再び天界へ……
はい!こんばんは〜 何とか、前の更新ペースに戻りつつある、蔵ノ宮です!年末とか死なない(病気とか)と良いのですが……皆さん!インフルエンザが流行っております!私の県では警報が発令されまして、学級閉鎖もあちこちで起こっているみたいです!お気をつけ下さいませ!
# 47 再び天界へ……
メルティアは港町の問題を何やかんやあった後、宿屋に泊まり、いつも通りに寝たはずが、意識が戻って来ると声が聴こえてきたのだ。
『メルティア〜 しゅき〜えへへ……/////』
もう2回目なので驚きもしませんよ、又もや私は拉致られた様だ、どうせいつも通り女神さんだろうと、横を見てみると……んっ?!ちょっと待て?そこには予想外の人物が居た、最初の頃は真面目で、この物語の軌道修正をしてくれていた唯一の常識人だった人がいた、そう!魔王さんである……しかも女バージョンのルリちゃん事、ルリアーナス·ジオ·ヴァーゼクリウスさんが、白い猫耳パーカーと、ショートパンツの姿で、胎児の様に身体を丸めて寝ていらっしゃる……褐色肌が相俟って、めちゃくちゃ可愛い!!写真とか撮ってしまいたくなるレベルである。すると?「ガチャ……」と静かにドアが開く音がした。
『えっ?!メルティアちゃんじゃないですか!どうしてルリちゃんのお家に?!』
「おはようございます……女神さん、目が覚めたらココで寝てました。それで何をしにこちらへ?」
『私は日課の、ルリちゃんを撮影をしに来ただけですよ?しかし予想外の先客ですね?ルリちゃんの事だろうから、何か意図があって、メルティアちゃんをこっちの世界に呼んだんでしょうね?』
――魔王さんは、常日頃からあられもない姿を女神さん(ド変態)に撮影(盗撮)されているんですね……しかし前回との違いは有る、それは言わずもがな、今回、私を連れて来たのが、魔王さん(最近はちょっと変態チックだけど、一応常識人)だと言う事だ。
「常日頃から盗撮してるんですか!?魔王さんは何処かの誰かさんと違って、寂しいからという理由で、旅行先にクマのぬいぐるみを連れて行くノリで、人を拉致する方じゃないですもんね〜女神さん?」
『盗撮なんてしてないわ!友人の成長記録を付けてるだけよ?あら?そんな寂しがり屋さんがメルティアちゃんの知り合いにいるの?私は知らないわね?そんな人、女の子ならいっぱい構ってあげちゃうけど?』
「何故!?友人の成長記録を付ける必要があるんですか!完全な私利私欲の為ですよね!?絶対。女神さん!!貴女の事ですよ!前回私をこっちの世界に拉致った事を忘れたとは言わせませんよ!?」
『拉致?任意同行よね?でもあの時は楽しかったわね〜トラブルもあったけど……』
「あ”ぁ〜頭痛い!!」
『ん?……う〜…朝か?』
「あっ!魔王さん、おはようございます!」
『お?……あ〜メルティア〜おはよう……って!ちょっとまて!!何で変態女神まで部屋にいんだよ!』
『私の日課である……否!ルリちゃんの可愛い姿を!成長記録を付けるという大事な使命があるので、その質問をするだけ野暮ですよ?』
『そんなもん……ただ盗撮してるだけじゃねぇーか!有るのは女神の欲望だけだろうがよ!カッコよく言って、そうですね〜分かりました!とかなる訳ないだろうが!!』
2人の突っ込みを受けた女神さんが、思案顔で。
『しかし同じ様なシュチュエーションでもやはり、突っ込み方は違いますね……ふむ』
『冷静に分析してんじゃねー!!』
――やはり魔王さんの方が突っ込み方は上手いなと感じる気がする……やはり過ごした年数にもよるのかもしれない。
「魔王さん、聞いてもいいですか?」
『何?と言っても、聞いてくる内容は1つしかない訳だけどな……まぁ何故ここに連れてこられたのか?って事だろ?』
