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女神と魔王が何故か転生した私に絡んでくるんです…  作者: 蔵ノ宮 辰秋
いざ賢者の元へ!
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犬派?猫派?私は猫派です。

こんばんは!仕事が何か順調に終わり、執筆時間が取れたので書きました!今回は新メンバー加入で、かなり本文も長めになっております!時間のある時にどうぞ〜


#46 犬派?猫派?私は猫派です。



『シュレヴィラ!貴女のお姉様が直々に会いに来たわよ〜……って!偉く大きくなったわね……』


『せやろ〜……ってその声は!?お姉様やん!やっと会えたわ〜生きとった?ご飯食べてた?相変わらずその姿なんやな?まだ元の姿には戻られへんの?』


『相変わらず、その似非関西弁みたいなのを使ってるのね〜この姿も悪くないわよ?自分で歩かなくて良いし〜でも、力がまだ足りないのよ……後、そのデカさは何かありそうね?』


『コレは元カレの関西弁移っただけやねん!標準語がもう分からんのよ、どないな感じだっけ?話戻すけど、しかし分かってしまうか〜お姉様には隠し事出来へんな……』


『何千年、姉妹してると思ってるのよ……貴女、一度に大量の力を吸ったでしょ?』


『ギクッ!』


『今まで生きて来て、ギクッって言われて、図星付かれた!みたいな顔されたのは初めてよ……(しかし、猫なのに表情豊かね〜面白いわ〜)』


『いや〜ん////お姉様の初めて奪ってもうた〜////』


『シュレヴィラ……決して褒めてるわけではないわ〜馬鹿にしてるのよ〜?』


『え?!褒めてくれたんとちゃううん!?何それ!ウチのぬか喜びじゃん!こんちくにょー!』


『動揺して、ちゃんと言えてないわ〜それで、わざわざ、その身体の事で私に相談に来たんでしょ?』


『あ、お姉様と久しぶりの会話が面白くてな、忘れとった……実はその為に会いに来てん、今更感があるんやけど、その御三方はどちらさん?』


『私は疲れたわ〜まぁ……紹介しましょうか、まず私の新しい主の勇者メルティアで、小さくて抱きしめたくなる様な可愛らしい子がリクで、それでこの大っきいのが、シュリよ』


「おい!ちょっと待て!!私の紹介が酷くないか?!ルナージュ殿に何かやってしまっていたのか!?」


『え?何処か変な所ありました〜?』


「変な所も何も……紹介文章が短いんです!」


『あ〜なるほど……そういう事ですか、分かりました』


「分かって頂けたか!」


『ええ勿論、シュレヴィラ?コチラの女性は、騎士をしておりまして、ヴァルハート城内最強と名高い方で、スタイルもバツグン!上から9……』


「そこまで言えとは言っていない!!」


『もうっ……我儘ね〜でも許して?今日はメルティアを弄ると、粉々にされてマグマに付けられちゃうわ……弄れる人がいないのよ!!』


「そんな事知るか!!妹を弄れば良いじゃないか!構って欲しそうな目で見ているぞ!」


『ウチなら弄ってくれて、ええよ!?』


『シュリ?妹はボケよ……完全な。シュレヴィラじゃあ、私の満足いく突っ込みは望めないわ〜』


「そういう物なのか?」『ウチはボケ(なん)か?!』


『だって存在がボケじゃない』


「確かに……」


『ナイスバディーなパイおつ騎士のお姉やんは何を納得しとるん?』


※「ちょっ!私をパイ乙騎士だと!?」


※ パイ乙という言語はメルティアや女神さんの影響で、リクちゃん、シュリさんは知っており、この世界に無い言葉です。


『ウチのお姉様がナイスバディーでバストが90ちょいあるって言うてたやん?なら、パイ乙騎士でええやろ?』


「何故そこだけ記憶に残っているんだよ!?私はシュリだ!名前くらい覚えてくれ!分かった……そういう言動をとっているから、貴女はボケだと言われるのだ!!(名前すら記憶してなく、城内最強の部分も完全に忘れているぞ……この猫)」


