表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
女神と魔王が何故か転生した私に絡んでくるんです…  作者: 蔵ノ宮 辰秋
フェルニーラ王国編
82/103

ヤマダは出てきたけど笑

どうも!お久しぶりです。こんばんは

更新が遅れてしまい申し訳ございません。

理由としまして、馬な娘のトレーナーやったり、LIVE配信に手を出したり、仕事も忙しいのも本当ですが、コロナの予防接種で具合が悪くなったりで、あんまり弁明の余地がないです。本当にごめんなさい


# 76 姫様の嫉妬(ジェラシー)と葛藤


______ルナージュ視点_______


―― とりあえず一難は去った…… しかしながら何故、フェルニーラ王国がメルに対して間者をおくってきたのかが不思議なのよね。

メルが偶発的に知らない所で敵を作ったりするのは、不思議と有り得ない話では無い話のよね。

よりによって、一国の姫が「怨敵」と呼称している点は、気にならないと言えば嘘になるし、とりあえず気絶している男を城に返し、泳がせてからシュレを使い。

色々と情報を収集する必要があるわね…… ご主人様を守る為に。


とりあえず私は、シュリに気絶している男を担いで行くように指示した。

すると、彼女は手馴れた感じに軽々やってのけた。


「男にしては軽すぎないか? コレだから魔法ばかりに頼っている人間は…… 接近された時はどうするというのだ、こんなヒョロい身体で」


という愚痴をボソボソと言いながら、先導して行く。


リクにメルの介助を頼んだのだが? なかなか上手くはいってないようで、頭を抱えながらも、一生懸命に寄り添ってあげていた。


「メルティアちゃん。

少しは良くなりました?お熱はありますか? おでこ、失礼しますね……… 良かった、大丈夫そうですね。

ふわっ! お顔が、凄く近いです………/// 」


常に私達を監視しているであろう人が、こんな百合百合した現場に気付かない訳もなく、私の変態先輩が突如声を上げた。


『キマシタワー! 良い!! 凄いですな!? あの子達は、私をわざと刺激させようとしているのでは? と、思う様な百合っぷりじゃありませんかっ!! 全くけしからんです!

良いぞ!もっとやれ! ぐへへへぇ~………』


私は聞こえない振りをして、ご主人様の身体の中へと戻って行った。

そんなこんな事があってから、フェルニーラ城の先が見えるくらい離れていたのだが、今ではドデカい城門の前で、暇そう突っ立っている兵に、シュリが声をかけた。


「旅の者だ。道端でこの男を拾って来たんだ、知っているか?しかし、 私達は別の物を届に来たんだよ」


すると兵は、シュリに担がれている男を見るなり、目を見開きながら驚きつつ。


「ヤマダタロウ様じゃありませんか!? 旅のお方、救助ありがとうございました! 天才魔法騎士であると名が高いお方が…… 女性の方に担がれて帰ってくるとは、世の中何が有るか分かりませんな~ あっはっはっ! それで、中に入られますよね?お届け物があるんでしたっけ?」


慣れた感じにシュリが、メルを横目にこう言った。


「ああ、先程も言ったとおりだ。

仲間もあまり体調が良くないようでな、宿屋にまず向かいたいんだよ」


兵士がメルに視線を向けると頬を何故か赤らめ、慌てて門を開けから宿屋までの道筋を丁寧に教えてくれた。

ヤマダタロウとかいう男を兵士に預け、3人はお辞儀してから、フェルニーナ王国の中に入っていった。


_____姫(フィーリカ)視点_____


「くっ!…… タロウカイザーヤマダがやられてしまうなんてっ!!あの(メルティア)を我が国に踏み入れさせる前に排除出来ると思っていたのに! それほど泥棒猫が化物じみていたという事かしら…… フェロリーナ様と、筋肉バ…… じゃない、ロリコ……違うわね、ローリッツ…… そう!ローリッツ様に稽古を付けてもらったとは聞いてはいたけれど、そんな付け焼き刃で私の騎士(タロウカイザーヤマダ)が負けるはずは無いわ。

ネフィリム、貴女はどう思う?」


ネフィリムと呼ばれた侍女が、少し考える様なポーズをとった後、口を開く。


「素直に思ったままの気持ちで言いますと、メルティアという者はかなりの手練と推測出来ます。

王国にまで迫り来る津波を引き起こす程の魔力量。

ローリッツ様の修行は、騎士団長クラスの化物レベルでも音を上げます。

かく言う私も、以前に参加させて頂いたのですが、途中で心が折れそうになりました。

それ等を踏まえて考えた結果、少なくとも※ 騎士団長クラスの者が、3人分くらい戦力が有るかと」


※ 各国の平均の騎士団長の強さ。

500人構成の熟練小隊を単体で軽くねじ伏せれるレベル


その言葉を聞いた姫は、耳を疑った。

え…… 津波なんて来ていたの? というか、3人分…… ?!いくら大国とはいえ、騎士団長なんていうのは居てもせいぜい20人~30くらいだというのに、まさかである。

いくら、フェルニーラ王国の最強の懐刀と呼ばれる彼女(ネフィリム)の言葉とはいえ、それほどの者に、恋敵とはいえ間者を送ってしまった事に対して、不安が募る。


1、下手をすれば、※ 侵略される可能性があるという事。


※ 海神の槍がなければ、今頃水没していた。例えネフィリムが城を覆う防護壁を張っていたとしても、結果は同じ。


2、始末し損ねた為。この事がもし、ジーニアス様の耳に入れば、縁談の話は確実に無くなる。


3、※きっとネフィリムでさえも、良ければ相打ち、悪ければ返り討ちになるので、この策も使えない。


※ 彼女の強さが、騎士団長3~4人分の為


「くっ…… どうすれば」


うんうん唸る姫を横目にネフィリムがこう言った。


「彼女達は明日に城を訪ねて来るでしょう…… メルティアさんを招いて会食をし、

そして!恋敵に……毒を盛るのです」


フィーリカはその策を即座に採用し、国にある毒性の強い物をかき集めさせ、研究者に調合する様に命じて、明日に備えるのでした。

お疲れ様でした。

次回はあります(笑)

遅れても書きます!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転生 ギャグ 百合 変態 TS
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