異世界人にジャンケンの説明をする難しさ
更新が、いつも通り遅れました!申し訳ございません……
特に書くこともないので本編へどうぞ!
# 74 いざ!フェルニーラ王国へ
各々、修行をしていた為か、会うのは2ヶ月ぶりくらいになっていた。
リクちゃんは、見た目は変化はしていないが、フェロリーナちゃんとの、マンツーマンでの修行のお陰か、魔力が桁違いに跳ね上がっているのが、肌で感じるくらいに分かった。
シュリさんは何故か、お肌が前よりツヤツヤで、ダリアさんと模擬戦をしていたと思うのだが? もしかすると、いい勝負をして。
「くっ…… やるな」
「お前もな……」
とかいう流れから、百合百合な2回戦がおこなわれて、女性ホルモンの分泌により、綺麗になり、それを幾度となく繰り返し、サ〇ヤ人的理論で、戦闘力も上がった事だけは間違いないが、そんな女神さん的思考の仮定の話をしていても、真実かどうかなんていうのは、本人から直接聞き出すしか方法は無いので、フェル二ーラ王国へ向かう道中で、素直に何をしていたのかを聞こうではないか。
「リクちゃん、どんな感じに過ごしていたの?」
あざと可愛い考えるポーズとった後。
「ぅーんとっ…… おばあちゃん(フェロリーナ)に、魔力の質を上げる為に瞑想して、最大魔力量を増やす為に、枯渇するまで魔法を連発し続けて、倒れるのを繰り返したよ? 」
賢者との修行もそうだが、夫婦揃って体育会系の様だ。
「シュリさんはダリアさんと、どの様な修行をされたんですか?」
「やはりメルティアも気になるか? ダリア殿と体力の限界が来るまで、ひたすら勝負をし、一緒に風呂に浸かりながら、互いの反省点や自分の事等を話して、一緒に床についたよ、なかなかにいい身体をしていた…… ふふっ」
やはりこのガチバイ騎士は、予想通り百合百合していた様だ。
____メルティアの修行編、回想____
前世の同僚も言っていたが「ヤル気と根性さえあれば、どんな事でも成し遂げられる!!」と、豪語していたのを思い出した…… そんな私は、スポ根魂は持ち合わせてはおらず、ローリッツ式武術は精神面の部分で、修行はかなり辛かった。
何が嫌だったかを挙げるならば、班決めだ…… え? そんな事? と思われると思うが、前世でも不幸体質なので、周りから「お前が班の中に居ると、普通のキャンプがサバイバルに変貌しかねないし、熊にでも襲われたらどうするんだ!」と、言われ続けていたので、孤立するのを覚悟していたのだが? 予想は裏切られ、アチコチから私と組もうとする手が伸びてきたのだ。
修行前から、乱闘騒ぎを阻止する為に、ある策を提示したのだ。
「皆さん! これでは埒が明かないので、私の故郷に伝わる、ジャンケンという儀式で決めませんか?」
すると、先程まで殺伐とした空気に包まれていたのだが、聞きなれない言葉に皆は、頭の上にクエスチョンマークを量産させながら、1人が私に疑問をぶつけてきた。
「メルティアさん? ジャンケンという儀式というのは、どういったものなのでしょうか?」
そして私はジャンケンの仕方を教えた…… しかし異世界の人間には、何故グーがチョキより強く、パーよりもチョキが強よいのか分からないらしく、石や紙やハサミ(チョキ) で例えても、理解してはくれなかった…… 普通の一般市民なら、石ころはハサミで切る事は出来ないし、紙はハサミで切る事が出来るのが常識なのだが? ここで修行をしている人達は、小さめのナイフで岩くらいなら、余裕で真っ二つにする様な化物揃いが集まっているせいか、一般常識等で解説しても、まるで意味が無いし伝わらない…… そこで私は考えた、賢者を知る者であれば理解出来るジャンケンを! まずグーは賢者で、パーはフェロリーナちゃん、それでチョキは悩んだのだが、入手した情報によると? 彼女は昆虫が物凄く嫌いで、見るだけで腰が砕けたようになって、泣き出してしまうらしいのだ、ここで疑問に思う方もいるだろう…… 昆虫系のモンスターに遭遇した場合はどうなるのか? と、答えは普通に討伐出来る!個人的感覚の問題なんだろうが、謎である。
公を称して、第1回!異世界ジャンケン大会が開始されたのだった。
滝に向かう途中で、黒魔龍と呼ばれる、神として区分される種族と遭遇し、解説役よろしく! と言わんばかりの、同じ班になった娘が。
「メルティアさん……アレはやばいです。
絶対に手は出してはいけない相手…… ココから離れましょう」
「確かにヤバそうですね…… コレだけ離れていても存在感というか、戦ってはいけないと、身体が全身が警告を鳴らしていますし、賛成です」