シュリさんの渾身の突っ込みを聞いたシュレヴィラさんが、神妙な顔をしてこう言った。


『ウチ分かった……パイ乙騎士のお姉やんみたいな突っ込みが出来ん事には、お姉様に突っ込みを入れる資格がないっちゅーこっちゃな?』


「そうだな……付け焼き刃でどうにかなる物でもないだろうが、人間の本質の様な物だからな……そういうのは、って……おい!!また私をパイ乙騎士と呼んだな!?」


『ごめん、ごめん……パイ乙が頭から離れんくてな?そうやなーじゃあ今度からお姉やん、って呼ぶ事にするわ』


「まぁ……それなら許そう」


『あら〜シュレヴィラ!お友達が出来て良かったわね?それと〜周りに人集(ひとだか)りが出来てるわよ〜』


シュリさんとルナージュさんとシュレヴィラさんのコントを見ていたら、いつの間にか町民が集まってきていたのだ。



☆……………………町民side………………………☆



男達は集まったが皆は唸り、打開策を考えていた、その時!偵察に出ていた男が慌てて入ってきた。


「すいやせん!」


「慌ててどうしたのじゃ!?」


そう聞かれた男が一息ついて喋りだした。


「はぁ……それが町の中央で寝ていた猫なのですが、旅人らしき女性達が近ずいて、会話し初めました」


(まこと)か?!」


「へい、それで声が聞こえる女性達に、会話の内容を聞くと、パイオツ……パイオツと、未知の言葉で会話している様で、魔物使いの独自の専門用語ではないかと思われます」


「色々あり過ぎて、町に旅人が来とった事にも気付かなかったわい……パイオツの〜どんな意味が有るんじゃろうか?」


「それに関してもう1つ」


「なんじゃ?」


「その言葉を町の女性から聞きとる際に、何故か胸を手で覆い、恥ずかしそうにしておりました」


「意味がその娘達は分かるのか?」


「いえ、聞いた限りじゃ知らない様でして、でも何故か恥ずかしいのです、と口を揃えて言ってましてね」


「意味が分からんのに、恥ずかしいとな……女性は感覚に優れておるからの……何かしらパイオツという言葉に反応したんじゃろう……」


そして町の男達はパイ乙という言葉が気になり、猫の魔物の事など頭から抜け落ちていった。



☆…………………メルティアside…………………☆



『あり?ウチは見せもんじゃないんやけどな〜』


『貴女、シュリに憑依出来るかしら〜?』


『あ〜それでこの身体を元のサイズに戻すっちゅう考えなんやな?でもな〜ウチの魔力を抑え込めるかどうかやからな〜』


「リクが思うに、シュリさんは魔力の観点で見ると厳しいかもですね……」


「リクの言う通りだ、私は魔力はからっきしだ」


『ほんなら……2つの魔力の混じった、可愛らしいお嬢ちゃんは、どうやろか?』


「リクですか?!ぅ〜……」


『シュレヴィラ?リクは魔力には優れているけど、操作や制御となると、今はまだ厳しいかもね〜1番!確実で、安全な方法があるわ』


『そんな方法があるん?!言うて!』


『メルに憑依するのが安全な方法よ?私をも、制御下におけるのよ?本人は全く気付いて無いけど〜』


「え?!ルナージュさんって……私に憑依してたんですか!?勇者の剣って取り憑く系のアイテムでしたっけ?!」


『あら〜?私って〜自分の事を勇者の剣何て、言ったかしら?記憶に無いのだけど〜?』


--そういえばルナージュさんから私は勇者の剣よ〜何て聞いていない、魔を屠る剣としか聞いていない様な気がする……ちーたんが、勇者の剣が有るよ〜と言われて、それで思い込んでいた(ふし)がある……もしかしなくても(だま)された?!


