このネタわかる人いるのかな……
更新遅れて申し訳ございません。
同僚がコロナになり「人員不足だ……」というような状況になりまして、忙しくて書く暇が無かったです。
# 85 貴女の事がシュキダカラァ〜と言われたら?当然、「何言ってんの?コイツ」ってなります。
無事?にフェロリーナちゃんのお使いも終わり、首を長くして待ってる魔王さんのお城へ行き「ごめ〜ん。待ったァ〜?」と言いに行かねばならない。
私達は神が派遣した勇者として盛大に祭り上げられ、嫉妬のあまり私を殺そうとしたりした事の罪を許してもらうために。
「神の御使い様!何を捧げればお許しになられますか!私の首だけで足りますでしょうか!?」
なんて事を言い出し。
「別に貴女の首なんていらないです。
貰っても困りますし」
と言うと? 別の意味で、明らかに脳みそと身体の行動が一致してなくて、私ったらどうしましょ~ とも言いたげに。
「じゃあ巨額富とかでよろしいでしょうか? 国家の全財産であれば、一生遊んで暮らせる程のお金です! いかがでしょう!」
思わず「じゃあそれで」と、言いそうになったが踏みとどまった。
流石に国家予算をまるまるとなると、シュリさんは筋トレという名目で荷物持ちを喜んで引き受けてはいるが…… 無理であろう皮袋何個分になるか分からないし、いざ戦闘になった時に判断が遅れ、とてもじゃないが邪魔である。
宝玉を入れていた空間に入れれば良くね? と思った読者の方、異世界転生でありがちなマジックバック(どれだけ入れても重さを感じない袋)みたいな仕様じゃね〜の?と、1度試してみた結果…… 違うのですよ!
生物だろうとなんだろうが入れれるのですが、空間に荷物を入れる→ 入れた分の物の重さが自分に加算される= そんな巨額の大金を入れようものなら、界〇様の所に初めて降り着いた時の孫〇空のような状態になるのだ…… もちろんメルティアちゃんは潰れたヒキガエルの様にぺちゃんこになり、彼の様に物凄い重力のかかる場所で修行すれば慣れたり、強くなったりはしない…… まぁちょっとづつ金額を増やしていけば良いトレーニングにはなるかもしれないが、3人は居るが物理的に不可能であるのは間違いないので、丁重にお断りを入れる事にした。
「そんなに頂いても持ち運べないので、御遠慮します」
そう言うと 「なっ!?」と、驚いた顔をして。
「それでは何を差し上げて罪を償えばよいのですか!?」
私は懸案事項の3つをここで潰す事にした。
「では、お願い事が3つ程ございます」
彼女はお願いと聞いて、嬉しそうにする年相応の可愛らしい反応と、花が咲いた様な笑みを浮かべ。
「何なりとお申し付けください。
フェル二ーラ大国の力をフル活用してでも遂行してみせます!」
「では、1つ目はジーニアス様と決まっていた通りに御婚約されて下さい。
2つ目はジーニアス様はあの国王様のご子息でもあらせられるので、女性に対して甘いと言いますか、自然と引き寄せたり半ば強引に迫る事もあるでしょうから、しっかりと手網は握っておいて下さい。
3つ目は今後、私と同じ様な事でお城に入城された方に対して如何なる理由があっても、刺客を送ったり、毒殺等の行為はやめて下さい。しかし、事前に調査した上での敵対意思や工作活動をしようとした者に対しては、そちらの裁量に任せます」
そう言うと? 何か「納得がいかない!」とでも言いたげな感じにジーニアス様が。
「くっ…… !フィーリカに管理を任さてしまえば、僕は…… 僕はっ!メルティアと、おちおちと近付くことさえ不可能になってしまう!そんなのは嫌だぁっ!」
まるで絵画を切り取ったかの様に、崩れ落ちて悲痛な感じに膝を着くイケメン王子様がそんな事をロンドンとかでやってそうな舞台のワンシーンみたいに劇的なうずくまる。
そんな姿を見た妹姫様はドヤ顔で。
「うふふふふっ! こんなに嬉しい事はありませんわ!コレでメルティアは事実上、私の物ですよね?ねぇ、お兄様?」
え?ルーシア様にお仕えする事になれば、どっちにしたって戦闘大好き規格外女王様から逃げられないって事では?物凄く嫌なんだが? 辛いんだが? 2時間くらい泣いていいですか? 部屋に籠ったフリして、そのまま姿をくらませてもいいですよね? そんな思考をグルグルさせていたら、私が毒と呪いで倒れた時に『あわわゎ…… メルっち大丈夫なん!?メア様にコレも報告した方が良いの!? とういかめっちゃヤバいって!』って、あたふたしていたちーたんが。
『メルっち人気も〜ん!流石アタシの心の友っ!でも、メイドさんにはさせないしっ!なんつったって、天界で一緒に暮らすんだからね!そしてTikTokerとかでバズって、天界テレビに出て、超有名人になるっていう目標があんだから!』
そう進言するやいなや、勢いよく扉が「バン!」と開かれ、皆がそちらに注目した時、入ってきた者が高らかに!The厨二病のポーズをしながら。
「この!タウロー・カイザー・ダヤーマが全て話は聞きました!ヴァルハート王国との結婚が正式に決まり、2つの国の関係は強固になりましょうぞ! そして我からも1つ策を! フェル二ーラ王国は次代の人材不足、が懸念される! そしてこの我と!メルティア殿が婚姻を結び、子を残せば必ず優秀な子が産まれるに違いありません!ですから……メルティア殿がチュきだからー!」
と、言いながら私に向かって来て、抱きしめようとしてくる、女神様(変態百合女)が私に変な男近づけさせない為に作った衣装があるので大丈夫だろうと踏んでいたが、何故か発動しないのだ!キスが出来そうな距離でも反応しないのだ…… とりあえず目の前の無抵抗=結婚出来ると勘違いして、気持ちの悪い笑顔の野郎を排除せねばならない! どうせなら彼が使ってきた黒い炎で燃やしてやろう。
「お断りします。燃えて下さい」と言い、死なない程度に燃やしてみた。
お疲れ様でした!少しでも楽しかったと思って頂けたなら幸いです。
とりあえずまだ、職場が落ち着いていないので、更新遅れると思います。
ご了承くださいませ