「その通りです。いきなりだったので、ビックリしましたよ……それでコチラに何か私に関する事があるんでしょうか?」
『実はな……前にも言ったかもだが、この天界を統べる、超神様がな?身体の具合いがよくないんだよ……それで急遽、次代の超神様を決めませんとな?って事で、それでそこの変態と、私が候補に選ばれた訳だ』
「え?!凄いじゃないですか!おめでとうございます!」
『まぁ……サンキューな、しかしこの話には続きがあって、実はもう1人候補がいるんだよ……』
『ちょっ!ルリちゃん?!それをメルティアちゃんに言うの?!』
『ああ、私達がどんなに気張って監視を続けて防ごうにも、どっかで対応出来なくなる可能性がある……だから、こっちも必死にやるが、本人にも知っておいてもらって、自分で身を少しでも緊張感を持っていた方が安全だ……エリの気持ちは分かるが、考えた結果、コレが最善だと思ったんだ』
『ルリちゃんのお気持ちは分かりました。私も、最近は睡眠時間を削って監視をしているのです……かなり身体的にも辛い部分も有りますね。精神的にはメルティアちゃんを合法的に安否確認をじっくり、ねっとりと出来ていたので、問題はありませんでしたけどね?』
「ふむ、という事は……私が、超神様の候補に入っていると言う事ですね?後、見守って頂いてありがとうございます!」
2人に向かって、深々とお辞儀をした。
『ふふふ』『くくくっ』
急に2人が笑いだしたのだ
「何で笑うんですか!?」
少し拗ねた様に言う私に女神さんは、子供をあやすかの様な優しい笑顔と声音でこう言った。
『失礼しました。今思ったのですよ……改めて、貴女を、メルティアちゃんを守らないといけないな……とね、ですよね……ルリちゃん?』
『そうだな……エリと気持ちが一緒ってのは気持ちが悪いが、最強の協力者である事は間違いないな』
『相変わらずツンデレなんですから〜』
『エリには一生、何をされてもデレねぇーよ!メルティア……面倒な事に巻き込んじまった、すまない!お前を神に何てさせない!』
「ありがとうございます!私は貴女を倒すという使命が有るので神にはなれませんし、なるつもりもありませんよ、これからもよろしくお願いします!」
『全く……巫山戯る隙もないわ……メルティアちゃん?私とも今後ともよろしくね?』
「あ、まぁ……はい、よろしくお願いします」
『何なのですか!?その煮え切らない返事!私とは厭らし……こほんこほん、間違えました……よろしくしたくないと言うのですか!?』
「今後ともお付き合いよろしくお願いします!ミカエリスさん?」
『メルティアちゃん!!抱きしめても良かですか!!』
「嫌です、こっちに来ないで下さい!」
それから……ルリちゃんのベットの上で3人で仲良く喧嘩しながらはしゃぐのであった。そういえば、取り憑いている剣と猫はというと?
『メルのバカ……私の出る幕ないじゃない……何なのよ〜女神とか、神魔とか!絶対絡んじゃダメな、やばい種族じゃないのよ〜……』
『お姉様!ウチがついとるから寂しくないやろ?』
『シュレヴィラと絡むくらいなら、1人しり取りした方が有意義な時間を過ごせるわ……』
『いやん!お姉様のいけず〜そんな意地悪言わんといて〜』
と何やかんやで仲良しな姉妹であった。
お疲れ様でした!最初は外伝にしようかと思ったのですが、天界での初のメインストーリーの回となりました。如何でしたでしょうか?取り憑き姉妹は天界までもくっついていく……しかしルナージュさんが、最近は可哀想なキャラになってきましたね……次回は外伝の方を執筆しようかと思ってます。お楽しみに…いえいえ、楽しんでくれる様に書こうと思います!来週メリークリスマスですし!まぁ……私は仕事ですがね!皆様体調管理をして、はしゃぎ過ぎないように年末をお楽しみくださいませ!