「質問ですが、クーリングオフとかは出来ないんですか?」


『返品の事よね?出来ないわ〜メルが死ぬまで離れられない運命よ?嬉しい?うふっ////』


それを聞いた私は、詐欺被害にあった被害者の様に落ち込み。


「ぇ……そんな……うっ……」


『ちょっと待って!?メルがそんなに嫌がると思って無かったから、私もショックだわ!』


『勇者ちゃん?!お姉様と一心同体になれるとかええやん!代わって貰えるんならかわりたいわ〜』


『何を言っているの?!そんなの私が嫌よ!』


『お姉様が冷たい……まぁしょうがないな、そんで、この勇者ちゃんと合体すれば、この身体も戻るん?』


『ええ、メルの魔力量は異常なくらい有るから大丈夫よ〜?落ち込んでいる隙に、憑依しちゃいなさ〜い』


『勝手にええの?まぁお姉様が言うんやったらそうしよ』


そして、シュレヴィラはメルティアが落ち込んでいる隙に憑依の術式を唱える!


『我、(いにしえ)の宝具なり、この者を主とし、死が訪れるる時まで盟約を交わさん!我が名は、シュレヴィラ·モンテフーラ·ディンガー……』


術式を唱え終わると……シュレヴィラが光の粒になり、メルティアの身体に染み込んで行く様に入っていった……全部の光が入り終わって、メルティアが急に身体をビクつかせた!


「にゃっ?!」


「メルティアちゃん!!凄く可愛いです!」


と興奮して近寄ってくるリクちゃん。


「くっ……何だその可愛さは!!」


と血走った目で見てくるシュリさん。


『メルティアちゃん!!猫の手を作って、にゃんって言いましょう!めちゃくちゃ可愛いです!はぁ…はぁ…////』


この流れで現れない訳が無い、ド変態の女神さん、めちゃくちゃ興奮していて、脳内に声だけが聴こえるだけなのに、鼻息まで直接当たっているかの様な感覚だ。


『メルティア……可愛いよぅ……猫耳とかやばくないか?!ただでさえ可愛いのに!反則だ!!生で見たい、いやしかし……あのド変態なら写真くらい撮るだろうから、大丈夫か?いやいや、待てよ(あたし)!生で!直で見るのとは訳が違うじゃねぇーか!どうすりゃ良いんだ!』


--何故か、魔王さん(女バージョン)まで悶えながら、考えている事が全部出ていらっしゃる……きっと女神さんが通信魔法で繋いだんでしょうね〜酷いことをする……って!ちょっとまてよ?猫耳?!落ち着け私!


そして、私は恐る恐る手を上げて、頭上に付いているであろう物に触れてみる。すると耳は勝手に、自分の意思とは関係なく「ぴくぴく」動くのだ……


『メルティアちゃん!!そこで猫の手を作って、にゃんと言いましょう!絶対可愛いのでお願いします!』


2度目のお願いを女神さんから受けたが、そんな事をすれば、町民達は鼻血が出て倒れるのではないかと思い、お断する


「女神さん、町民の方が鼻血垂らして血塗れになったらどうするんです?面倒な事になりそうなのでしません!」


『まぁそうよね……私でも鼻血出そう、ルリちゃんは興奮し過ぎて先に逝ったわ……尻尾を見た瞬間にね?』


「え?……尻尾?ぎにゃ〜!!」


そう……尻尾も付いてました、しかも自由動かせる。どうしてこうなった!


『勇者ちゃん、すまんな〜勝手に憑依してもうたわ!』


「えぇっ?!」


『この間な?魔力を溜め込みすぎてな〜破裂寸前やったんよ〜おおきにな、それと今後ともよろしゅうお願いします!』


「はい……こちらこそよろしくお願いします」


『因みにやけど、猫耳と尻尾は消せるさかい、安心してや』


「良かったぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」


という事で港町での問題も解決し、新しい仲間?も入り、ますます賑やかになるメルティアの面々であった。




お疲れ様でした!Twitterの方の仲良くして下さっている方が、もふもふ言っていて、前からマスコットキャラみたいなのを本作に出そうと思っていて、どんな動物が良いか悩んだ挙句、1番好きな動物である、猫を選びました(笑)シュレヴィラさんをこれからよろしくお願いします!

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