2人で気配を消しながら後退していくが、腕輪を着けているのにも関わらず、神ドラゴンに会うだけかと思いきや、木の枝をパキッと踏むという、典型的な死亡フラグを立てる。
そこで何故か私の不幸パワーが、絶賛発動中であるという事に気が付く、そうして音に気が付いた黒魔龍さんが、私達の方を向きながら、挨拶がてらの黒い火炎放射を吐き出した。
これをまともに受ければ、隣に居る彼女は確実に燃え尽きるだろうと思い、伝達係の意味も込め、ド〇クエ3のボスの、バラ〇スさんのお家芸とも言える、バッ〇ルーラを腕輪を外し唱えた!送った直後には目の前から黒炎が迫ってきていて、例のスキルが発動してると、少し余裕で構えて居ると、肌が焼ける様な感覚、痛みを感じるのだ…… まさかの事実に慌てて、永続回復魔法といつもよりも気合いを入れた土壁+水の膜で全身を覆ったのだが? 体力がゴリゴリ削られていく感覚があり、やばい!死ぬ!という恐怖が伝っていく、火事場の馬鹿力というのかは分からないが、絶対に生きてやる!という生存本能を爆発させたせいか、今までのどの戦いよりも必死に魔法で耐え忍んだ。
するとしばらくした後、吐き終わったであろう方が。
『ほう…… 我が火炎を受けてなを、生きている人間が居ようとはな…… 時代は進み、日々進化しておるという事か』
え?このドラゴンさん喋れんの? まぁ神龍と呼ばれるくらいならば、喋るくらい出来て当たり前だと思うのだが、いきなり「おはよう」みたいな感覚で火を吐かれては、心臓に悪いし、アグレッシブ過ぎはしないだろうか?ココは生き残る為に、地面に頭を擦り付ける勢いで、殿様を相手にしているくらいの気持ちで「ははー!」としなくてはいけないと思い、気を引き締める。
それで私は恐れながらも、何故この様な場所に降臨されたのかを聞く事にした。
「恐れながらよろしいでしょうか?」
『なんだ? 頑丈な人間よ……』
「何故、この様な場所に降臨なされたのでしょうか? 何か、懸案事項でもあるのでしょうか?」
『我がここに居る理由か…… 白龍神からな、神の世界で私利私欲の為に、良からぬ事を企んでおる奴がいると聞いていてな? 情報収集の為にこんな所まで来たのだが、何も見つからなんだ。
しかし貴様の様な頑丈な人間に出会えた事は、僥倖であった…… 今後不審な点が有れば、何時どんな時も連絡してほしい…… して、何か有るか?最近は』
殺そうとしたのにも関わらず、使えそうだからという理由で、自分の仕事を手伝わせようとするなんて、あまりにも身勝手で、傍若無人じゃなかろうか? 神と付く種族はどうにも、似たようなタイプが多いらしい。
ここで「だが断る!」と言おうものなら、2回戦目が強制的に開始されるのは、間違いない…… なので私は、武闘会であった事を、情報提供する事にした。
「この間の事なのですが、このエルフの住まう島の極龍魔脈楼と呼ばれる場所に、不審人物と交戦しました」
『ほう…… 魔力の源泉と呼ばれる場所に不審な輩か、特徴等は覚えておるか?』
「黒いローブを纏っており、声質からして男性であると、断定出来ます。
後は、得物はナイフを投擲しながら戦う戦法をとっており、組織的なものにも属しているようで、勧誘をしてきました…… 無論、断りましたが。
どうやら、バックにはリーダー的な存在があるのではないかと、推測出来ます」
『くくくっ…… やはりここに来る事は良かったようだ、情報提供を感謝する。
そうだ、頑丈な人間よ…… 貴様の名はなんと言う?』
「少しでもお役に立てたのなら、幸せにございます。
改めまして、名をメルティア · ラブ· ローズヒップと申します」
『メルティアか…… また何処かでな』
そういうとバカでかい黒魔龍さんは、最初からそこに存在していなかったんじゃないかと思う程、急に姿を消した。
そして私のスキルを無力化なのか、能力上昇を防ぐ能力を持った相手が居る事知り、瀕死になりながらも、打開策を考えつつ滝に向かうのだった。
_________現在_________
そんなあった事を話すと、2人はげんなりした顔で、口を揃えてこう言った。
「メルティアちゃん…… 生きて」
「メルティア……生きろ」
そして私達は山賊から襲われたのを返り討ちしたり、困っている行商人を助けたりしつつ、もう少しでフェル二ーラ王国まで着こうか、という所まで来たところで。
「我が姫の怨敵め!! 貴様はそこから1歩も進ませぬ! くらえっ!煉獄黒魔炎っ!!」
いきなり厨二病的な魔法で攻撃してくる輩が現れたのだった。
新たな敵? 姫の怨敵め!の意味とは?次回明らかになります。
早めに更新出来たら良いなと思います(願望)




