレベルのボケをやらかすのは絶対に間違いよ。
だから私達はアレを!あの戦闘狂いの女を負かして…… あーも、うーも言わせないくらいに徹底的な差で勝利しなければいけないわけ!!分かったかしら? メル!』
運命共同体である2人に…… いや、2柱に叱咤激励? をされたら動かねばいけない。
何故なら、勇者への第一歩!身内の危機であるし、助けなければいけない。
他所は他所、自分は自分だから比べても仕方がないと割り切るしかないのだ。
今出来る事をまずやって、手の届く範囲を守ろう…… 器用でも大層な志がある訳もない私が足掻いてみようじゃないか!
再び思いを新たにした私は先行く悪鬼羅刹の如く進む彼女に追い付こうと前え進み始めた。
お疲れ様でした!私なりにファンタジーしてみたんですがどうですかね?ファンタジーファンタジーしてましたかね?ぶっちゃけると自信は無いです笑




